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超雑学 読んだら話したくなる江戸・東京の歴史と地理

発売日 2010.03.23
著者 安藤優一郎
判型 四六判/並製
ページ数 224
ISBN 978-4-534-04693-2
価格 ¥1,404(税込)

江戸から東京へと移り変わった「東京」の歴史・文化とそれにまつわる地理・地名を紹介する。時代は関東大震災1923年(大正12年)頃まで。1項目1p図解を入れて詳しく解説。内容とリンクさせた江戸の名残を散策する「街歩きガイド」も掲載。

≪章立て≫
第1章 江戸の歴史・文化を知ろう
第2章 明治以降の東京の歴史を知ろう
第3章 江戸・東京のインフラ・建物を知る
第4章 現在の東京の地名のルーツを知る
第5章 江戸・東京 紙上散歩

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章立て

第1章 江戸の歴史・文化を知ろう

 諸大名が費用を負担

 江戸城を造ったのは、いったい誰か? 14

 武家地・町人地・寺社地

 人口100万人の江戸は武士の街だった 16

 上屋敷・中屋敷・下屋敷

 江戸城の周りは大名の屋敷で占められていた 18

 必要不可欠な庭園での接待

 江戸城の周りは大名庭園街だった 20

 治外法権を持つ外国大使館のような存在

 大名屋敷の内部はどうなっていたのか? 22

 旗本(上級幕臣)と御家人(下級幕臣)

