日本語力の基本

発売日 2011.11.24
著者 野口恵子
判型 四六判/並製
ページ数 192
ISBN 978-4-534-04886-8
価格 ¥1,430(税込)

文法や慣用表現の誤用、過剰敬語など、世に氾濫する「怪しい日本語」を取り上げ、どこがおかしいのか、正しい用法はどれかをやさしく解説します。知らないうちに恥をかいているかもしれません。正しい知識をつけて、誤解のないコミュニケーションを!

≪章立て≫
第1章 つい、使ってしまう、ちょっとおかしな表現
第2章 しっかり覚えたい言葉の意味と使い方
第3章 丁寧化しすぎ!? おかしな敬語
第4章 文法や「てにをは」のルールを復習しよう
第5章 知らないと恥ずかしい漢字・ことわざの使い方

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章立て

はじめに

第1章 つい、使ってしまう、ちょっとおかしな表現

 hint01 相手の好意を断るときに「大丈夫です」と言う? 10

 hint02 「~てもらってもいいですか」は 新しい「依頼の表現」? 13

 hint03 「暑いかもしれない」は、「エアコンをつけてください」の同義語かもしれない 17

 hint04 「~かなあと思います」「~というふうに思います」では、意思は伝わらない 20

 hint05 「~でお願いします」およびそれを短縮した「~で」 23

 hint06 「~かねます」は丁寧な否定表現なのか 28

 hint07 紋切り型報道文(1) 「~ことがわかった」 31

 hint08 紋切り型報道文(2) 「~としている」 33

 hint09 「確認」という言葉の意味を確認すべし 36

 hint10 「すごすぎる」は純粋な賛辞か 39

 hint11 紋切り型の謝罪表現 42

 hint12 誤用から慣用へ?(1) 「お気をつけて」「お声がけください」 44

 hint13 誤用から慣用へ?(2) 「とんでもございません」など 47

 hint14 話を端折りすぎない 49

 hint15 音位転換「ふいんき」「おさがわせ」 51

 hint16 愛犬は「死ぬ」のか「亡くなる」のか 53

 hint17 デジタルな会話 56

第2章 しっかり覚えたい言葉の意味と使い方

 hint18 不自然な名詞化を避ける(1) 「お客様混雑」 60

 hint19 不自然な名詞化を避ける(2) 「休み止め」「食い飽き」「お客様対応」 63

 hint20 決まった言い方を尊重する(1)

     「雪辱を晴らす」「いさぎがいい」「一つ返事でOKする」 66

 hint21 決まった言い方を尊重する(1) 「予断を許してはいけない」「琴線を揺さぶる」 69

 hint22 決まった言い方を尊重する(3) 「存亡の危機」「きめ細やか」 71

 hint23 言葉は正しい意味で使用する(1) 「太っ腹」「敷居が高い」 73

 hint24 言葉は正しい意味で使用する(2) 「破天荒」 75

 hint25 言葉は正しい意味で使用する(3) 「よもや」「おいそれと」 77

 hint26 言葉は正しい意味で使用する(4) 「すべからく」「やおら」 79

 hint27 言葉は正しい意味で使用する(5) 「役不足」「潮時」 81

 hint28 言葉は正しい文脈で使用する(1) 「あわや」 84

 hint29 言葉は正しい文脈で使用する(2) 「ともすると」「晴れて」「弱冠」 87

 hint30 「前夜」「翌週」の使い方 89

 hint31 相反する二つの意味で使われるようになった(?)言葉 「煮詰まる」「耳ざわり」 91

 hint32 重複表現に注意する 「今の現状」「日本に来日する」「筋肉痛が痛い」 93

 hint33 発話者の意図と受け手の解釈に大きなずれの生じる言葉があることを知っておく 96

第3章 丁寧化しすぎ!? おかしな敬語

 hint34 謙譲語に現れる「を入れ」という誤用 100

 hint35 尊敬の二重敬語 103

 hint36 謙譲語を尊敬語として使用する誤り(1)

