気の利いたモノの言い方・伝え方

「私の言うことって、どうしてうまく伝わらないのだろう」
「あのとき言ったことで、なぜムッとされたのだろう」
言葉は、自分が思っていた通りに受け取られないもの。職場で、あるいは別の場所で上にあるような思いをした人も多いのではないでしょうか。

そこで、テレビ朝日を退社後、フリーアナウンサーや話し方講座の講師として活躍する渡辺由佳氏が「なぜ、この言い方はダメなのか」「どのように言い換えれば好感を得られるのか」を改善前後の対比で解説!

今日から「ちょっと感じのいい人」と思われる、話し方のワンポイントを解説します。
(毎月第3金曜日更新予定)

著者プロフィール

渡辺由佳(わたなべ・ゆか)

1964年、東京都生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。テレビ朝日にアナウンサーとして入社。報道から社会情報番組まで多数の人気番組を担当。1993年に独立。以後、フリーアナウンサー、話し方講師としての活動を始め、テレビ朝日アナウンサースクールやシェリロゼ(自分磨きスクール)で指導を行なうほか、「ビジネスマナー」「コミュニケーション」「ビジネスメール」をテーマに企業向けのセミナー講師も務める。2016年より大妻女子大学文学部非常勤講師を務める。

著書に、『会話力の基本』(日本実業出版社)、『スラスラ話せる敬語入門』『サクサク書けるビジネスメール入門』(以上、かんき出版)、『気の利いた「ひと言」辞典』(講談社)などがある。

ブログ:渡辺由佳の素敵なことば探し
http://ameblo.jp/sutekinakotoba/

接点の少ない人と飲み会で隣り合わせたときのひと言

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2018/11/16 11:03

(photo by assy/fotolia)

たとえば、会社の飲み会で普段あまり会話をしない人と隣り合わせになったとき、どうやって会話のきっかけをつかめばよいか悩ましいところだと思います。しかし、仕事で何の接点もない人だったとしても、その場を見渡すと会話のきっかけとなる材料は必ずあるものです。

【改善前】

○○さん、鶏のから揚げ、取りますか?

【改善後】

○○さんも、鶏のから揚げ、いかがですか?

会話のきっかけの材料

「こちらのお店、以前にもいらしたことはありますか?」「アルコールは、何がお好きですか?」など、まずは、誰にでも使える話題できっかけをつかみましょう。

「いかがですか?」は相手を思いやる表現

その後、もうひとつ話が盛り上がらないときは、少し離れたところにある大皿料理を取るときがチャンスです。自分は手が届くけれど、隣の○○さんは届かないと思ったら、ぜひ、ひと声かけたいものです。

「○○さん、鶏のから揚げ、取りますか?」と声をかけると、相手に欲しいかどうかをストレートに聞いているだけです。しかし、「○○さんも、鶏のから揚げ、いかがですか?」というひと言を使うと、相手に勧めているニュアンスが加わり、相手への思いやりがぐっと増した表現に変わります。

誰でも自分のことを大切に思ってくれる人には、自然と心が開かれるものです。「実は鶏のから揚げが大好物で…」などと、食べ物談義で盛り上がるかもしれません。

飲み会は、普段、話をしない人と心の距離を縮める絶好の機会です。ぜひこのチャンスを活かしていきたいものです。


本連載は、企業の総務・経理・人事向け月刊専門情報誌「企業実務」から一部編集のうえ転載したものです。ご購読・見本誌をご希望、お問い合わせにつきましては下記バナーをクリックしてください(関連会社のサイトに遷移します)。

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好かれる人が絶対しないモノの言い方

ちょっとしたひと言で、誤解や気持ちのすれ違いはスッキリなくなる! 言葉が生まれる前の「気持ち」をていねいに掘り下げながら、相手に好印象を与える「モノの言い方」を、NGとOKを対比し、どのように言い換えればよいのかを解説します。

著者:渡辺由佳

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