 旗本八万騎は、江戸城の西側に集住していた 24

 御家人は組屋敷に居住

 御家人は集団生活を義務付けられていた 26

 御家人が支えた江戸の趣味文化

 旗本・御家人は不動産を有効活用していた 28

 居住形態は家持・家主・地借・店借

 江戸っ子はどこに住んでいたのか? 30

 参勤交代の恩恵を受けた御用商人

 江戸の大店は上方商人の出店だった 32

 水路を通った物質が荷揚げされる河岸

 江戸経済を支えたのは水運だった 34

 景気を左右した大名の江戸在府期間

 江戸っ子の生活は参勤交代に支えられていた 36

 職種がそのまま町名に

 職人は江戸城や大名の御用を務めるのが本職だった 38

 芝居街の移転で浅草はさらに歓楽街の中心へ

 江戸っ子は、どこで余暇を楽しんでいたの? 40

 広大な境内を誇る寛永寺・増上寺・浅草寺

 江戸は、京都や奈良に劣らぬ寺町だった 42

 境内の魅力あるイベントで集客

 寺社地(境内地)は税金が掛からなかった 44

 飲食街・娯楽街・芝居街として魅力アップ

 寺社の境内は江戸文化の発信地だった 46

 秘仏などを期間限定で公開する行事「開帳」

 寺社境内は営業合戦の場だった 48

 江戸城に神輿などが入る天下祭

 お祭りの主役は神輿ではなく山車だった 50

 浅草・上野・両国をはしごして御参り

 寺社境内には内外の観光客が押し寄せた 52

第2章 明治以降の東京の歴史を知ろう

 明治天皇の皇居に指定された江戸城

 いつから、江戸は東京になったのか? 56

 西丸御殿が焼失して赤坂離宮へ

 江戸城西丸御殿が天皇の最初の宮殿になった 58

 輸出を目指して桑畑や茶畑にしたが……

 皇居の周りの武家地を開墾して桑茶畑に 60

 新鮮さが求められる牛乳は東京近郊で

 東京の桑茶畑は牧場に転用された 62

 15区と6郡からスタート

 江戸御府内が東京府15区となり、東京市になった 64

 不平等条約の改正交渉を有利にする狙い

 いつから、霞が関は官庁街になったのか? 66

 三菱に払い下げられた丸の内

 丸の内のオフィス街は陸軍練兵場だった 68

 師団司令部・兵舎・軍事学校・軍事工場

 東京は日本最大の軍都だった 70

 本石町・兜町・蛎殻町・横山町・馬喰町

 明治に入って、日本橋は金融・問屋街として復活 72

 かつて金座が置かれた後藤屋敷が敷地に

 日本銀行は小判の鋳造場の跡地に立てられた 74

 一大ビジネス街から株屋町に様変わり

 株屋町“兜町”の歴史は明治にはじまる 76

 新両替町に置かれた銀座が由来

 銀座は煉瓦街やガス燈など文明開化の象徴だった 78

 貿易商人があまり住んでいなかった築地居留地

 築地は外国人しか住めない居留地だった 80

 “水の都”江戸を形づくった本所・深川地域

 東京の河川が富国強兵を支えた 82

 靖国神社・明治神宮・東郷神社・乃木神社

 明治以降、皇室・軍人ゆかりの神社が誕生していった 84

 道路の補修・整備、上水道の改良

 東京の都市改造のモデルはパリだった 86

 浅草と銀座を結ぶ地下鉄構想

 浅草と銀座が東京の二大盛り場だった 88

 災害を契機に失われていった江戸の名残

 関東大震災が江戸を“東京”に変えた 90

 閣議や議会などで利害関係から反対され……

 東京復興計画はなぜ頓挫したのか? 92

 東京市35区が東京23区に再編成

 東京23区の原型は昭和初期にできていた 94

第3章 江戸・東京のインフラ・建物を知る

 次々と撤去された江戸城の城門

 江戸城の遺産が都市改造に使われた 98

 老中など幕府に近い大名の屋敷があった西丸下

 幕府閣僚の公邸が皇居前広場になった 100

 焼け土で川や堀を埋め立て

 江戸城の堀や河川は高速道路と公園に変わった 102

 小石川後楽園・六義園・清澄庭園

 大名屋敷の名残は都立庭園に見つけられる 104

 品川宿・板橋宿・千住宿・内藤新宿

 江戸の宿場外れに日本最大の駅が設置された 106

 東京に鉄道が開業したのは明治になってから

 馬車鉄道から蒸気機関車、電車へ 108

 6年半にも及んだ東京駅の工事

 東京駅は大正になってから開業した 110

 政治都市か商業都市か議論は紛糾

 品川を港町にして“商業都市”東京を目指したが 112

 急がれた近代的な浄水場の構築

 新宿には淀橋浄水場という巨大な浄水場があった 114

 神田の青物市場から神田市場へ

 アキバは江戸三大市場(野菜)のひとつだった 116

 明治神宮・神宮外苑

 明治神宮の森は計画的な人工林だった 118

 上野公園・芝公園・浅草六区・深川公園・飛鳥山公園

 徳川家ゆかりの寺院境内が巨大な公園に姿を変えた 120

 青山霊園・谷中霊園・雑司ヶ谷霊園・染井霊園

 大名屋敷や寺院境内が都営の霊園になった 122

 文明開化のシンボルだった日比谷公園

 日比谷公園は、日本初の洋式公園だった 124

 照明用から燃料用に移行したガス

 電気の普及が東京の空を変えた 126

 急速に整備された幹線道路や補助線道路

 震災後、東京の道路は大幅に拡張された 128

 隅田川の復興六大橋

 震災が隅田川の橋を様変わりさせた 130

 防災のための火除地としての役割もあった公園

 隅田川沿いに公園が造られたのはなぜか? 132

 罹災者向けから最新設備を持つ住宅の供給へ

 同潤会アパートは震災がきっかけで生まれた 134

 隅田川の氾濫を防ぐ目的の荒川放水路

 洪水の被害がもう一つの荒川を生んだ 136

第4章 現在の東京の地名のルーツを知る

 丸の内が町名になったのは昭和になってから

 丸の内は江戸城内を表わす名称だった 140

 合併によって消えた日本橋区

 日本橋は日本橋川界隈の商人町を表わす言葉だった 142

 日比谷や八重洲などの地名は海辺に由来

 江戸は江戸湾(海)に面していた海辺の街だった 144

 川や堀が埋め立てられ橋も消える運命に

 江戸・東京は橋の多い街だった 146

 埋め立てて造られたので築地という名称に

 江戸の歴史は埋め立ての歴史でもあった 148

 水運の流通の拠点を表わす河岸

 “水運の町”江戸の名残が残った「河岸」という地名 150

 流域によって名称が変わった隅田川

 隅田川はいくつもの名前を持っていた 152

 谷や台といった地形に由来した地名

 東京の地形の起伏の激しさが町名に残った 154

 富士山や江戸港を望めることに由来した地名

 江戸・東京は坂が多く存在する街 156

 所属する組単位で住んだ御家人に由来

 御家人の職名が町名となった 158

 徳川家を支えた伊賀者に由来

 伊賀忍者が移り住み“伊賀町”と呼ばれた地域がある 160

 鍛冶町・大工町・伝馬町など職種に由来

 職種に応じた町名がいくつもあった 162

 八重洲・有楽町・内藤町(新宿)

