人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

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駒場と内海

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2019/12/23 13:44

(画像は吉本興業公式サイトよりキャプチャ)

22日の第15回「M-1グランプリ2019」で、結成12年、今年初めてテレビで漫才を演じたというミルクボーイが、ファーストステージでは過去最高の681点、最終決戦でも審査員7人中6人の支持を集めて圧勝で優勝した。

ミルクボーイは、大阪出身のボケ・駒場孝と、兵庫県出身のツッコミ・内海崇のコンビ。「駒場」という名字は全国ランキングでは3300位台と普通の名字の範疇には入っているが、西日本では珍しい。圧倒的に関東地方に集中しており、関西にはほとんどいないといってもいいくらいだ。

本来、「駒場」とは馬の調教場のことで、これに由来する地名も各地にある。とくに栃木県の鹿沼市や宇都宮市に集中しており、足利市には、下野国足利郡駒場という地名もあった。関東以外では宮城県にも多くみられる。

一方、「内海(うつみ)」は全国ランキングが600位台というかなりメジャーな名字。西日本ではほぼ「うつみ」と読むため、内海崇も「うつみ」だが、実は関東では「うちうみ」と読むことも多く、千葉県や埼玉県では「うつみ」より「うちうみ」の方が多い。

そのため、「内海(うちうみ)」も2000位前後に入っている。また、日本一「内海」の多い宮城県では2割弱が「うちみ」である。

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