人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

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伊豆韮山の北条寺

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2022/09/27 10:10

雨にたたられたシルバーウィーク。唯一好天に恵まれた25日に、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の初期の舞台となっていた伊豆の韮山を訪れた。

伊豆箱根鉄道韮山駅に着くと、駅前には大河ドラマ館が建てられ、次々と団体がやってくる。やはり大河ドラマの影響力は大きい。その横の観光協会でレンタサイクルを借り、まずは北条寺に向かう。途中の江馬公園に義時が住んでいたと伝わる館跡の碑があった。

義時は江間に住んでいたことから、正式に北条氏の当主となる前は「江間」を名字としていた。このあとも北条一族は住んでいた場所を名字として名乗り、嫡流(得宗家)以外は、「大仏(おさらぎ)」「赤橋」などとも名乗っている。

北条寺も大河ドラマで人気が出たらしく旗を持った団体さんとすれ違った。寺には臨時の駐車場にプレハブの受付が建てられ、たくさんの係員が案内をしている。寺脇の小高いところには北条義時と伊賀の方(ドラマ中では「のえ」)の供養塔が並んで建てられている(墓所は鎌倉)。

おもしろいのはその供養塔で、上部は中世の五輪塔だが下部は江戸時代風の墓石。案内の方によると、江戸時代に地震で倒壊した際に、墓石の部分を造り直したとのこと。
そういう意味では長く地元の人に守られてきたのだろう。

なお、門の脇に咲く白い彼岸花も珍しい。

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