気の利いたモノの言い方・伝え方

「私の言うことって、どうしてうまく伝わらないのだろう」
「あのとき言ったことで、なぜムッとされたのだろう」
言葉は、自分が思っていた通りに受け取られないもの。職場で、あるいは別の場所で上にあるような思いをした人も多いのではないでしょうか。

そこで、テレビ朝日を退社後、フリーアナウンサーや話し方講座の講師として活躍する渡辺由佳氏が「なぜ、この言い方はダメなのか」「どのように言い換えれば好感を得られるのか」を改善前後の対比で解説!

今日から「ちょっと感じのいい人」と思われる、話し方のワンポイントを解説します。
(毎月第3金曜日更新予定)

著者プロフィール

渡辺由佳(わたなべ・ゆか)

1964年、東京都生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。テレビ朝日にアナウンサーとして入社。報道から社会情報番組まで多数の人気番組を担当。1993年に独立。以後、フリーアナウンサー、話し方講師としての活動を始め、テレビ朝日アナウンサースクールやシェリロゼ(自分磨きスクール)で指導を行なうほか、「ビジネスマナー」「コミュニケーション」「ビジネスメール」をテーマに企業向けのセミナー講師も務める。2016年より大妻女子大学文学部非常勤講師を務める。

著書に、『会話力の基本』(日本実業出版社)、『スラスラ話せる敬語入門』『サクサク書けるビジネスメール入門』(以上、かんき出版)、『気の利いた「ひと言」辞典』(講談社)などがある。

ブログ:渡辺由佳の素敵なことば探し
http://ameblo.jp/sutekinakotoba/

プライベートで悩んでいそうな人がいたときのひと言

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2019/07/19 16:13

(photo by VadimGuzhva/Adobe Stock)

「心配していた健康診断の結果がよくなかった……」「長い間お付き合いをしていた人と別れてしまった……」など、同じ職場の人が仕事以外の悩みを抱えていることもあるかと思います。職場で元気がないように見える相手にどのような声をかけてよいものか、周りにいる人たちも悩ましいところです。

【改善前】

何かあったの?

【改善後】

もしよかったら、いつでも話を聞くよ

興味本位と誤解されないように

そのようなときに、「何かあったの?」と言ってしまうと、まったくそんなつもりがなかったとしても、興味本位で聞いているように受け取られる可能性があります。プライベートな悩みは誰にでも打ち明けられるものではありません。打ち明けたい相手もいれば、この人には話したくないという場合もあるでしょう。

ですので、そのようなときは、相手の気持ちを尊重するニュアンスを言葉で表現したいものです。

クッション言葉を使う

不躾な印象を与えない言い方としてお勧めなのが、いわゆる「クッション言葉」を使った伝え方です。

「もしよかったら、いつでも話を聞くよ」という言葉がけの「もしよかったら」というクッション言葉を使うことで、「話しても話さなくてもいいけれども、もし私に話すことで気持ちが楽になるならば、いつでも話してくださいね」という相手の気持ちを尊重した言い方ができます。

悩んでいるときこそ、周りの温かい一言が身に沁みるものです。もし、悩みを打ち明けられても、そうでなかったとしても、相手のことを思い、心配する気持ちを伝えることは大切だと思います。


本連載は、企業の総務・経理・人事向け月刊専門情報誌「企業実務」から一部編集のうえ転載したものです。ご購読・見本誌をご希望、お問い合わせにつきましては下記バナーをクリックしてください(関連会社のサイトに遷移します)。

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好かれる人が絶対しないモノの言い方

ちょっとしたひと言で、誤解や気持ちのすれ違いはスッキリなくなる! 言葉が生まれる前の「気持ち」をていねいに掘り下げながら、相手に好印象を与える「モノの言い方」を、NGとOKを対比し、どのように言い換えればよいのかを解説します。

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