会社の昼休みや家族での食事、デートに宴会……etc. さまざまな用途で利用される飲食店。食事が終わった後に「悪くはないけど、もう店にくることはほぼないだろうなぁ」「○○系列の店にはもう行かない」と思いたくなるようなハズレの店には行きたくないものです。

そこで、数々のフードビジネスに携わり「食文化の仕掛け人」とも呼ばれている氏家秀太氏に「プロが“残念な店”と判定するポイント」を語っていただきました。本記事では「ファミレス・定食屋」「居酒屋」「ラーメン屋」の三業態における残念ポイントの見分け方を公開します。

※本記事は『パスタは黒いお皿で出しなさい。』(氏家秀太著)から一部を抜粋したものです。

ファミレス・定食屋はこう見抜く

読者のみなさんが小さいころから、おそらく最も頻繁に利用したであろうファミレス。そして、最近ではファミレスと使用方法がカブることが多くなってきた定食屋。これらは、頻繁に利用するお店だからこそ、良いお店かどうかは、結構大きな問題です。

最初にサラダ・野菜メニューを見る

サラダは、健康や栄養バランスを考えれば、頼みたいメニューでしょうし、肉料理や魚料理との組み合わせとしてもよく出るメニューです。ファミレスは特に家族客が多く、親としては子どもに食べさせたいのがサラダ。また、特に女性の場合、美容のためにもサラダは欠かせません。

そうです。サラダはファミレスや定食屋では欠かせないサイドメニューで、他のメニューとの組み合わせ率も50%を超える、売れ筋、TOP商品なのです。

ただ、ファミレスやチェーン店で「サラダは特に美味しくない」と感じたことはありませんか?

筆者は、サラダを注文するときには必ずドレッシングを抜いてもらいますが、ファミレスなどでは、なんと野菜の味がまったくしないことが多いのです。

一方、和食の高級店でサラダを食べると、それぞれの野菜をしっかり味わうことができて、ファミレスなどとの驚くまでの味の違いに気がつくと思います。普段、気にしていない人も、今度野菜を食べるときには、ぜひドレッシング抜きでじっくり味わって食べてみてください。

たかが野菜、されど野菜(photo by adisa/fotolia)
たかが野菜、されど野菜(photo by adisa/fotolia)

ファミレスのサラダに野菜本来の味が感じられないのは、「次亜塩素酸ソーダ」で何度も洗浄され、美味しさも栄養素も抜けてしまっているからです。だから、濃い味のドレッシングをかけてごまかしているのです。もちろん、そのドレッシングも添加物がたくさん入った業務用です。

通常、チェーン店では、セントラルキッチンで処理されたものが各店舗に送られてきます。野菜は洗浄・カットされた状態で入ってくるのです。これは「カット野菜」と呼ばれ、カットしてからお客さんに提供されるまで時間がかかるので、その野菜類が傷まないように、次亜塩素酸ソーダで洗うのです。

次亜塩素酸ソーダは、人体に深刻な影響を及ぼす毒素はない、と一般的には言われていますが、日本ソーダ工業会によれば、以下のように指摘されています。