最新〈業界の常識〉 よくわかる自動車業界

発売日 2009.11.18
著者 満野龍太郎
判型 四六判/並製
ページ数 224
ISBN 978-4-534-04641-3
価格 ¥1,430(税込)

大不況と省エネ自動車の本格普及という激動の最中にある自動車業界。その最新動向に加えて自動車の生産、マーケティング、ディーラーや関連部品メーカーの実態まで、自動車産業のしくみのすべてをコンパクトに解説。業界に関わる人と業界を目指す学生に必携の一冊。

≪章立て≫
第1章 自動車業界のしくみ
第2章 環境、安全が自動車を支える
第3章 世界で稼げ、日本で稼げ、売れるクルマで勝負しろ
第4章 将来を見据えた戦略が相次ぐ
第5章 クルマは夢と楽しさを届ける商品
第6章 個性豊かな各メーカー

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はじめに

第1章 自動車業界のしくみ

 世界に誇る産業-すそのが広く景気に大きな影響を及ぼす 14

 自動車産業の歴史-急成長から持続型成長へ 20

 完成車メーカーのしくみ-新車の研究開発と部品の組み立てを担う 26

 自動車会社の収益-伸ばせ売上高、純利益 31

 部品メーカーのしくみ-自動車の要所を提供 34

 販売会社のしくみ-顧客満足度の向上目指す 38

 「金型」技術が支える精度-「たいやき」のイメージ 45

 「環境」が自動車メーカーを変える-グリーンニューディール、低炭素社会へ動く 48

 全国にある自動車城下町-地元と一心同体、マザー工場は求心力 52

 クルマの役割-「壊れるまで乗る」が当たり前、地方では通勤に不可欠な足 56

 自動車業界の仕事-生産計画 60

 自動車業界の仕事-部品メーカー 62

第2章 環境、安全が自動車を支える

 ハイブリッド車が全盛に-トヨタ、ホンダが世界をリード 66

 電気自動車が発進-三菱自動車の新戦略 72

 究極は燃料電池車?-水素活用、インフラが課題に 76

 燃費向上への取り組み-日産の10か条、アイドリングストップ 79

 ITで事故を減らそう-モニター、レーザー効果大きく 83

 安全対策の歴史-ボルボが発明した3点式シートベルト 86

 大切な飲酒運転対策-酔っぱらいは乗せないシステム 88

 カーシェアリングという試み-欧州を手本に日本でも取り組みが進む 90

 自動車業界の仕事-販売計画 92

 自動車業界の仕事-工場育成トレーナー 94

第3章 世界で稼げ、日本で稼げ、売れるクルマで勝負しろ

 好調続く小型車-安くて便利、iQ、タタに世界驚く 98

 流行の色を探る-魅力ある「色」が売れ行きを決める 100

 高級車の競争激化-国内ではようやくレクサスが浸透、不況知らずのメーカーも 102

 BRICs市場が勝負-販売台数で中国が米国を超えた 105

 販売店の改革-「女性」目線を重視、カフェっぽく入りやすい販売店に 108

 世界戦略車って何だ?-各国のニーズに合わせ同時発売が可能 110

 名車「レガシィ」でみる時代-燃費も向上、雪道に強み 112

 輸入車の動向は?-「ゴルフ」の長く続く人気の秘密 114

 日本の二輪車は世界一-技術力で他国の追随を許さない 116

 自動車業界の仕事-デザイン 118

 自動車業界の仕事-マーケティング 120

第4章 将来を見据えた戦略が相次ぐ

 業界再編は不可避-生き残りには巨額の投資が必要 124

 販売の課題-優秀なセールスパーソンを育て顧客を囲い込む 129

 世界一独走へ-「豊田家」動く 132

 電機メーカーとの合従連衡-電池事業に将来がかかる? 134

 自動車メーカーの新規ビジネス-航空機、住宅、農業、金融も… 136

 自動車と損害保険の密接な関係-自動車業界と合わせて損保も再編 138

 地域の雇用を支える産業-期間従業員は「調整弁」との批判も… 140

 自動車業界の仕事-販売促進 142

 自動車業界の仕事-海外営業 144

第5章 クルマは夢と楽しさを届ける商品

 ロボット戦略が熱い-人間の考えを読みとる機能も出現 148

 熱いモータースポーツ戦略-多額の資金が必要だが、重要なイメージ戦略となる 151

 1人乗りの「新型乗り物」-トヨタが先行して開発中、ホンダも後を追う 154

 自動車メーカーの社会貢献-企業スポーツ以外の分野へ活動範囲が広がる 156

 世界で活躍する日本人デザイナー-日本人独自の感性への評価が世界で高まる 158

 モーターショーの役割-世界中で開催され、若者にクルマの魅力を伝える 160

 自動車業界の仕事-広報 164

 自動車業界の仕事-モータースポーツ 166

第6章 個性豊かな各メーカー

 トヨタ(トヨタ自動車)-質、量ともにナンバーワンは譲らない 170

 ホンダ(本田技研工業)-「技術のホンダ」を背景に楽しいクルマを生み出す 173

 日産(日産自動車)-ゴーン氏の経営手腕で再生を図る 176

 マツダ-わくわく感を大事に個性あるクルマで勝負 179

 三菱自動車工業-環境意識が高まるなか、電気自動車で復活 182

 スズキ-小型車に強み、インドで大きな力をもつ 185

 スバル(富士重工業)-エンジン技術がすぐれ、強固なブランド力をもつ 188

 ダイハツ工業-世界一のスモールカーづくりにターゲットを絞る 191

 トラック各社-市場規模の縮小が続くなか、さらなる再編は不可避 194

 海外勢-ドイツメーカーを中心に高いブランドイメージで勝負 198

●主な国産車の「車名の由来」…………208

●自動車業界の歴史…………212

●おわりに…………216

著者プロフィール

満野龍太郎

みつの・りゅうたろう
共同通信経済部次長(デスク)。社会部、金沢支局、モスクワ大学社命留学などを経て経済部。流通、農水省、商社、銀行、保険、自動車、名古屋支社編集部デスク、名古屋支社経済部デスク、内閣府などを担当。自動車と金融の取材が長い。自動車では三菱自動車の再建策に代表される業界再編、ハイブリッド車など環境対応車の開発などを取材した。著書に「よくわかる保険業界」(日本実業出版社)がある。上智大学文学部卒。静岡県生まれ。

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