人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

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東海道ウォーキング (通算28回) 中間点の袋井宿

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2022/05/16 13:52

掛川宿からは単調な平地の道が続く。ときどき出現する松並木がアクセントとなるくらいで、大きな起伏もない。

順調に歩いていくと、昼前には袋井宿に到着した。袋井宿は東海道のちょうど中間点にあたるらしく、「東海道ど真ん中茶屋」という看板とともに休憩所があった。

ここでお茶をふるまわれ、しばし歓談。最初に歩き始めてからはすでに15年ほど経過しており、これでやっと半分とすると、今後は相当スピードをあげないとゴールは覚束ない。最近は東海道を歩く人は増えているとのことで、休憩している間にも次の人達が到着。なんと2回目の東海道ということで驚いた。

袋井宿から先も郊外の住宅地を歩き、次の見付宿へ。現在の磐田市である。もともとは宿場町と同名の見付町という自治体だったが、東海道線の駅が出来た中泉地区が発展。1940年に見付町と中泉町が周辺の2村と合併した際に、郡名の磐田をとって磐田町となり、戦後磐田市に昇格した。

今ではサッカーのまちとして知られるが、磐田というと遠江国分寺と府八幡宮だ。残念ながら両方に立ち寄る時間はなく府八幡宮のみ参拝し、磐田駅前で西に直角に折れて次の浜松宿を目指した。

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