理科好きの子どもを育てる 魔法の科学実験

発売日 2007.08.01
著者 山村紳一郎
判型 A5判/並製
ページ数 176
ISBN 978-4-534-04267-5
価格 ¥1,430(税込)

ありふれた家庭用品や廃物などの身近な道具を利用し、「真空保存容器で巨大なマシュマロが出現!」「突然、水が凍りはじめる」などのアッと驚く実験を体験!科学のおもしろさに触れることで、理科好きの子どもが育つ。

≪章立て≫
第1章 お茶の間で楽しむ“超”お手軽科学実験
第2章 科学実験をキッチン用品で楽しむ
第3章 ゴミをリサイクルして楽しむ科学工作
第4章 “食”とつながった科学を楽しむダイニング実験
第5章 簡単な道具でみんなびっくりの実験手品
第6章 お風呂で、洗面所で、庭で楽しむ科学実験

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はじめに

  実験を始める前に……[安全などの注意] 8

第1章 お茶の間で楽しむ“超”お手軽科学実験

  1. 小さな温度差でもしっかりとらえるゴムの温度計

   ゴムは伸びるときに熱を出し、縮むときに熱を吸収する 10

   ゴムの温度計を作ってみよう 12

   暖めた側に向かってストローが回る! 14

  2. 手の平の熱の上昇気流で回る風車

   手の平の熱……それがこの風車のエネルギー源 16

   風のないところで試そう 18

   風車のバランスがポイント 20

  3. 水や氷でレンズを作っちゃおう

   ガラスでなくても、透明な材料ならレンズが作れるぞ! 22

   どのようにして水をレンズの形にするか? 24

   レンズの働きは形が生み出す 26

  【コラム】 「うまくいかない」って、なぜだろう? 28

第2章 科学実験をキッチン用品で楽しむ

  1. ええっ! 氷が水に沈むって……??

   浮いているものを沈めるには、どこかに重りが必要!? 30

   濃い塩水を強く冷やして凍らせる 32

   いったん沈み、しばらくすると浮いてくる! 34

  2. 突然、水が凍り始める!

   氷ができていく様子が、数秒間で見られる! 36

   0℃になったらショックは禁物! 38

   水が瞬間的に氷に変化する! 40

  3. 透明な氷で愛の氷中花!?

   透明な氷の中に好きな花を閉じこめよう! 42

   ゆっくり凍らせるのがコツ 44

   氷の中で花が輝いて見える 46

  4. 真空保存容器で「超マシュマロ」出現!?

   見ると絶対に食べたくなる! でも、取り出したら…… 48

   まわりからの「押す力」が減るということは…… 50

   巨大なマシュマロ出現! でも、取り出すと…… 52

  【コラム】 何度やってもおもしろい 54

第3章 ゴミをリサイクルして楽しむ科学工作

  1. フィルムケースで作る手作り聴診器

   音を集めて耳をパワーアップ! 小さな音を聞いてみよう 56

   ビニールチューブをしっかりとめるのがポイント 58

   小さな音がはっきり聞こえる! 60

  2. ペットボトルで光の道筋を観察

   光はどんなふうに進むのか……実際に見てみよう! 62

   いろいろな光の進み方を調べてみよう 64

   光の決まり……直進、反射、屈折 66

  3. たねグライダーと発泡スチロールボートを作ろう

   ふわりと飛ぶ、すーっと走る! 動く実験オモチャのいやし系 68

   グライダーもボートも、左右のバランスに注意 70

   進むためのしくみがどこにあるか考えよう 72

  【コラム】 自分の実験準備室を作ろう 74

第4章 “食”とつながった科学を楽しむダイニング実験

  1. ムラサキキャベツで酸・アルカリ

   身近にある色素でも、酸性・アルカリ性が調べられる! 76

   いろいろなものを水にとかして調べよう 78

   身の回りにはたくさんの酸性・アルカリ性がある 80

  2. 10円玉がぴかぴかに! コーラが水に?

   身近なものの色がさっと変化する! 手品のようなびっくり実験 82

   変化が起きる瞬間を見逃さないように! 84

   色変化のしくみは、もの同士の反応 86

  3. おどるかつおぶしとセロハン晴雨計

   くねくねとおどるかつおぶしを動かしているのはなに? 88

   “くねくね”おどるのは? おどらないのは? 90

   セロハンが一番。アルミホイルはおどらない 92

  4. 触れずに生卵を見分けるには? 砂糖と塩の見分け方は?

   見分けるとは、つまり分析……サイエンスの基本です 94

   それぞれに「どんなちがいがあるか」を考えよう 96

   さまざまな方向から考えて工夫する 98

  【コラム】 ずぼら実験ノートのすすめ 100

第5章 簡単な道具でみんなびっくりの実験手品

  1. 転がりたくない缶、おどり出す空き缶

   “動き”を支配する運動エネルギー 102

   見た目はふつうの缶と変わらないように作ろう 104

   空き缶なのに、自分から動いているみたい 106

  2. 静電気でゆらゆらゆれるぶらんこ

   静電気が“伝わる様子”がよくわかる! 108

   静電気の“通るところ”を考えながら作ろう 110

   ワッシャが少しずつ電気を運んでいる 112

  3. 燃える実験手品3連発

   鉄のたわし? ミカンの皮の汁? 意外なものがよく燃える! 114

   炎の広がりを予測して、安全に実験しよう 116

   細かくすれば、鉄でもよく燃える! 118

  4. 三原色懐中電灯と色影絵

   ものの影は黒だけじゃない。影絵だってカラーになる! 120

   懐中電灯の光に“色”をつける 122

   3色の影が重なり合っていろいろな影ができる! 124

  5. ヘロンの不思議な噴水を作ってみよう

   現代のペットボトルで作る、紀元前の元祖びっくりからくり 126

   空気もれに注意して、ていねいに作ろう 128

   しくみがわからないと、まるでマジック! 130

  【コラム】 しくみを考える楽しみ 132

第6章 お風呂で、洗面所で、庭で楽しむ科学実験

  1. 小麦粉燃料の袋ロケット

   燃料とは思えない小麦粉でも、ロケットを飛ばすパワーがある!? 134

   自在針金をうまく使って、発射台を作ろう 136

   小麦粉が燃えて、ビニール袋が舞い上がる! 138

著者プロフィール

山村紳一郎

やまむら・しんいちろう
サイエンスライター。和光大学講師。1956年11月7日東京都生まれ。東海大学海洋学部海洋資源学科卒業。卒業後、雑誌取材記者、カメラマンを経て、1982年にフリー。自動車雑誌などで記者兼カメラマンとして活動した後、科学関連の取材活動に移行。現在は、科学実験の紹介や開発・実演記事の製作・執筆活動、科学実験イベントのプロデュース、テクニカルディレクション、科学館の展示企画なども手がける。著書に『ガリレオ工房の科学あそび』(実教出版・共著)、『チャレンジ!理科の自由研究』(誠文堂新光社)など。

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