デザイン思考の仕事術

発売日 2009.06.29
著者 棚橋弘季
判型 四六判/並製
ページ数 256
ISBN 978-4-534-04572-0
価格 ¥1,650(税込)

デザイナーの仕事のやり方・考え方を採り入れれば、「今まで見えなかったものが見える」「結果を早く出せる」「難しい問題・複雑な問題が解決できる」。データやロジカル・シンキング、Googleを超える「スピード」と「精度」を身につける、斬新な仕事術。

≪章立て≫
Chapter1 デザイン思考とは
Chapter2 デザイン思考の「情報収集術」
Chapter3 デザイン思考の「企画発想術」
Chapter4 デザイン思考の「問題解決法」
Chapter5 デザイン思考の「職場作分術」

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はじめに

 バラバラの情報が散らばった世界で 001

 18世紀ヨーロッパの情報爆発 005

 あらゆる仕事がデザインである 008

 仕事に活用するデザイン思考 012

Chapter1 デザイン思考とは

 ビジネスシーンで注目される「デザイン思考」 022

 デザイン思考が仕事を変える 026

 デザインの方法とプロセス 031

 情報化~情報の構造化のスキル 038

 デザインとは生活文化をつくる仕事 043

 グループワークでアイデアを創発する 049

 デザイン思考の仕事術のための基本姿勢・七箇条 056

Chapter2 デザイン思考の「情報収集術」

 川喜田二郎さんの発想法 066

 情報の圧縮化から発想が生まれる 070

 情報と情報化 074

 人間行動の観察のための7つの着眼点 078

 調査は新たな視点の発見のために行う 084

 ワークモデル分析 090

 ヴュジャデをみるために 094

 デザイン思考のための情報収集ではないこと 104

Chapter3 デザイン思考の「企画発想術」

 発想のひらめきはどこからくるのか? 112

 パースのアブダクションと記号学 115

 KJ法を行う準備をする 120

 KJ法を使って情報を動かす 124

 図解化することで全体が俯瞰できるようになる 130

 グランドデザインを組み立てる 135

 利用者像のモデル化 140

 ペルソナをキャスティングする 147

 シナリオによるデザインコンセプトの明示 150

 デザイン要件を抽出する 154

Chapter4 デザイン思考の「問題解決法」

 コンセプトを具現化する 158

 デザイン要素の構造化 162

 物事を包括的にとらえる目利きの力 171

 身振りを通して 177

 蒐集~モデル化~編集 183

 トライアンドエラーを計画的に 188

 利用シーンのシミュレーション 194

 ユーザーを使った検証 197

Chapter5 デザイン思考の「職場作分術」

 人工物の意味の四つのコンテキスト 206

 在点―ポイント・オブ・ビーイング 212

 場と作法 219

 リフレーミングで自分の枠の外に出る 226

 働く場の作分 230

 プロジェクトをデザインする 234

 仕事の空間を遊びの場にする 237

 なぜ遊びの場なのか? 241

 手続きと趣向 245

おわりに 「デザインしすぎない」 248

著者プロフィール

棚橋弘季

たなはし・ひろき
1968年生まれ。株式会社イードで、クライアント企業の商品開発、ウェブサービス企画設計における人間中心のデザイン活動を支援。「デザイン思考」のワークショップの講師も務める。情報デザインフォーラム・メンバー、ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会会員。著書に『ペルソナ作って、それからどうするの?』(ソフトバンククリエイティブ)、共著に『マーケティング2.0』(翔泳社)がある。

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