「いちいち細かくてうるさいんだよアイツ」「口を開けば愚痴と陰口ばかりでとにかくうざい」「視界に入るだけでなんかイラっとくる」……etc. 理由はさておき、誰しも嫌いな人・関わりたくない人の一人や二人はいるものです(最後の例はちょっと理不尽ですが……)。そういった人と一切関わることなくいられたらどんなに素晴らしいことでしょう。

しかし、現実ではSNSのように関わりたくない人をブロックすることはできません。会社・学校・ご近所づきあいなど、どうしても関わりをもたざるをえない場面が少なからずあります。

そこでこの記事では、『なんかうまくいかない人間関係の悩みがなくなる本』(河合薫 著)をもとに、大多数の人が避けたがる“嫌なヤツ”を7つのタイプに分け、それぞれどのように対処していけばいいのかを2回に分けてお伝えします(本記事中の引用部分は、すべて同書より)。

1. 意識とプライドの高さ“だけ”は超一流 ――自称“できるヤツ”

はたから見ても能力が明らかに追いついていないのに、自信だけは人一倍。ここ数年「意識高い系」という言葉が広く使われるようになりましたが、その手のタイプにもどこか通じるところがある人たち。自分に酔ってるだけの状態なら実害はないのでまだマシですが、「○○君は使えないね」と攻撃性を発揮するようになると途端に困った人にチェンジします。

また、意識とプライド“だけ”は高いので、自分が怒られたりすると「こんな会社、別にいつでも辞められるし。自分がいないと回らない仕事もあるから、そうなると困るのは会社でしょ」といった負け惜しみを言いがちなのもこのタイプに多い特徴です。

対処法:とりあえず、おだてておく

この手の人たちには、真っ向からぶつかりあってもメリットはありません。下記のようにとりあえずおだてることで相手の承認欲求を満たし、必要最小限の関わりで済ませるのが「賢い大人のやり方」と言えるでしょう。

「サルもおだてりゃ木に登る」と言いますが、自称“できるヤツ”はおだてるしかありません。「すごい!」「さすが!」「ごもっとも!」……この3つの言葉だけで、会話は成立するはずです。

いちいちおだてるのはめんどくさいかもしれませんが、「すごい!」「さすが!」「ごもっとも!」しか反応がなければ、さすがにさみしくなって偉ぶることも減ってくることでしょう。

(p.63より)

2. その姿、まさに地雷のごとし ――ウジウジ子羊ちゃん