本当にわかる公認会計士の仕事

発売日 2011.09.07
著者 武田雄治/平林亮子
判型 四六判/並製
ページ数 216
ISBN 978-4-534-04862-2
価格 ¥1,620(税込)

人気公認会計士の武田雄治と平林亮子が、自らの経験をもとに監査やコンサルティングの仕事の魅力を解説します。受験から監査業務、転職・独立まで、公認会計士になって働くためのノウハウが満載。受験を考えている人、すでに働いている人すべてに必読の1冊!

≪章立て≫
第1章 私たちの現在の仕事
第2章 “極める”のではなく、“合格する”ための勉強法
第3章 監査法人へ就職し、ピラミッドの底辺へ
第4章 公認会計士の理想と現実
第5章 監査法人を辞めるきっかけ
第6章 事業会社の企業内会計士として働いてわかったこと
第7章 独立で失敗しないための「3つの覚悟」
第8章 公認会計士としての働き方
第9章 成功するための仕事術・習慣術と心構え

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章立て

はじめに

第1章 私たちの現在の仕事

 1-1 やるべきことは、探すものではなく、目の前にあるもの 16

 ●最初から公認会計士をめざしていたわけではなかった

 ●悩んだときに「人生の選択肢の広い」ほうを選んだ

 ●大学での偶然の出会いが運命を変えた

 ●国際会計の権威で「平松一夫先生」のゼミで薫陶を受ける

 ●「会計ビッグバン」で会計制度が変わる姿を目の当たりにした

 ●「ブレない軸=ディスクロージャー」は探したものではなかった

 ●「常にゴールを意識する」ことが、物事を解説するうえでもっとも重要

 1-2 資格は生きていく手段 24

 ●会計とまったく関係のない「地理」を専攻していた

 ●「生きていく手段」として、資格取得をめざした

 ●家族と相談し、消去法で受験を決めた

 1-3 経営者の分身として会社を軌道に乗せる 27

 ●大学1年生からダブルスクール生活を始め、大学3年生で合格

 ●同じ公認会計士の「コンサルティング」といってもさまざま

 ●細かい手続ではなく、「経営者の意思決定」をサポートする

 ●起業家が事業に専念できるように、会社に合わせたアドバイスをすることが重要

 ●コンサルティングという言葉のイメージにとらわれず、「日常のこと」も支援する

 ●公認会計士ならではの会計中心のコンサルティング

 ●「経営者の分身」として、代わりにできることはする

 ●起業したての経営者は報酬を払える?

 ●「会社が成長しないと報酬がない」という覚悟を決めることで、経営者と同じ目線になれる

 ●公認会計士をコンサルタントとして雇うことを理解してもらうための明快な説明

 ●1人の士業から、幅広い働き方へ

 1-4 コンサルティングと同じくらい力を入れている執筆と講師業 38

 ●30超の書籍・教材を執筆している

 ●監査法人時代から15年以上教壇に立っている

 COLUMN 公認会計士試験 40

第2章 “極める”のではなく、“合格する”ための勉強法

 2-1 もっとも大切なことは、最後まで続けること 42

 ●講師から見た合格する人、できない人

 ●合格できない「学者タイプ」にならないためには、“もっともっと上”を捨てる

 ●大事なのは情報量の多さではなく、「試験当日に合格ラインを超える」こと

 ●「試験に合格する」ことだけを目的にすべき

 2-2 勉強時間や情報量の多さは、合格には関係ない 48

 ●学者タイプから転換できた理由

 ●どん底で決めた覚悟が合格への起爆剤に

 ●最後の1か月は、全部で10種類のテキストだけを読み続けた

 ●試験当日も、苦手科目の「入門期」「基礎期」のテキストだけを利用した

 2-3 未知を恐れない、既知を忘れない 53

 ●手を広げすぎず、的を絞りすぎないバランス感覚が合格へのカギ

 ●与えられたテキストだけを愚直にやれるかが、合格への分かれ目

第3章 監査法人へ就職し、ピラミッドの底辺へ

 3-1 お前らはピラミッドの底辺だ!  56

 ●新日本監査法人を選んだ理由は「受験で追い抜かれた人を仕事で抜きたい」

 ●ピラミッドの底辺ってことを忘れるなよ!