 人の名前が地名として残った 164

 江戸が刻み込まれた駅名

 地下鉄の駅名として“江戸”が復活 166

 幕府の年貢米の蔵に由来した地名

 浅草の米蔵の前が蔵前と呼ばれるようになった 168

 材木商人や関連企業が集まっていた深川・木場

 材木置場が町名となった木場 170

 砲台を備え付けるための台場に由来した地名

 臨海副都心の開発において台場の地名が復活 172

 増上寺や永代寺の門前町であることが由来

 寺院にゆかりのある名前が町名や駅名として残った 174

 新宿とは新しい宿場町という意味

 江戸時代、新宿という町名は多くあった 176

 両国は橋の名前から生まれた

 江戸時代に両国という地名はなかった 178

第5章 江戸・東京 紙上散歩

 大手門・パレスホテル・平川門

 江戸城散歩 182

 丸ビル(大名屋敷街)・逓信総合博物館・皇居外苑

 丸の内散歩 184

 日本橋・一石橋・常磐橋

 日本橋散歩 186

 日比谷公園・南町奉行所・北町奉行所

 有楽町散歩 188

 築地本願寺・浅野内匠頭邸跡・慶應義塾発祥の地

 築地散歩 190

 江戸歌舞伎発祥の地・大根河岸青物市場跡

 銀座散歩 192

 烏森神社・塩釜神社

 新橋散歩 194

 増上寺・台徳院廟惣門・芝東照宮

 芝散歩 196

 赤坂豊川稲荷・赤坂氷川神社・勝海舟邸跡

 赤坂散歩 198

 善福寺・有栖川宮記念公園

 麻布散歩 200

 聖橋・湯島聖堂・神田明神

 神田散歩 202

 清水谷坂・大久保利通の碑・平河天満宮

 麹町散歩 204

 四谷見附・服部半蔵の墓・戒行寺・於岩稲荷

 四谷散歩 206

 牛込御門・神楽坂・善国寺・若宮八幡神社

 牛込散歩 208

 前田家の上屋敷・東大赤門・三四郎池(心字池)

 本郷散歩 210

 小石川後楽園・水戸家の屋敷・源覚寺・伝通院

 小石川散歩 212

 不忍池・清水観音堂・弁天堂・上野公園噴水

 上野散歩 214

 浅草寺・浅草神社・言問橋・待乳山聖天・猿若町

 浅草散歩 216

 両国橋広小路・回向院・両国国技館・江戸東京博物館

 両国散歩 218

 富岡八幡宮・深川不動堂・深川閻魔堂

 深川散歩 220

参考文献

著者プロフィール

安藤優一郎

あんどう・ゆういちろう
1965年生まれ。歴史研究家。99年国立歴史民俗博物館・特別共同利用研究員。江戸をテーマとする執筆活動を展開する傍ら、JR東日本・大人の休日倶楽部、NHK文化センター、朝日カルチャーセンター、読売・日本テレビ文化センターなどで、街歩きや江戸の史跡めぐりを中心とした講座の講師を務める。『江戸文化歴史検定出題問題公式解説集』小学館の1級編や千代田区観光協会主催「ちよだミニ検定」の監修や墨田区主催「ぶらり両国街かど展」のアドバイザーも務める。『江戸城・大奥の秘密』『江戸のエリート経済官僚』『将軍家御典医の娘が語る江戸の面影』『大名屋敷の謎』『幕末維新 消された歴史』『娯楽都市・江戸の誘惑』『観光都市 江戸の誕生』『大江戸お寺繁昌記』『龍馬を継いだ男 岩崎弥太郎』『大名庭園を楽しむ お江戸歴史探訪』『徳川将軍家の演出力』など江戸の著書多数の第一人者。

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