『文章を書く』ことの苦手を好きにかえる

「文章を書くことがストレスです」
「文章を書くことが苦手で……」
「文章を書くのに時間がかかります」

そんな「文章アレルギー」の人は多いのではないでしょうか? しかし、文章を書けるかどうかは、仕事の成果や周囲の評価に大きく関わります。

そんな文章に関する「困った」にやさしく応えてくれるのが、『そもそも文章ってどう書けばいいんですか?』を著書にもつ、山口拓朗さんです。

この連載では、これまでライターとして数多くの取材・インタビューを経験した中から導き出した、「書くことが嫌い」を「書くことが好き」へと変える、文章作成のコツを教えてもらいます。

著者プロフィール

山口拓朗(やまぐち・たくろう)

伝える力【話す・書く】研究所所長。山口拓朗ライティングサロン主宰。出版社で編集者・記者を務めたのち、2002年に独立。26年間で3600件以上の取材・執筆歴を誇る。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて、「1を聞いて10を知る理解力の育て方」「好意と信頼を獲得する伝え方の技術」「伝わる文章の書き方」などの実践的ノウハウを提供。著書に『「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全』(ダイヤモンド社)、『マネするだけで「文章がうまい」と思われる言葉を1冊にまとめてみた。』(すばる舎)、『1%の本質を最速でつかむ「理解力」』『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』『何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術』(以上、日本実業出版社)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『ファンが増える!文章術——「らしさ」を発信して人生を動かす』(廣済堂出版)ほか多数。

タイパをよくするメールのテンプレート活用術

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2023/04/05 11:47

fujiwara24092590_s/Photo AC

一生モノのスキルになる!
『文章を書く』ことの苦手を好きにかえる方法  <連載第62回>

伝える力【話す・書く】研究所を主宰し、「文章の書き方」に精通する山口拓朗さんに書き方のコツを教わります。今回は「メール作成の効率化」について。

よく使う文面は、テンプレートを用意しておこう

毎日、メールのやり取りに忙殺されている——ビジネスパーソンの中には、そんな悩みを抱えている人も少なくないはずです。メール作成に費やす時間は馬鹿になりません。仕事柄、よく書く内容のメールがあるなら、あらかじめ文面をテンプレート(定型文・雛形)化しておくと重宝します。

テンプレートには「○」「●」「▲」「△」などの記号で空きスペースを設けておきます。これらの記号部分は、そのつど、届ける相手に応じて書く内容を変えるところです。

以下、テンプレートの例をいくつかあげてみましょう。

【◯◯をメールで送付する際のテンプレート】

●●様

お世話になっております。
株式会社アップリンクスの山口です。

ご依頼いただいた○○をお送りいたします。
データ(PDF)を添付しておりますので、よろしくご査収願います。

何か不備などございましたら、お知らせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

【受け取り確認メールのテンプレート】

●●様

いつもお世話になっております。
株式会社アップリンクスの山口です。

◯◯をお送りいただき、ありがとうございます。
たしかに拝受しました。

拝読のうえ、改めてご連絡いたします。
引き続き、よろしくお願いいたします。

【日程候補の案内メールのテンプレート】

●●様

お世話になっております。
株式会社アップリンクスの山口です。

ご返信いただき、ありがとうございます。
興味をお持ちいただき、嬉しいです。

早速ですが、一度打ち合わせの時間をいただけますと幸いです。

私の都合で申し訳ございませんが、
来週であれば、下記の日時が空いております。
いかがでしょうか。

■◯月◯日(◯)◯時〜◯時
■◯月◯日(◯)◯時〜◯時
■◯月◯日(◯)◯時〜◯時

ご都合がつかないようでしたら、
再来週以降で、●●様のご都合の良い日時をお知らせください。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

テンプレートに頼りきることは禁物

このように、よく使うメールの文面をテンプレート化しておくことによって、メール作成の時間短縮を図ることができます。その結果、本業に集中でき、仕事の効率と生産性を高めることができるのです。

ただし、テンプレートを使うときは、そのまま使ってもOKかどうか注意深くチェックする必要があります。

たとえば、「○」「●」「▲」「△」などの記号(空きスペース)が残ったまま送ってしまうのはNGです。相手にいぶかしがられたり、「雛形を使って(安直に)送ってきたのか」と思われるなどして、心証を悪くしてしまう恐れがあります。おかしな内容、不自然な記述になっていないか、必ず見直してから送信しましょう。

場合によっては、相手向けの特別な情報を盛り込んだり、お礼のメッセージを添えたりするなど、臨機応変にアレンジする必要もあります。社会人に必要なのは、タイパ(時間対効果)の意識「テンプレート+α」で書く技術です。


山口拓朗(やまぐち・たくろう)

伝える力【話す・書く】研究所所長。山口拓朗ライティングサロン主宰。出版社で編集者・記者を務めたのち、2002年に独立。26年間で3600件以上の取材・執筆歴を誇る。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて、「1を聞いて10を知る理解力の育て方」「好意と信頼を獲得する伝え方の技術」「伝わる文章の書き方」などの実践的ノウハウを提供。著書は『マネするだけで「文章がうまい」と思われる言葉を1冊にまとめてみた。』(すばる舎)、『1%の本質を最速でつかむ「理解力」』『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』『何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術』(以上、日本実業出版社)、『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)、『ファンが増える!文章術——「らしさ」を発信して人生を動かす』(廣済堂出版)ほか多数。

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