 ●公認会計士にはプライドと謙虚さの両方が必要

 3-2 プロフェッショナルになるための1万時間の努力 60

 ●プロフェッショナルな公認会計士になるための「1万時間」

 ●努力を習慣化することが重要

第4章 公認会計士の理想と現実

 4-1 会計監査は公認会計士にとって基本中の基本 64

 ●時間内に切り上げ、教壇に立っていた監査法人時代

 ●監査業務の「何でも見ることができる」楽しさと、「マニュアルどおり」という辛さ

 ●「誰のための仕事」か?

 4-2 志望どおりではないスタートもプラスに変えられる 67

 ●志望と大きく違う、初めてのクライアント

 ●中堅企業の監査だからこそ、全体を見渡すことができた

 ●中堅企業の監査は幅広く、レバレッジをきかすことができた

 ●緊張の連続で泣きそうだった「最初の日」

 ●最初の監査での悔しさをバネにすることから、実務経験がスタートする

 ●配布されたマニュアルをもとに自家製監査マニュアルを作成

 4-3 入所後2年間が勝負!  74

 ●「公会計」ジャンルを担当した

 ●最初の2年の差は30年後も埋まらない

 4-4 “考える”監査の大切さ 79

 ●少人数の体制だからこそ、“考える”日々を送れた

 ●会計基準を新たに勉強した

 ●山に篭もり、終わるまで下山できない監査で得たこと

 ●あと2日で監査を終わらせるために、先輩の監査調書を捨てた

 ●考えた末の監査が評価され、自信につながった

 4-5 興味がある仕事は全部チャレンジした 86

 ●J1のときから複数のクライアントのインチャージを行なうことに

 ●アサイン表が全部埋まるくらい働き、すべてのクライアントの信頼を得た

 4-6 マニュアルどおりでは監査はできない 90

 ●監査の理想は「分析的手続」

 ●分析的手続よりも実証手続を優先してはならない

 4-7 「何のため」の監査手続か? 93

 ●「監査の視点」は公認会計士でも抜けている人が多い

 ●「リスク・アプローチ」的な考え方はすべてに通じる

 ●若いときに「何のための手続か」を考えられれば、独立してからも役立つ

第5章 監査法人を辞めるきっかけ

 5-1 独立を決意したきっかけとなった2冊の本 98

 ●夢や希望はなく、ただストイックに上をめざした

 ●年末年始に人生計画を練り直した

 ●独立を意識したきっかけとなった2冊の本1

 ●独立を意識したきっかけとなった2冊の本2

 5-2 監査法人を辞めるきっかけ 105

 ●マネジメントをするために東京に出てきたのではない

 ●監査法人における仕事のすばらしさは「現場での成長」

 COLUMN 修了考査 110

第6章 事業会社の企業内会計士として働いてわかったこと

 6-1 企業内会計士になる決め手となった「空白の1週間」 112

 ●コンサルティングファームか、事業会社かという選択

 ●監査をしても、クライアントと同じ目線にはなれなかった理由

 ●事業会社への転職でこだわった3点

 ●急成長している会社はエキサイティング!

 6-2 経理の現場は「戦場」 117

 ●会計監査をする立場から、会計監査を受ける立場へ

 ●決算書は監査するよりも作るほうが大変

 ●「空白の1週間」を実際に経験して得たこと

 ●監査はサービス業なので、きちんと説明を果たすことから始める

 6-3 経理部は「情報製造業」である 123

 ●経理部は会社のあらゆる情報が集まる「情報製造業」

 ●スムーズに業務を行なうしくみがなかった

 ●「セルフ監査」で監査法人を定時に帰らせた

 ●あくまでゴールは「有価証券報告書の作成・開示」

 ●監査経験があったからこそ、経理現場の課題を解決できた

 ●事業会社の経験を「しくみ」として広げるために独立を志した

 COLUMN 公認会計士の仕事 132

第7章 独立で失敗しないための「3つの覚悟」

 7-1 独立するための「3つの覚悟」 134

 ●成功する起業家と、失敗する起業家の差

 ●人生そのものに対して「覚悟」をする

 7-2 情熱や根性だけで独立・起業は成功できるものではない 140

 ●目の前のことをコツコツこなしていくことは理念と同じくらい大切

 ●覚悟している人は男性が多いが、腹がすわっている人は女性が多い

 ●女性がビジネス下手な理由

 ●独立時に「お金の覚悟」だけはできていた

 7-3 資本金は必要経費の6か月分に 145

 ●必要経費の6倍を資本金にすること

 ●社長の悩みの多くは資金繰り

 ●上場企業を意識して、個人事務所ではなく「株式会社」としてスタートした

 ●1000万円集めることが最大の難関

 ●「必要経費」の計算方法

 ●資金面での心配はゼロだった

 7-4 独立するタイミングを逃すことが最大のリスク 152

 ●資本金を準備することで不安の多くを解消できる

 ●「会計士独立塾」に参加する人が踏み出せない理由

 ●独立したいけれども踏み出せない人は、修行あるのみ!

