好奇心が強ければOK!
わたしがアフィリエイトビジネスに足を踏み入れたのは2009年のことでした。そしてこの間、アフィリエイトで稼ぐ、そして稼げるようになったたくさんの人たちに出会ってきました。人それぞれ手法は違いますし、扱う広告ジャンルも違いますが、アフィリエイトで稼いでいる彼らには、7つの共通点があることに気づきました。
■アフィリエイトで稼いでいる人の共通点
1.連想ゲームが好き
2.検索リテラシーが高い
3.ボランティア精神が高い
4.新しいことを楽しんでいる
5.何事にも夢中になれる
6.常に知欲旺盛である
7.加点型の完全主義
これら7つの共通点を見て、どう感じましたか? 正直、「それはスゴいスキルだ!」なんてものは1つもないですよね。強いて言えば、「好奇心が強くて前向きな傾向が見られる」といった程度です。
もちろん、安定して稼ぎ続けていることは本当にすごいですし、すでに安定して稼ぎ続けている人の背中はとても遠く感じるかもしれません。ですが、稼ぎ続けている人たちは「すごく特別な人たち」ではないことを、まずは知って欲しいのです。
成功への近道は毎日の作業から
あなたがもし、1日も早く成功したいと望むなら、やるべきことはまず、「毎日の作業」です。成功するための近道なんてありません。
わたしがアフィリエイトを始めたころは、「かんたんに稼げる!」といったコピーが喧伝されており、なぜか「ネットビジネス」は「誰でも」「かんたんに」「たくさん稼げる!」といったイメージがありました。
そのため、「ネットビジネスなんて虚業だ」「怪しい」など、いろいろ言われ続けてきましたが、今やネットの広告費が、テレビや新聞、雑誌などの広告費を上まわる時代です。怪しくもなければ、虚業であるはずもありません。そして、「かんたんに」稼げるわけでも決してないのです。
なんて書きましたが、実はわたしがこの世界に足を踏み入れたきっかけこそが「誰でもかんたんに稼げる」に釣られて……でしたが、実際に取り組んでみたらすぐに気づきました。「作業は本気でやらなきゃ稼げない!」ですし、適当な仕事でバンバン稼げるなんてことはあり得ません。
ですから、稼ぎたいならまず「アフィリエイトは立派なビジネス」だと認識することから始めてください。ビジネスなのですから、仕事をしなければ稼ぐことはできません。「気分が乗ったときだけ、やりたいときだけやってお金になる方法」ではありません。
「え、アフィリエイトって、やったらやった分だけ稼げる仕事ではないの?」
もちろん、やったらやっただけ必ず結果はついてきます。けれど、例えば「1つの記事を書いたらいくらになる」といったものではありません。
なぜ、毎日の作業が必要なのか?
「なぜ、毎日の作業が必要なのか?」について、何となくでもイメージがわくほうがよいと思い、たとえ話をしてみます。
あなたがお店を出すと決意したとします。あなたご自身がお店のオーナーで、お店に立つのもあなたご自身で始めるお店です。
そのお店にどんな商品を並べるのか? どう並べるのか? いつ並べるのか? お店を何時から何時まで開けておくのか? どんなお客様を呼び込みたいのか?
これらを決める権利があるのも、決める義務があるのも、あなた自身です。でも、決めただけで何も行動しなければ、いつまで経ってもお店はオープンできないし、お金が入ってくることもありません。
では、お店のオープンまではこぎつけたとしましょう。でも、気分が乗ったときだけお店を開ける方式で運営していたら? そのうち倒産してしまいますよね? これも当然です。
そんな状態でお店が潰れてしまったら、誰の責任ですか? 「あなた自身」ですよね?
逆に、毎日がんばり続けて、少しずつでもお客様が増えていったら、お店の売上もどんどん上がるし、誰かを雇う余裕も出てくるでしょう。大成功して、2つ目、3つ目のお店も作れるかもしれません。
この成功は誰のものでしょうか。これも「あなた自身」です。
実店舗を持つビジネスなら始めるためにも大金が必要ですが、アフィリエイトはそれが必要ない世界です。ただ、こうした商いの基本はアフィリエイトビジネスとも共通していますから、アフィリエイトビジネスでもお店の商いと同じ覚悟を持つべきだということです。
あなたのアフィリエイトビジネスでは、「あなたがボスでもあり部下でもあり」ます。あなたが1人2役ですから、ボスの成功は部下の成功ですし、部下の成功もボスのもの。逆にボスの失敗は部下の失敗だし、部下の失敗はボスのものでもある。
作業しなければお金にはならないし、作業しても失敗することはある。でも作業し続けて成功したら、報酬は全部あなたのもの、ということです。
著者プロフィール
Teresa さくまかずこ(てれさ さくまかずこ)
1966年4月生まれ。大学卒業後、営業職、為替ブローカー(外国為替取引仲介)、FXディーラー、シンガポールが本社の金融IT会社の東京支店長を経て2009年に部下と独立し起業。会社を設立した最大の理由が「雇われの身からの脱却」。
しかし、とにかく自分たちの法人を立ち上げることだけが目的になってしまっていたため、何を生業とするかも曖昧にしたまま起業した結果、最初からネットビジネス詐欺に遭遇してしまう。巨大掲示板サイトで同じ詐欺に遭った人を見つけて話しているうちに、当時流行していた「携帯サイトアフィリエイト」ビジネスを知る。成功への近道は成功している人に教えてもらうことと考え、アフィリエイト講座で数年学び、2013年に携帯サイトアフィリエイトスクールを開講。以降、有料講座、無料講座を合わせて延べ5000名を指南し、今に至る。
「定年後からアフィリエイトを始めて月40万~50万円を稼げるようになった」「60代後半からアフィリエイトをはじめて月30万円を稼げるようになった」「副業アフィリエイトから専業アフィリエイトに転向して平均日給2万円以上、年末案件では1サイトで300万円以上稼いだ」など、うれしい報告が絶えない。