図解 SCMのすべてがわかる本

発売日 2008.06.18
著者 石川和幸
判型 A5判/並製
ページ数 224
ISBN 978-4-534-04398-6
価格 ¥1,980(税込)

たくさんの成功事例に関与したコンサルタントが、SCMの基本から生産計画、需要予測、販売計画、需給計画などの立案・改善のポイント、構築するためのステップまでをわかりやすく解説。これから導入する方はもちろん、再構築する方にもぜひお勧めしたい一冊です。

≪章立て≫
第1章 SCMで何が実現するのか
第2章 物流は競争力を生むインフラ
第3章 SCMは販売計画からスタートする
第4章 とても重要な需給計画
第5章 SCMをスムーズに進める生産計画
第6章 調達計画とサプライヤー
第7章 実行業務のスピードが競争優位を生み出す
第8章 拡大するSCM領域に先手を打つために
第9章 SCMの過去と将来の課題
第10章 より強力なSCMのための「紐」解きと「編み上げ」
第11章 SCM構築手順のポイントを理解する

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詳細

第1章 SCMで何が実現するのか

 1. 組織・会社の壁を取り払う 12

 2. 「ムダをなくして儲け続ける」ことがSCMの目的 14

 3. SCMを支える仕組み 16

 4. 「需要」と「供給」の情報がSCMを動かす 18

 5. SCMの形態は業種・会社によってちがっている 20

 6. SCMの評価が高いと企業の評価も高い 22

 7. SCMで会社が変わった(1) 在庫を減らして売上げを拡大する 24

 8. SCMで会社が変わった(2) リードタイム短縮 26

 9. SCMで会社が変わった(3) キャッシュフローを増大させる 28

 10. SCMで会社が変わった(4) 社内・社外のコミュニケーション向上 30

 11. SCMで会社が変わった(5) スピード経営の実現 32

 12. SCMで会社が変わった(6) ビジネスモデルを進化させる 34

 column SCMコンセプトに関する思い込みを正す 36

第2章 物流は競争力を生むインフラ

 1. きめ細かい在庫配置方針の必要性 38

 2. 層別配置方針の詳細化 40

 3. プッシュで配備、プルで補充 42

 4. 配送スピードアップへの対応 44

 5. 何でも多頻度化する必要はない 46

 6. 締め時間で差別化する 48

 7. 最適な輸送形態を選択するには 50

 8. 自社物流にこだわる必要はない 52

 9. コストとサービスの両立に向けて 54

 column 24時間365日物流は当たり前のサービスに 56

第3章 SCMは販売計画からスタートする

 1. SCMでもっとも重要な計画業務 58

 2. すべては販売計画からはじまる 60

 3. 需要予測にはさまざまな方法がある 62

 4. 滅多に出荷がない「間歇需要品」への対応 64

 5. キャンペーン計画などの「意思入れ」の方法 66

 6. OEM先からの発注の取扱い 68

 6. 共同計画(CPFR)で壁を取り払う 70

 7. 適切な納期回答が売上げを伸ばす 72

 column “頑張る営業”の功罪 74

第4章 とても重要な需給計画

 1. 需給計画とはそもそも何か 76

 2. PSI計画が決定する需給計画 78

 3. 需給計画は在庫コントロールの司令塔 80

 4. 在庫管理の理論に引きずられない 82

 5. デマンド-サプライ・バランシングとは 84

 6. 需給計画で見るべき制約条件とは 86

 7. 配分問題はマネジメント層が判断する 88

 column プッシュ型SCMとプル型SCM 90

第5章 SCMをスムーズに進める生産計画

 1. 生産計画、MRP、製造指図の関係 92

 2. 制約条件を踏まえた生産計画 94

 3. 特性に合ったMRP、製造指図が必要 96

 4. 小日程計画の位置づけ 98

 5. 工場の在庫はステータス管理を 100

 6. 現場改善と在庫把握の関係 102

 column スケジューラーシステムは使えるのか 104

第6章 調達計画とサプライヤー

 1. 調達計画がQCDの鍵を握っている 106

 2. 制約となる部材の調達計画 108

 3. 調達計画をどうやって見直す? 110

 4. 納期遅れを防止する 112

 5. JITとVMIのメリット・デメリット 114

 6. 部材在庫が残るリスクをどう分担する? 116