第8章 公認会計士としての働き方

 8-1 大切なことは確固たる理念をもつこと 156

 ●起業にもビギナーズラックがある

 ●単発の案件をつなげる努力が必要

 ●「紹介」がもっとも確実な営業手段

 ●自分以外は“After J-SOX”で食べていけると思っていた

 ●設立した会社との決別と、それでもブレない理念

 8-2 独立は1人でしなければならない 164

 ●生き方まで否定され、ゼロからの再スタート

 ●共同経営をすると、価値観の相違で空中分解するケースが多い

 8-3 自分に与えられた「使命」は何か? 168

 ●退職後、2か月は仕事ができる状態ではなかった

 ●「経理を変えれば会社は変わる」という初心に返る

 ●クライアントではなく、会社や従業員のために仕事をしていた

 ●“I am a CPA”

 ●「伝える」ために欠かせない情報発信力

 ●「伝える」ことと、経理の情報製造業化は同じ

 ●経営に必要な情報をインデックス化する

 8-4 公認会計士として独立する方法はさまざま 178

 ●2度目のスタートでは、2か月でスケジュールが埋まった

 ●経営者になるのではなく、目の前のクライアントを救いたい

 8-5 独立の理由は人それぞれ 181

 ●平林の独立のきっかけは、「逃げ出したかった」から

 ●「自由」を得るために独立した

 COLUMN 監査法人の人事制度 184

第9章 成功するための仕事術・習慣術と心構え

 9-1 お金のために働いても楽しくない 186

 ●公認会計士とは、平林にとって「手段」「突破口」、武田にとって「目的」「使命」

 ●「競わない生き方」が、競わなければならない経営者にとって大切

 ●報酬はお金だけじゃない

 9-2 年収ではなく、自分のバリューを一生懸命高めるべき 190

 ●ブログやTwitterで数百の新たな出会いがあった

 ●儲けることはかまわないが、人の後追いだけはしないほうがいい

 9-3 年収は自然と自分のバリューに収束する 194

 ●就職面接にきた自分に払える額が自分のバリュー

 ●若手公認会計士のバリューの高め方

 ●上司に仕事をさせない

 9-4 勉強をしくみ化し、習慣化する技術 199

 ●バリューを上げ続けるためのアウトプットの技術

 ●デスクにいる時間はすべてアウトプットに費やす

 ●アウトプットのリソースは本とiPhone

 ●Twitterはアウトプットだけではなく、最高のインプットツール

 ●アウトプットする必要がないものはインプットする必要はない

 9-5 優秀な人が多いからこそ、人間力を高める 205

 ●「昨日の自分」よりも前に進むためのコツは「競わない生き方」

 ●ボンクラでもいいから、ボンクラのなかで頭角を現わせ!

 ●いくら自分のバリューを高めても、人徳がなければ人は逃げていく

 ●公認会計士として見えない「根」を張れば、自然と共感してくれる人が集まってくれる

むすびに代えて

著者プロフィール

武田雄治/平林亮子

たけだ・ゆうじ
公認会計士、武田公認会計士事務所 所長、「黒字社長塾」主宰、株式会社アガットコンサルティング 執行役員。北浜総合会計事務所 パートナー、MAAS LLC パートナー、中央大学専門職院国際会計研究科兼任講師。関西学院大学商学部卒業。KPMG(現あずさ監査法人)、東証上場企業財務経理部門、コンサルティング会社勤務等を経て、財務会計コンサルティングファームの株式会社アガットコンサルティング執行役員などに就任。著書多数。

ひらばやし・りょうこ
公認会計士、中小ベンチャー企業をサポートする公認会計士集団アールパートナーズ代表。お茶の水女子大学文教育学部地理学科卒業。太田昭和監査法人(現新日本有限責任監査法人)を経て独立。企業やプロジェクトのたち上げから経営全般に至るまで、あらゆる面から経営者をサポートしている。また、女性プロフェッショナルに関するプロジェクト「SophiaNet」プロデューサーを務めるなど、経営サポートに必要な幅広いネットワークを持つ。さらに、学校、ビジネススクール、各種セミナーなどで講義、講演も積極的に行なっている。著書多数。

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