〈死〉からはじまるクラシック音楽入門

発売日 2024.03.08
著者 樫辺勒
判型 四六判/並製
ページ数 320
ISBN 978-4-534-06085-3
価格 ¥2,420(税込)

あらゆる音楽は沈黙(無=死)から生起し、沈黙へ還る。特にクラシック音楽では、死を題材とするレクイエム、ミサ曲、葬送行進曲のほか、交響曲、ピアノ作品などでも死がテーマとなっている。音楽史も流れもつかめる〈死〉からはじめる新しい西洋音楽入門。

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詳細

序奏 プロローグー『超人バロム・1』の主題歌で泣く
第1楽章 詩篇ークラシックの源泉としての〈悲運〉
第2楽章 ギリシャ悲劇ー死すべき身の〈悲しみ〉を”ルネサンス”する
第3楽章 レクイエムと怒りの日ー最後の審判の曲を審判する
第4楽章 葬送行進曲ー棺に納まって担がれているのは誰か
第5楽章 死の舞踏ー誘われているのか誘わせているのか
終楽章 白鳥の歌ー音楽に死を託す
あとがきに代えてー聴衆は何を聴き取ったのか

著者プロフィール

樫辺勒

かしべ・ろく


本名:片岡 力(かたおか ちから)。フリーの書籍編集者・文筆家。1961 年宮城県塩竈市生まれ。人文書版元の編集者を経て独立。特撮から哲学までサブカル・人文書を幅広く手がける。またTV 番組『仮面ライダー響鬼』では設定を担当。2023 年、小説「ホダニエレーガ」で第6回仙台短編文学賞・河北新報社賞を受賞。


著書:『「仮面ライダー響鬼」の事情 ドキュメント ヒーローはどう<設定>されたのか』『哲メン図鑑 顔からわかる哲学史』(ともに五月書房)、『小説 写真甲子園 0.5 秒の夏』(新評論)、『幕末ラッパー』(私家版)、雑誌論稿:「芹澤科學研究所の「ユタカテレビ」初代『ゴジラ』再論」(『近代文学合同研究会論集』第15号所収)、「独立国家をめざして漂流する双子のコミューン 人形劇『ひょっこりひょうたん島』『吉里吉里人』」(『東京人』2020 年11 月号所収)ほか。また企画編集した音楽関連書には、宮本文昭著『宮本文昭の名曲斬り込み隊』、新田ユリ著『増補改訂版 ポホヨラの調べ シベリウス、ニルセンからラウタヴァーラまで 実演的! 北欧名曲案内』、三枝成彰編著『ベートーヴェンは凄い! 交響曲全9曲連続演奏会の記録 2003-2020』(すべて五月書房/五月書房新社)などがある。

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