あなたの存在感を高める年始の挨拶テクニック！

まもなく令和になって、初めてのお正月がやってきます。今年は、途中で年号が変わったので、令和という新しい時代の訪れを今一度実感する瞬間になりそうで、ちょっとワクワクしています。

そして、お正月が明けるとすぐに始まるのが年始の挨拶まわり。社内でも社外でも「明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします」というのが定型パターンですが、インパクトに欠けて「今年は何かやってくれそう！」という期待感も持たせられません。

そこで今回は、相手の心を動かす年始の挨拶を作る「コメントテクニック」をご紹介します。

1つ目のコメントテクニックは「○○のように」と、干支にかけた比喩表現です。「明けましておめでとうございます。今年はねずみのように小回りの利く仕事をしたいと思っています」などと比喩を使ったコメントは、相手がイメージしやすく、また「うまいことを言うな!」と相手からの評価が上がる表現です。

2つ目は、数字を使ったコメントテクニック。たとえば「御社にご満足いただけるよう、より良い製品、より良いサービスを提供したいと思っております」と言われても、ぼんやりとしたコメントになってしまいます。

そこで「明けましておめでとうございます。今年は、御社の満足度を2倍にできますよう、より良い製品、より良いサービスを提供したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします」とすれば、「2倍」という数字が入ったことで鮮明なイメージが出てきます。

ただ、この数字を「5倍」「10倍」と言ってしまうと、誇大広告感がありますので、実現できそうな数字で留めておくのがいいでしょう。

3つ目は具体例を使ったコメントテクニック。あまり仕事をアピールしなくても良い同僚や、仕事以外の知人との挨拶は、「明けましておめでとうございます。今年は、ホノルルマラソン出場を目標にがんばります!」のようなプライベートの目標を具体的に伝えるのも良いでしょう。「○○さん、今年もはりきってるな!」と明るく前向きな印象を相手に与えることができます。

このコメントのツボは「具体例を入れる」こと。漠然と「今年もマラソンをがんばろうと思っています!」と言われるよりも、「ホノルルマラソン」という具体例を入れることでイメージを伝えやすくなります。ハワイの青い海とヤシの木を背景にあなたが走っている姿を相手に思い描いてもらえるでしょう。

今回ご紹介したコメントテクニックは、年始の挨拶だけでなく、会議の席で感想を述べたり、本や映画を見た後の感想など、自分の思いを相手に伝えたいときのあらゆるシーンで使えます。

コメント上手になれば、「○○さん、今年はひと味違うよね!」と周りからの評価も高くなるでしょう。