日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。
交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

2026/01/27 10:26

25日放送のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の最後に、回想の形で織田信勝が信長に謀殺される場面が登場した。この織田信勝、戦国時代に詳しい人でも誰のことかよくわからなかったということも多いのではないだろうか。というのも、これまでは信行という名で登場することが多かったからだ。
信勝の母は土田御前で、信長の唯一の同母弟である。父信秀の葬儀の際には、信長が位牌に抹香を投げつけるといった奇矯な行動をとったのに対して、信勝は礼儀に則った振舞いをしたという逸話が有名で、末森城主となった信勝を信秀の後継者として推す声も大きかったという。
前回の放送でも、佐久間盛重から「信勝様が家督を継いでいれば」と言われていた。実際、信勝は柴田勝家らの支持を得て兄信長と勝幡織田家の家督を争っており、その結果信長によって清州城で謀殺された。信勝は「信長公記」には勘十郎とあり、「織田系図」や「寛政重修諸家譜」などでは信行とあることから、これまでは織田信行として登場することがほとんどだった。
しかし、当時の一次資料には「信行」はなく、「信勝」が多いことから近年は「信勝」と書かれることが多い。大河ドラマは、登場人物の名前は一般的によく知られているものよりも、近年の研究成果を反映することが多く、一昨年の「どうする家康」でも、森蘭丸は森乱という名で登場していた。
従って、今回の「豊臣兄弟!」でも、織田信行はあえて「信勝」というあまり聞きなれない名前での登場となっている。