資本主義がわかる「20世紀」世界史講義

  • 電子書籍あり
発売日 2023.10.14
著者 的場昭弘
判型 四六判/並製
ページ数 328
ISBN 978-4-534-06040-2
価格 ¥1,980(税込)

マルクス研究の第一人者が,資本主義の世紀=20世紀を読み解いた、『「19世紀」でわかる世界史講義』の続篇。哲学・文学・宗教・民族・言語・芸術・モードまでを総動員、戦争、革命、冷戦、グローバリズムの世紀をつかむ“史的唯物論”とは異なる歴史哲学。

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詳細

第1章 ロシア革命が第一次大戦終結を急がせた ーヴェルサイユ条約の罪
第2章 第一次世界大戦後の経済 ー金ぴかのアメリカと賠償にあえぐドイツ
第3章 アメリカの大恐慌 ー戦争が終わったらクライシス・1920年代の栄光とその影
第4章 ソ連の発展 ー現実主義と理想主義の相克
第5章 ナショナリズムと国家の形成 ー大衆の向かう先
第6章 ファシズムの胎動 ー国家は道具が主体か
第7章 日本の独走 ー不戦条約と満州事変
第8章 科学の名のもとに ーユダヤ人虐殺と原子爆弾
第9章 社会主義の拡大と変質 ー一国社会主義の限界
第10章 二重性のアメリカ ー1945~1960年
第11章 植民地の独立 ー政治の解放、経済の隷従
第12章 戦後のヨーロッパと日本 ー冷戦下の選択
第13章 ベトナム戦争と1960年代 ー民衆の、民衆による戦い
第14章 アメリカの時代の陰り ー変動相場制と日本経済の伸長
第15章 新自由主義と社会主義世界の崩壊 ーアフガニスタン侵攻とレーガノミクス

著者プロフィール

的場昭弘

まとば・あきひろ


日本を代表するマルクス研究者、哲学者。マルクス学、社会思想史専攻。1952年、宮崎県生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。元・神奈川大学経済学部教授(2023年定年退職)。同大で副学長、国際センター所長などを歴任。


著書に『超訳「資本論」』全3巻(祥伝社新書)、『未来のプルードン』(亜紀書房)、『カール・マルクス入門』(作品社)、『「19世紀」でわかる世界史講義』『最強の思考法「抽象化する力」の講義』(以上、日本実業出版社)、『20歳の自分に教えたい資本論』『資本主義全史』(SB新書)、『一週間de資本論』(NHK出版)、『マルクスだったらこう考える』『ネオ共産主義論』(以上、光文社新書)、『マルクスを再読する』(角川ソフィア文庫)、『いまこそ「社会主義」』(池上彰氏との共著・朝日新書)、『復権するマルクス』(佐藤優氏との共著・角川新書)。訳書にカール・マルクス『新訳 共産党宣言』『新訳 初期マルクス』『新訳 哲学の貧困』(以上、作品社)、ジャック・アタリ『世界精神マルクス』(藤原書店)など多数


 

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