     自分の側のことを述べるときに用いる謙譲語を尊敬語のつもりで使用する 105

 hint37 謙譲語を尊敬語として使用する誤り(2) 「お~する/ご~する」の謙譲語 107

 hint38 「れる/られる」の尊敬語で注意しなければならないこと(1)

     受身なのか可能なのか尊敬なのか紛らわしいケース 109

 hint39 「れる/られる」の尊敬語で注意しなければならないこと(2)

     「(時間が)たたれる」「起きられている」「話しておられる」 112

 hint40 「れる/られる」の尊敬語で注意しなければならないこと(3)

     「ご指摘される」「ご愛用される」「お出かけされる」「ご留学される」 115

 hint41 「させていただく」の過剰使用と「さ入れ」現象 118

 hint42 「~ております」と言うべきところに「~てございます」を使う誤り 121

 hint43 敬語の統一をとり、不要な敬語は使わない 123

 hint44 「お」「方」を適切に用いているか考える 126

 hint45 誰に対して敬意を表しているのかを考える 129

 hint46 「存じ上げる」と「存じる」を使い分ける 132

第4章 文法や「てにをは」のルールを復習しよう

 hint47 「ら抜き」言葉 136

 hint48 「れ足す」言葉 139

 hint49 もう一つの「さ入れ」現象 動詞の否定形や形容詞に挿入される余計な「さ」 141

 hint50 「いただく」に先行する助詞は「に」 143

 hint51 「する」の前には「を」が必要との思い込みから生まれた「を入れ」 147

 hint52 助詞「が」から「を」へ? 150

 hint53 「前に」に先行する動詞の形は終止形 153

 hint54 動詞? 形容詞? 副詞? 「違くて」「みたく」「すごいきれい」 155

 hint55 「わかる」の受身は「わかられる」? 「耐えうることができる」と言えるのか 158

第5章 知らないと恥ずかしい漢字・ことわざの使い方

 hint56 漢字の読み間違い(1) 「シュツゴク」「ジジカイ」など 162

 hint57 漢字の読み間違い(2) 「タニンゴト」「シツビョー」 164

 hint58 漢字熟語 侃侃諤諤、喧喧囂囂、喧喧諤諤 166

 hint59 同音異義語(1) 「配付」「配布」 168

 hint60 同音異義語(2) 「意志」「意思」 169

 hint61 同音異義語(3) 「回答」「解答」 170

 hint62 同音異義語(4) 「開放」「解放」 171

 hint63 同音異義語(5) 「改定」「改訂」 172

 hint64 同音異義語(6) 「清算」「精算」 173

 hint65 同音異義語(7) 「対称」「対象」「対照」 174

 hint66 同音異義語(8) 「追及」「追求」「追究」 175

 hint67 同音異義語(9) 「保証」「保障」「補償」 176

 hint68 同音異義語(10) 「感心」「関心」「歓心」 177

 hint69 ことわざ・慣用句(1) 「情けは人のためならず」「他山の石」 179

 hint70 ことわざ・慣用句(2) 「一姫二太郎」 182

 hint71 ことわざ・慣用句(3) 「流れに棹さす」「耳が痛い」 185

 hint72 ことわざ・慣用句(4) 「ぞっとしない」「気が置けない」 188

著者プロフィール

野口恵子

のぐち・けいこ
1952年愛知県生まれ、東京育ち。日本語・フランス語教師。青山学院大学文学部フランス文学科卒業後、パリ第八大学に留学。放送大学「人間の探究」専攻卒、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学。フランス語通訳ガイドを経て、90年より大学非常勤講師。文教大学、東京富士大学、国立看護大学校で教鞭をとる。著書に『かなり気がかりな日本語』(集英社)、『バカ丁寧化する日本語』(光文社)がある。

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