ランチェスター戦略の教科書

発売日 2011.12.21
著者 矢野新一
判型 四六判/並製
ページ数 248
ISBN 978-4-534-04903-2
価格 ¥1,650(税込)

ランチェスター戦略の第一人者でもある著者が、ランチェスター戦略のすべてを解説する1冊。ナンバーワンになるための基本知識や実践法はもちろん、これまでのランチェスター戦略が教えていない顧客維持、強者の戦略、ネット対応まで網羅。

≪章立て≫
第1部 ナンバーワン戦略
第2部 弱者の戦略
第3部 1つ上のランチェスター戦略の活用法

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詳細

まえがきに代えて

第1部 ナンバーワン戦略

 第1章 すべてにおいて優位になれるナンバーワン主義

  1-1 好況下だけではなく、不況にも強いナンバーワン企業

   ランチェスター戦略の最終目標は、業界でナンバーワンになること 24

  1-2 ナンバーワンとそれ以外は天と地ほどの差がある

   ランチェスター戦略のナンバーワンとは圧倒的に強い1位 26

  1-3 ナンバーワンの5つのメリット

   ナンバーワンはいいことずくめを独り占めできる 30

  1-4 局地戦におけるナンバーワンのつくり方

   一番大切なのは、ナンバーワンに向けて全社員が取り組むこと 36

 第2章 「弱者・弱点優先攻撃」の進め方

  2-1 「弱者・弱点優先攻撃」の基本

   売上を伸ばすためには他社顧客の奪取しかない 42

  2-2 ほかのランチェスター戦略書では教えていない弱点の探し方と攻め方

   地域や市場を細かく、じっくり探せば必ず弱点が見える 50

 第3章 地元・地盤強化の原則

  3-1 商圏を大きく設定できない今日における最優先課題

   地元で圧勝できなければ、離れた場所でも勝てない 56

  3-2 地元・地盤強化のポイント

   ロケーションは自社都合でなく、戦略的に決める 59

 第4章 「ナンバーワンテイク」でトップ企業になる

  4-1 一歩先の施策とナンバーワン戦略で差をつける

   攻めたあとのフォローが欠かせない 64

  4-2 顧客シェアが1位で、2位を3倍以上引き離している「ナンバーワン顧客」

   最低でも顧客内シェア2位についておく 67

  4-3 ナンバーワン顧客づくりのポイント

   顧客実態をつかんでからシェアを奪う 70

  4-4 最大口顧客や“ボス格顧客”の重要性

   3つのポイントを押さえて実行する 74

 第5章 「ロストゼロ」でランチェスター戦略の弱みを克服する

  5-1 「ロストゼロ」でロスト顧客をゼロに近づける

   ランチェスター戦略は攻めの戦略だが、戦いでは守りも必要 82

  5-2 複数のパイプで異動リスクを防ぐ

   新規キーマンをつくることがカギ 84

  5-3 未訪問をゼロにする

   不満があるというだけでロストにつながる 87

  5-4 幹部みずからが対応する

   幹部の行動は営業担当者よりも効率的 89

  5-5 次世代対策

   若いキーマンが重視されるようになった 91

第2部 弱者の戦略

 第6章 弱者・強者ともに活用できる「差別化戦略」

  6-1 マネではなく差別化することが欠かせない

   他社の顧客を奪うためには差別化が必要 96

  6-2 メーカーの差別化のテーマ(製品、商品)

   売り手の視点から顧客視点へ変える 98

  6-3 メーカー、卸売業の差別化

   サービスと販売促進で差別化をはかる 104

  6-4 “待ち商売型”である小売・サービス業の差別化

   差別化できることはいろいろあるので、まずは試してみる 114

  6-5 差別化戦略を進めるための9つのポイント

   3種類の差別化を果たすことで、シナジー効果を上げる 126

 第7章 市場の細分化と力の集中を実現する「重点化」

  7-1 市場を細分化して力を集中する

   地域を理解していることが欠かせない 144

  7-2 戦いの勝ち負けは集中させた“量”で決まる

   優先順位をつけたうえで徹底的に行なう 147

  7-3 重点化の進め方

   弱者は勝ってサクセスストーリーを描くことがなによりも重要 153

 第8章 身の丈に合った戦いにもち込む「局地戦」

  8-1 局地戦ではアイデアが重要であり、情報をもっているかがカギを握る

   アイデアを活かすも殺すも情報しだい 164

  8-2 顧客層をベースにして市場を細分化し、局地戦にもち込む

   常に顧客層が主体であることを忘れない 170

  8-3 顧客視点でシンプルに勝つ、局地戦の戦い方

   ターゲットが喜ぶことをするだけでよい 175

 第9章 相手が1社のときに効果が高い「一騎打ち」

  9-1 他社1社が独占している市場や分野で戦う

   弱者が強者に勝つことができるチャンス 178

  9-2 弱者が一騎打ちすべき3つの理由

   状況を最大限に活かして戦う 180

 第10章 強者の強みを打ち消せる「接近戦、陽動作戦」

  10-1 4つのテーマで強者の強みを封じ、弱点を見つける

   ふところに入り込めば、相手は力を発揮できない 186

  10-2 ランチェスター流ネットマーケティングで接近戦を制する

   局地戦にこそネットツールが効果的 194

  10-3 陽動作戦で敵を心理的に動揺させ、力を分散させる

   相手の意表を突いて、後手に回らせる 199

第3部 1つ上のランチェスター戦略の活用法

 第11章 営業担当者の攻撃力を格段に高めるテクニック

  11-1 ランチェスター戦略を用いて営業力を可視化する

   営業力を可視化することでムダを抑えられる 204

  11-2 労働時間の延長よりも、時間管理で時間を捻出する

   営業担当者の行動量と質を改善する 209

  11-3 小売・サービス業における販促ポイント

   クチコミは顧客がもっとも信頼している情報 221

 第12章 “強者”の戦略

  12-1 強者の弱み

   死角をなくし、弱者に弱者戦略をとらせない 230

  12-2 先手必勝

   かなわないと思わせて、戦わずして勝つ 233

  12-3 確率戦

   弱者に優利な一騎打ちの状況を防ぐ 236

  12-4 ミート作戦

   弱者の出鼻をくじいてマネされることを防ぐ 240

まとめ ランチェスター戦略を徹底的に活用するためのポイント

著者プロフィール

矢野新一

やの・しんいち
ナンバーワン戦略研究所 所長。1949年東京生まれ。神奈川県立横浜平沼高校卒、専修大学経営学部(コンピュータ経営管理)卒業後、市場調査会社、ファーストフード業界を経て、ランチェスターシステムズに入社。チーフコンサルタントとして活躍後、1985年にランチェスター戦略研究所、1990年にはナンバーワン戦略研究所を設立。マーケティング販売戦略の第一人者として東奔西走中。とくに地域戦略やランチェスター戦略に関しての理論や指導はナンバーワン。著書は『ランチェスター地域No.1戦略』『最新ランチェスター戦略がわかる→できる』(ともにビジネス社)、『マンガでわかるランチェスター戦略』(C&R研究所)、『おんなの県民性』(光文社)等多数。本書でちょうど50冊目。

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