 column 製品立上げ段階のSCM 118

第7章 実行業務のスピードが競争優位を生み出す

 1. 受注-出荷のスピードアップ 120

 2. 優先出荷のルール化でさらにスピードアップ 124

 3. 在庫補充のスピードと精度の上げ方 126

 4. 輸送の多頻度化をどこまですすめるか 128

 5. 物流トラッキングの活用 130

 6. なぜトレーサビリティが求められる? 132

 7. RFIDはバーコードを超えられるか 134

 column 計画と実行の混乱を避ける 136

第8章 拡大するSCM領域に先手を打つために

 1. SCM管理指標はさらなる進化を促す誘導装置 138

 2. バランススコアカードの応用 140

 3. SCM管理指標の導入方法 142

 4. SCM管理指標の「見える化」 146

 5. 新製品立上げと終売計画のルール 148

 6. 商品企画・開発とSCMの連携 150

 7. 顧客購買ライフサイクル管理 152

 8. サービスパーツロジスティクスとは 154

 9. グローバルSCMを実現するために 156

 column 大問題、各地に勝手なマスターがある! 158

第9章 SCMの過去と将来の課題

 1. 海外パッケージは本当に使われているのか 160

 2. コミュニケーション型の安価なシステムへ 162

 3. “SCMシステムによる自動化”は幻想か 164

 4. サプライチェーンの「見える化」とは 166

 5. ERPとSCMの関係 168

 6. 24時間365日配送に対応するためのロジスティクス 170

 7. アジア各国の計画・実績の「見える化」 172

 8. サービスパーツで顧客を囲い込む 174

 9. リバースロジスティクスの背景 176

 10. 「PSIの見える化」は日本の強み 178

 column PSI連鎖が会社の背骨 180

第10章 より強力なSCMのための「紐」解きと「編み上げ」

 1. SCMの「紐」解きとは 182

 2. 解くべき「紐」(1) 製品階層の特徴 184

 3. 解くべき「紐」(2) 拠点・組織階層の特徴 186

 4. 解くべき「紐」(3) 時間単位(バケット)と対象期間 188

 5. 解くべき「紐」(4) ローリングのルール 190

 6. 解くべき「紐」(5) 制約条件の特定 192

 7. 解くべき「紐」(6) 基準在庫計算の考え方 194

 8. 解くべき「紐」(7) 需要予測単位の組み合わせ 196

 column SCMは結果的にシンプルなものになる 198

第11章 SCM構築手順のポイントを理解する

 1. SCMを成功に導くための6つのステップ 200

 2. SCM構築・成功のステップ(1) 戦略方針を必ず確認する 202

 3. SCM構築・成功のステップ(2) サプライチェーンをモデル化する 204

 4. SCM構築・成功のステップ(3) 業務フローの「見える化」、ルールの明確化 206

 5. SCM構築・成功のステップ(4) 業務部門が業務設計にコミットする 208

 6. SCM構築・成功のステップ(5) 自社のモデルと業務に合ったシステムを選ぶ 210

 7. SCM構築・成功のステップ(6) システム側も業務側もエースを投入する 212

 column SCMは“マネジメント”であって“オペレーション”ではない 214

著者プロフィール

石川和幸

いしかわ・かずゆき


早稲田大学政治経済学部政治学科卒、筑波大学大学院経営学修士。日本能率協会コンサルティング、アンダーセン・コンサルティング(現、アクセンチュア)、日本総合研究所などを経て、サステナビリティ・コンサルティングを設立、代表を務める。専門は、ビジネスモデル構想、SCM構築・導入、ERPシステム導入、管理指標導入、プロジェクトマネジメントなど。


著書に『SCMの基本』『在庫マネジメントの基本』『図解でわかる 販売・物流管理の進め方』(以上、日本実業出版社)、『なぜ日本の製造業は儲からないのか』 (東洋経済新報社)、『図解 よくわかるこれからのSCM』(同文舘出版)、『図解 工場のしくみが面白いほどわかる本』(中経出版)、『エンジニアが学ぶ物流システムの「知識」と「技術」 第2版 』、『エンジニアが学ぶ生産管理システムの「知識」と「技術」』(以上、翔泳社)、『現場で使える「SCM」の教科書』(ソシム)など多数。


 

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