振動力発電のすべて

発売日 2008.12.10
著者 速水浩平
判型 四六判/並製
ページ数 176
ISBN 978-4-534-04482-2
価格 ¥1,540(税込)

人が歩いたり、車が走るときに起こる振動で発電する画期的な方法である「振動力発電」の仕組みと実用化へのめどを、JR東日本(株)、首都高速道路(株)との共同調査の結果を出しながら、やさしく説明します。日本発のエネルギー革命が、この一冊でわかります。

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詳細

第1章 驚異のエコ・エネルギー「振動力発電」に成功!

 1 小学生の頃に考えた「音力発電」がすべての出発点だった  8

 2 SFC武藤研究室で本格的に取り組み始める  14

 3 できた! 音力発電ができた!  20

 4 圧電素子の採用が成功に導いた  24

 5 「共振膜」の採用で発電効率がアップ  30

 6 「振動力発電」とはどんなものか  34

 7 TOKYOが「発電都市」になる!  39

 8 ユビキタス社会に振動力発電はピッタリ  42

第2章 「騒音」や「振動」を電力に! 日本発のエネルギー革命

 1 どうしたら「音」「振動」が電気に換わるのか  48

 2 振動を電気に換える「発電床」の仕組み  54

 3 道路で発電! 首都高速道路との実証実験  59

 4 駅で発電! JR東日本・東京駅での実証実験  64

 5 振動力発電で日本のエネルギー自給率が大幅にアップする  66

 6 「どこでも発電」が振動力発電の魅力  72

 7 人が歩くだけでCMが切り替わる電子ペーパー型「ポスター」  78

 8 「音力発電」「振動力発電」の思わぬ効果  81

 9 振動力発電はこれまでのエコ発電とココが違う  87

 10 マイナスをプラスに変える「音力発電」「振動力発電」  91

第3章 はじめからうまくいく研究などなかった

 1 「できるハズ」の一念で岩をも通す  96

 2 すべては「直感」から始まる  100

 3 世界の科学者ができなかったことを、なぜ学生の自分ができたのか  104

 4 振動力発電を成功に導いたブレイクスルー  108

 5 外注に出す場合にはブラックボックスを残せ!  120

第4章 研究開発からビジネスへ、いざ挑戦!

 1 ベンチャー支援組織SIVに入会する  124

 2 いざ、起業! 事前準備と資金手当て  131

 3 商品化を常に意識して研究する  136

 4 広報も、営業も、開発もすべて一人  139

 5 TV東京・WBSのトレンドタマゴに出演する  142

 6 応援してくれる人のメリットを考える  145

 7 時間管理術 メールチェックは電車の中で  148

第5章 「音力発電」「振動力発電」で脱石油が実現する

 1 日本中、いたるところが発電所になる  152

 2 振力電池を新しい「産業のコメ」に  156

 3 振力電池をユビキタス社会を支える電源インフラに  160

 4 地球温暖化を防ぎ、日本・世界を救う振動力発電  166

エネルギー革命宣言

著者プロフィール

速水浩平

はやみず・こうへい
1981年、栃木県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。同大学院政策メディア研究科在籍。2006年に(株)音力発電を設立し、代表取締役を務める。SFCAWARD(2005・2006)、第4回かながわ新エネルギー賞、慶應義塾大学塾長賞(2007)など、数多くの受賞歴がある。

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