その内訳は、春夏用のサマーウールと、綿か麻混でまず2着。夏を除くスリーシーズン用のウールを2着(ストレッチ素材も可)。最後に秋冬の定番素材といわれるフランネル、サキソニー、ツイード、ホームスパンなどの素材から2着です。

以上の6着があれば1年を通してフレッシュな気分でいられます。また、さりげないおしゃれができる人として周囲の評価もあがるでしょう。

シャツも6着、ネクタイは5本そろえたい

シャツはホワイトとホワイトベースの細いストライプ柄を基本に、6着そろえるのが基本です。現代ビジネスマン向けの主流であるワイドカラーや、少しフォーマル度を下げたボタンダウンカラーも試しましょう。わかりやすいように、ビジネスシーンに向くシャツの襟のバリエーションをイラストで示します。【No Good】も参考にしてください。

P140より
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そしてネクタイは、無地のものを2本、水玉と小紋、ストライプを各1本の計5本をまずそろえます。無地はネイビー、グレー、ボルドー、ベージュから色を選んでください。日本人は意外に使わない無地のネクタイですが、合わせやすくて重宝するので2本あると便利です。その他はネイビーとボルドーをベースに選びます。

Vゾーンの印象別マトリクス

以上のスーツとシャツ、ネクタイの組み合わせによる「Vゾーン」は、外見上とても重要な要素です。Vゾーンがスマートにまとまっていると、いろいろなことに気を配れるビジネスマンに見えるでしょう。

「ビジネスシーンでの服装は、相手に与える印象を第一に考えて選ぶべき」とたかぎ氏は述べています。自分を演出することも大事です。『一流に見える服装術』掲載の「Vゾーンで与える印象別マトリクス」を参考にして、それぞれのシーンにふさわしいVゾーンを選びましょう。

P62より
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