勉強したい人のための 東洋医学のきほん
発売日 | 2009.02.20 |
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著者 | 後藤修司 監修/田中康夫 著 |
判型 | A5判/並製 |
ページ数 | 248 |
ISBN | 978-4-534-04517-1 |
価格 | ¥2,200(税込) |
東洋医学の根本的な考え方から実際の治療法まで、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師をめざす人や中医学・漢方を学びたい人にやさしく解説した最適の入門書。役立つ実用知識や、東洋医学の考え方の根幹となる「気」「陰陽論」「五行説」などもわかりやすく解説。
≪章立て≫
序章 東洋医学と日本の伝統医学
1章 からだの声で東洋医学を体験する
2章 東洋医学に見る病気のメカニズム
3章 東洋医学の診断・治療法
4章 いま広がる医食同源の考え方
5章 漢方薬のはなし
6章 鍼灸・あん摩マッサージ指圧のはなし
7章 医療としての気功のはなし
8章 「気」と「陰陽理論」を知る
9章 「五行説」と五臓のつながり
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詳細
序章 東洋医学と日本の伝統医学
1 中国伝統医学と日本の伝統医学
2 日本の東洋医学の変遷
3 東洋医学と西洋医学の治療のスタートとフィニッシュ
4 東洋医学を楽しく学ぶ3つのテクニック
1章 からだの声で東洋医学を体験する
1 からだの声を聴く診察
2 「食」とからだの「声」
3 「漢方薬」の体験法
4 ツボから聞こえる「声」
5 「呼吸」で聴くからだの「声」
6 東洋医学の理論を体験してみる
2章 東洋医学に見る病気のメカニズム
1 「気血が流れていること」と「温かいこと」が大事
2 気・血・津液(水)の異常
3 臓腑のつながりで維持されている生命
4 病気のメカニズム
5 からだと病気との戦い
6 病気の外的要因パターン
7 自然現象との病気のマッチング・モデル
8 病気の内的要因パターン
9 生活習慣に関する病因
3章 東洋医学の診断・治療法
1 東洋医学の診断のしくみ
2 診察データ収集法(望診)
3 聞診・問診・切診による診断
4 診察のデータ分類&処理
5 治療法選択のしくみ
6 個人に合わせた治療法の選択
4章 いま広がる医食同源の考え方
1 見直される「食べる医学」
2 体系化された栄養学
3 薬膳の基本は身近な自然素材
4 食材とヒトのマッチング
5 食物効能表とは?
5章 漢方薬のはなし
1 複雑系の薬物学
2 方剤のしくみ
3 個の匙加減と大量生産のエキス製剤
4 漢方薬のやさしさと副作用
5 薬効のメカニズム
6 日本漢方の処方システム
7 漢方処方の診断テクニック
6章 鍼灸・あん摩マッサージ指圧のはなし
1 ツボの医学
2 日本の鍼灸の歴史
3 日本の画期的な発明
4 ツボとは何?
5 灸治療モデル
6 人類最古の手技療法・あん摩
7 指圧――日本が生んだ画期的手技療法
8 あん摩マッサージ指圧の施療資格
9 国家資格の取得のしかた
7章 医療としての気功のはなし
1 生活のすべてが医学
2 医療気功のしくみ
3 内気功トレーニングの実際
4 気功の基本
8章 「気」と「陰陽理論」を知る
1 ヒトと自然は一体
2 「気」には2つの運動パターンがある
3 情報伝達という「気」のメカニズム
4 先天の「気」と後天の「気」
5 「気」がからだを流れるルート
6 超シンプルな陰陽理論の発想
7 陰極まれば陽になり陽極まれば陰になる
8 陰陽バランスとナイスショット
9 自然界すべてに当てはまるオールマイティ理論
10 エネルギーと物質の転換現象
9章 「五行説」と五臓のつながり
1 木・火・土・金・水が織りなす五行説とは
2 お互い関連し合う循環モデル
3 バランスが崩れ未病が始まる
4 画期的な診断・治療ツール、色体表の読み方
5 五行説と九星占い
6 複数理論の「つながり」が東洋医学の生理モデル
7 五臓と六腑の補い合う関係
8 循環器系と心のメカニズム
9 「肝」はからだを調整・制御する
10 「脾」の働きと生命力・消化吸収のメカニズム
11 「腎」の働きとホルモンの働き
12 「肺」は君主の命令を伝えるスポークスマン
付録 保険の対象になっている148のエキス製剤
索引
著者プロフィール
後藤修司 監修/田中康夫 著
1949年東京生まれ。東京教育大学、昭和大学医学部(公衆衛生学)卒。医学博士。学校法人後藤学園理事長。全日本鍼灸学会会長。
たなか・やすお
1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。大手ゼネコン会社をへて2001年コンサルタント会社を設立。バークレー鍼統合医療大学院の経営に参画。現在、インターナショナル医療福祉バークレー研究所事務局長。