とっさの会話力

発売日 2011.04.22
著者 菅原美千子
判型 四六判/並製
ページ数 216
ISBN 978-4-534-04821-9
価格 ¥1,430(税込)

「あのとき、ああ言えばよかった…」という会話のコンプレックスは、多くの人が持っている。とっさの会話がうまくいく黄金の方程式「場を見る力+表現力+タイミング」をもとに、最適なタイミングで、最高のコメントが言える会話反射神経の磨き方を紹介する。

≪章立て≫
第1章 すべる会話には必ず理由がある
第2章 場を見る力を鍛える
第3章 表現力を鍛える
第4章 タイミングを読む力を鍛える
第5章 会話の流れを「見える化」する

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プロローグ

第1章 すべる会話には必ず理由がある

 うまくいかない会話に必ず存在する「サルの3兄弟」 12

 会話のキャッチボールがうまくいく3つのポイント 15

 快適な会話のキャッチボールは、「合意」から生まれる 18

 安心できる会話のキャッチボールには、適切な「空間と距離」がある 21

 相手が受け取りやすいように、会話の「スピード」をコントロールする 24

 コミュニケーションは「相手にどう伝わったか」がすべて 28

 なぜ、アナウンサーははずさないコメントを言えるのか 30

 「カンバセーション」と「コミュニケーション」の違い 33

 会話を垂直に深める場合、縦横に広げる場合  38

 どんな会話にも共通する日頃から大切なこと 40

 自分を変えるのではなく、会話の質をコントロールする 42

 「話し上手」と「話しベタ」の人の意識は間逆 44

 「江戸しぐさ」には会話の知恵が満載 46

 近江商人が広めた「三方よし」の精神 50 

 「会話反射神経」を磨く黄金の方程式 52 

第2章 場を見る力を鍛える

 「場を見る力」とは何か 58

 相手との関係性は「コンテクスト」でつかむ 61

 はずさない自己紹介はレーザー・トークで 64

 初対面はもう怖くない ~自分の「気持ち」を話すことからはじめよう~ 68

 ひさしぶりに会った友人とは、「思い出探し」からはじめる 72

 上司への報告は、「結論からストレート」でうまくいく 75

 信頼を築くためには、ストーリーを重視する 78

 会社のエレベーターで偉い人と一緒になったら 81

 エレベーター内の30秒の会話でチャンスをつかむ方法 84

 スムーズに頼みごとをするコツ 87

 上手に断るには「理由」と「代案」を伝える 89

 「嫌われるKY」と「ウケるKY」の違い 91

 「男女の違い」で話し方も変わる 95

 イヤな流れをリセットするには 99

第3章 表現力を鍛える

 あなたの表現力はどれくらいですか? 104

 着飾りすぎると、大事なメッセージが見えなくなる 107

 仕事は、メインポイント・ファーストでうまくいく 110

 「結論」を最後にしたほうがよいとき 115

 相手の理解を加速させる「たとえる」表現 118

 無用な衝突を防ぐ「エアバッグ表現」 121

 リアクションは「オウム返し」からはじめよう 124

 もっと気持ちが伝わる!「全方向リアクション」 126

 「質問」は、相手の話に対する理解を伝える表現力のひとつ 130

 質問のスタイルを使い分ける 134

 質問に流れをつくると、会話はとぎれない 138

 「相手に対するほめ言葉」と「自分の気持ちを伝えるほめ言葉」 141

 声の表現力をアップさせる「緩急」と「ため」 144

 何も思い浮かばない! ピンチを切り抜ける「しりとり」方式 147

 いつでも引き出し可能な表現の貯蔵庫をつくるコツ 150

第4章 タイミングを読む力を鍛える

 最適なタイミングは1人ひとり異なる 156

 会話の黄金比は「観察」が9割 160

 4つのコミュニケーションスタイルから見る「会話の特徴と対応」 162

 「単刀直入型」の特徴と対応法 165

 「ワイワイ発散型」の特徴と対応法 170

 「ほのぼの型」の特徴と対応法 174

 「冷静分析型」の特徴と対応法 178

 タイミングがズレやすい組み合わせ 181

 場面も4つのタイプを応用してコミュニケーションをとる 188

第5章 会話の流れを「見える化」する

 自分と相手の目的地がわかる「会話のMAP」 194

 会話上手は、相手のMAPを読めている 197

 はずむ会話は、交通ルールを守っている 202

 車線変更・合流のルール 203

 車間距離のルール 206

 スピード制限のルール 208

 会話をスムーズに走らせる「チェンジング・レーン」 210

 初対面は、相手のレーンに乗る 212

 説得するときは、自分のレーンに乗ってもらう 214

 理解を深めたいときは、双方歩み寄って真ん中のレーンを走る 216

 ダイアローグが効果的な場面 220

 助手席に座るのではなく、自らの手で会話のハンドルを握ろう 222

エピローグ

著者プロフィール

菅原美千子

すがわら・みちこ
青森県生まれ。東北大学文学部卒業後、仙台放送入社。アナウンサー兼報道部記者として、報道番組のメインキャスター、ドキュメンタリー番組の制作に関わる。フジテレビ系列のアナウンサーコンテストで全国1位を受賞。FNNスーパーニュースのお天気キャスター、メインキャスターを担当。2000年フリーとなり、TBSと契約。報道番組のメインキャスター、2001年同時多発テロ特番、参議院選挙特番なども担当。2004年にコーチング専門会社に入社。トレーナーとして、約150社の企業のマネジャー層に対する「コーチング・スキル・トレーニング」を実施。2008年に独立。企業の経営者・管理職に対する「スピーチ・トレーニング」「記者会見コンサルティング」「リーダーシップ・コミュニケーション」「ストーリー・テリング・トレーニング」などを実施。 同時に現在もキャスターとしても活躍中。著書に『「共感」で人を動かす話し方』がある。

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