• 気にしていることがある
    年齢や容姿にコンプレックスを持っている可能性が高い。たとえ本音であっても「きれいですね」の一言で嫌われることもあるので相手の気にしているところがどこかをよく見極めたいもの。
  • 余計な一言に敏感
    自己否定の強い人ほど話をネガティブに受け取りがち。ちょっとした一言にも敏感に反応して「私のことを悪く言った」と解釈されやすい。
  • 自慢話に要注意
    とくに恋愛のことを話すときは、うまくいっていても問題があるように話したほうが無難。恋愛コンプレックスのあるお局様は多い。反面、お金は持っている人が多いので、お金に関する話題は比較的大丈夫。
  • 自分が知らないことが許せない
    お局様は情報通な場合が多いため、自分が知らなくて後輩が知っている話は地雷だと考えたほうが安全。万が一、この地雷を踏んでしまったら即座に謝罪したほうがよい。
  • 細かいところばかりをチェックする
    仕事の仕方から服装、髪型まで細かいところに気づいて指摘してくる。

(『心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ』P.179より)

地雷を踏みぬかないためのトレーニング

距離を置けない事情があるならば、踏み抜かないためのトレーニングをしておくのが望ましいでしょう。方法としては「聞き上手になる」「相手の魅力や価値に気づく」の2つがあります。同様に見てみましょう。

聞き上手になる

お局様の話は、できるだけちゃんと聞くように心がけるのがよい関係を築く近道です。それは彼女の地雷ポイントを探る上でとても大切な行為です。彼女が気にしている分野(例えば、服装だったり、言葉づかいだったり、仕事の早さだったり)は必ず発言の端はし々ばしに出てきます。また、話を聞いてあげることで彼女にとってあなたは味方になりますから、守ってもらいやすくなります。

相手の魅力や価値に気づく

お局様は否定的なことを言ってくることが多く、言われたほうは、傷ついたり、自信を失ったりしがちになります。それによって委縮してしまい、受け身の姿勢でいると、ますます委縮してしまうもの。そこで、そんなお局様のいいところはどこかを意識してよく観察してみます。

これは、どうせ毎日顔を合わせるなら自分をいい気分にしなければ、という心がけの1つ。その見つけた魅力や価値は本人に伝える必要は必ずしもありませんが、自分の意識や考え方、そして、気分を変えると相手に与える印象も変わっていくものです。

(『心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ』P.180-181より)


会社に所属するにしろフリーランスにしろ、お金を稼いで社会を生き抜いていくために実務能力や考え方、基礎スキルを磨くのは大事です。しかし、本当に優先しなければならないのは「自分の心と体を守る術を身に付ける」こと。人間関係で自分のメンタルをすり減らさないためにも、こうした「心を守る術」を身に付けてみてはいかがでしょうか。

さて、この短期連載も次回で最終回。最後は「お金について考える」がテーマです。お楽しみに!