人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

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東海道を歩いてみた2021(通算25回)

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2021/05/10 10:14

越すに越されぬ大井川

ゴールデンウィーク中の天候のよかった5月4日、2年振りに東海道ウォーキングに行ってきた。直前に別の仕事の関係でPCR検査陰性を確認済の上、基本外を歩くだけなので再開した。今回の出発地は静岡県の藤枝宿。新幹線で静岡に行き、在来線に乗り換えて藤枝駅で下車。少し歩いた藤枝宿跡からスタートだ。

松並木の残る藤枝宿付近

藤枝宿から島田宿の間はほぼ旧国道1号線(県道381号線)とその裏道で、途切れることなく家並みが続いている。わずかに両脇の松並木が街道の名残だ。

島田宿は大井川の左岸にあり、大きな宿場として栄えていた。というのも、大井川の水量が増えて川留になると旅人はここで足止めとなり、逗留せざるを得ないからだ。島田市博物館によると最大で28日間も川留めになったことがあるという。『吾妻鏡』の建久元年(1190)12月23日の条には京から鎌倉に戻る源頼朝が宿泊したことが記されているなど、古くからの宿場であった。

渡し場の跡に橋はなく、ぐるっと北側を大きく迂回して大井川を渡ると、対岸には金谷宿がある。京から来た旅人はここで足止めとなった。金谷宿を出ると、東海道の難所の1つ、金谷峠と日坂峠の難所に差しかかる。

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