人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、本当?と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

著書は『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など多数。

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「降谷」のハンコの注文が殺到

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2018/06/12 09:57

(画像は映画「名探偵コナン ゼロの執行人」公式サイトよりキャプチャ)

ひと月ほど前から、何度か「降谷」という名字について取材を受けた。その趣旨は、珍しい名字といわれているが、どの程度珍しいのか、どこに多いのか、といったことだ。

すでにいくつかの媒体で取り上げられ、ネットニュースなどでも流れていることからご存知の方も多いと思うが、取材の理由は高知県のハンコ屋で「降谷」というハンコが異常な売れ行きを示していることに由来している。

「降谷」という名字は、全国に10世帯程度という極めて珍しい名字で、どこかに集中しているということもなく、各地に点々としかない。読み方は「ふるや」が多いが、関西では「ふるたに」とも読む。

5月初旬に、本来はほとんど売れるはずのない「降谷」というハンコの注文を受けた高知市のハンコ店「吉本三星堂」が、映画「名探偵コナン ゼロの執行人」に登場する「降谷零」が理由だと気が付くと、早速ネットに「降谷」専用の注文フォームを設置。するとこれが話題を呼んで全国から注文が殺到し、月末までに3000個を超える依頼があったという。

近年のペーパーレス化の進行でハンコの需要は減っており、ハンコ業界はこの想定外の需要に注目しているようだ。

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