タスクばかり増えていく(photo by カメラ兄さん/photoAC)
タスクばかり増えていく(photo by カメラ兄さん/photoAC)

結局、「できたらいいな」は実行されない

また、時間の使い方の下手な人の特徴として、タスクを組み立てる際、1日でやるべき仕事を10個でも20個でも詰め込んでしまいます。しかし、現実的に考えて、集中し高いクオリティでできる仕事は、1日でせいぜい4つくらいでしょう。

彼らはなぜ、終わらせることのできない仕事を1日に詰め込んでしまうのでしょう。

それは以下の理由によります。

・仕事の優先順位が設定されていない
・「~したい」「~できたらいいな」という願望をスケジューリングしている

これでは「現実に対処している」とはいえません。単なる「甘い見込み」です。
結果として、多すぎるタスクによって1日に混乱が生じてしまいます。そしてどの仕事も消化されることがないまま、最終的には、ToDoリストを見るのさえ嫌だという状態になってしまいます。

タスクを組み立てるときは、現実的にその日にできる範囲の仕事しか、設定してはいけません。そうしないと、結局のところ時間の配分がおかしくなり、時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。

無理なタスク管理をして、「今日もできなかった」と、毎日感じるのは精神的にもよくないですよね。「~したい」「~できたらいいな」という願望は、別の日へ、もしくは期限のないタスクとして、積極的に捨てる勇気が必要です。

時間内に仕事を成し遂げることが、できる人への第1歩

まずは、自分がやるべき仕事を「定型的な仕事」と「創造的な仕事」に仕分けし、時間の読める仕事をまず片づける。さらに、仕事をいつ、どのような優先順位で行なうかという計画を立てて、“今”すべき仕事に集中することがとても重要です。

すべての仕事にこの区別がはっきりつけられていないと、いくら時間があっても足りないという泥沼にはまってしまいます。バタバタで1日が終わって、ダラダラ残業……という日々から、卒業しましょう。

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(次回、12月8日(木)公開予定)

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プロフィール

安達裕哉(あだち ゆうや)%e5%ae%89%e9%81%94%e3%81%95%e3%82%932

経営・人事・ITコンサルタント。ティネクト株式会社代表取締役。

1975年東京都生まれ。筑波大学環境科学研究科修了。世界4大会計事務所の1つである、Deloitteに入社し、12年間経営コンサルティングに従事。在職中、社内ベンチャーであるトーマツイノベーション株式会社の立ち上げに参画。東京支社長、大阪支社長を歴任。1000社以上の大企業、中小企業にIT・人事のアドバイザリーサービスを提供し、8000人以上のビジネスパーソンに会う。また、セミナーは、のべ500回以上行う。その後、起業。自身の運営するブログBooks&Appsは読者100万人、月間PV数150万にのぼり、世界最大級のインターネット新聞「ハフィントン・ポスト」のブロガーでもある。

主な著書に、『「仕事ができるやつ」になる最短の道』(日本実業出版社)がある。

知と知をつなぐブログ Books&Apps
http://blog.tinect.jp/