ブログから書籍へ

日実:そのブログを、今回の書籍にすることになったのはなぜでしょうか?

安達:日本実業出版社の編集の方からお声掛けいただいたことが、きっかけです。正直なところ、他の出版社さんからも本を書きませんかというお話しはあったのですが、日本実業出版社さんが一番きちんとブログを読んでいただいてたので、一番一緒にやってみたいなと思ったんです。

また、付け加えるなら……、ブログという形だとwebを見ている層にしか届けられない。webを見る習慣のない人達も多いので、そういう人達に届ける、様々な人に読んでもらいたいなぁと言うのが純粋にありました。

日実:本のタイトルはどうやって決まったのですか?

安達:ある一つの記事からとりました。正確に言うと『「仕事ができるやつ」“への”最短の道」』から『「仕事ができるやつ」になる最短の道』に少し変えていますが、このタイトルの元になった話が、私の中で印象深かったんです。

端的に言ってしまうと、仕事ができるようになるには「まず一番最初に案を出せるよう、恐れず発言をしよう」という内容です。ただ批判する、ただ考えているだけでいることは簡単です。しかし一生懸命勉強し、周りが口をつむんでしまう中、一番最初に状況をより良くするための案を出す人が一番偉いと教えられた出来事でした。

最初に発言するというのはリスクも大きいですが、その分上手くいったら見返りも大きくて、チャレンジしないとなにもないということを感じたんですよね。もちろん、そういうことを認めてくれる上司がいての話にはなってしまうのですが。今は3回4回転職する時代なので、いつか良い上司に出会えると思います。その時にちゃんと自分から考え、行動できるようにするということが、究極の仕事のコツなのではないでしょうか。

「仕事ができるやつ」になるために必要なコト

日実:では、タイトルにもある「仕事ができるやつ」とはどんな人だと思いますか?

安達:コツコツ努力を続けられる人じゃないかと思います。行動力があるとか、プレゼンテーションが上手いとか、色々な要素があると思うのですが、結局、それは全部、一朝一夕では身につけられないですよね。結局、これをやろうということを決めて継続し、じっくりやり続けた人だけが、できるやつになるのではないでしょうか。これはスポーツでも一緒ですね。

日実:継続することで開く差は、大人になればなるほど、実感します。学生の時に、まぁいいかと継続を止めてしまったことを続ければ良かったと、今さらながら後悔です。

コツコツ継続することができる人は何が違うのでしょう?

安達:実はそれについて、こういった記事を書いたことがあります……。

ブログBooks&Apps内記事を紹介してくださる、安達氏