人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

●サイト(オフィス・モリオカ)
  → https://office-morioka.com/
●ツイッター
  → http://twitter.com/h_morioka
●facebookページ
  → https://www.facebook.com/officemorioka/
●Instagram
 → https://www.instagram.com/office_morioka/

 

舞浜の由来

このエントリーをはてなブックマークに追加

2007/12/10 10:23

8日と9日、ディズニーリゾートに1泊2日で行ってきた。
地方に住んでいると、泊まりがけで行くのは当然だが、南関東に住んでいるとやはり日帰り。神奈川県在住の身にとっては、いつも強行軍となる。名残惜しそうな子ども達を叱咤して疲れ切って自宅に向かうのはいつも足が重い。



そこで、今回はオフィシャルホテルに泊って、ディズニーランドとディズニーシーの両方に1日ずつ行ってみた。さて、今回宿泊したホテルの住所は千葉県浦安市舞浜1−7。ディズニーランドの住所は同市舞浜1−1である。地図をみればすぐわかるが、ディズニーランド一帯は、明らかに海の中に突き出した埋立地。ということは、もともとは海の中で、地名はなかったことになる。

東京湾には、埋め立てによってできたところがいくつもある。東京都下では、「夢の島」や「若洲」「青海」など、いずれも海を連想させるような地名がつけられていることが多い。

「舞浜」も同じような地名だが、実は、これらとは決定的な違いがある。それは、「舞浜」が外国地名の翻案だからだ。

この地名は、米国のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのあるフロリダ州の「マイアミビーチ」に由来している。つまり、「マイアミ」を「舞」、ビーチを「浜」に置き換えたのが、「舞浜」の由来なのだ。

地名は、各自治体の判断で自由につけることができる。そのため、戦後生まれた地名にはいろいろと変った由来を持つものも多いが、外国地名の翻訳でできた地名はさすがに珍しい。

なお、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートがあるのはマイアミ州中部のオーランドで、州南部のマイアミビーチとは直線距離で300kmほど離れている。300kmといえば、東京−名古屋よりも遠いのだが。
このエントリーをはてなブックマークに追加

ページのトップへ