人間関係にうんざりしたときに読む本
発売日 | 2008.10.29 |
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著者 | 杉本良明 |
判型 | 四六判/並製 |
ページ数 | 232 |
ISBN | 978-4-534-04466-2 |
価格 | ¥1,540(税込) |
何かというとあなたを批判するきつい人とどう向き合うか。きつい人の心理構造を理解し、承認すること。期待感をゼロにして、加点主義で相手を見ることが対人関係を改善するポイントである。職場で、家庭で、快適な人間関係をつくる究極のノウハウとヒント。
≪章立て≫
第1章 世の中は「きつい人」だらけで疲れる
第2章 人を責めれば人は変えられるというのは大間違い
第3章 相手の感情を認めれば、それだけでうまくいく
第4章 こうやればあの人との軋轢も消えていく
第5章 相手に期待するのをやめよう
第6章 ここがわかればあの人がもっと理解できる
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詳細
第1章 世の中は「きつい人」だらけで疲れる
~なぜストレスがたまるのか~
「きつい人」とはどんな人? 12
「きつい人」はあなたの自尊心を傷つける 18
意見と人格を混同する「きつい人」の考え方 21
感情を否定することは人格を否定すること 24
感情を肯定することが承認 26
「感情的」と「理性的」の違いは語気が穏やかかどうか 28
感情の世界でわたり合っても絶対に問題は解決しない 31
「きつい人」は身内や目下にきびしい 33
批判しない、承認する、を徹底する 37
第2章 人を責めれば人は変えられるというのは大間違い
~頭のいい人でもこんな言い方をしている~
きつく当たるとはどういうことか 42
きつく当たる人に傷つけられるということ 46
きつい人は人格攻撃に訴える 47
相手を傷つけるよけいな一言 49
人間穏やかに言えばわかる 51
事件にまで発展してしまうこともある 53
「早くしなさい」「何度言ったらわかるの」 55
他人の子供は叱らないが、自分の子供は怒鳴ってしまう 57
家族にこそ礼儀正しく接する 59
子供に乱暴な言葉使いをしない 61
決して責めたり、批判したりしない 64
どんな職場でもこんな人はいるもの 66
コーチングの意義は外的コントロールを排除すること 68
語気を荒げるのがきつく当たる人 69
言うことを聞かない子供には何度でも言おう 71
断定形で決めつけるのはやめよう 73
きつい人はそういう「習性」と理解しよう 76
そういう人なんだ、と思うしかない 78
第3章 相手の感情を認めれば、それだけでうまくいく
~円満な人間関係をつくる究極のヒント~
承認は人間関係にプラスを生む 82
承認は挨拶、笑顔から始まる 83
ホステス・トークのオウム返し話法 92
自分を認めることができて自己実現欲求が出てくる 94
フォスターの作曲意欲をかりたてたメイド 97
何を言ってもほめてくれる『坊っちゃん』の清 99
「わかる。気持ちはわかる」と言って欲しい 100
たしなめるときも救いのある言葉をからめる 103
人間、寛容でない人とはつき合いきれないもの 105
時間がたてばひとりでに問題が解決していく 107
修行を重ねた高僧でも嫉妬心がわくのはなぜか 109
人間は承認を食って生きている 110
相手を認めれば、相手も自分を認めるもの 113
匿名の善行だけで自尊心を満足させられるか 115
業績のいい会社は社員がお互いを認め合っている 117
感謝する気持ちは相互にパワーを与え合う 119
第4章 こうやればあの人との軋轢も消えていく
~こういう言葉使い・気使いが関係をうまくいかせる~
まず、相手を批判するのをやめよう 124
気安くほめるのはやめよう 125
「気持ちはわかります」をくり返す 127
相手にすねられたら、「無理もない」と言おう 129
ほめない承認が自然な承認 130
苦情処理のように相手に接しよう 132
自分を責めてくる相手には持久戦でかまえる 135
相手を認めた上で叱責する言葉使い 138
「あなたならこれくらいのことはできるはずです」 139
自分をストレスから守る切り返し方 142
「君はやるだけのことをやったじゃないか」 144
自己承認の大切さを知ろう 146
良心との対話を通して自分のありようを確かめる 148
小さな成果を積み上げながら自分を回復していく 151
ゆるぎない自分をつくっていくということ 154
第5章 相手に期待するのをやめよう
~欠点を探すより、いいところをひとつでも認めよう~
きつい相手とは平和な気持ちで向き合う 158
減点主義で相手のアラを探すな 159
身内には遠慮がないから摩擦が起こる 162
他人は変えられないが、自分は変えられる 164
イヤな相手に反発すれば、こちらもイヤな奴になり下がる 167
相手に対する期待感をゼロにする 171
思い込みや期待感を捨てて、相手をゼロベースで見る 173
あげまんは相手の長所を見出してほめて立てる 177
人間はささやかな長所を拠りどころに生きている 179
短所を直すのか長所を伸ばすのかは人生観の差 181
相手のあり方を強制せずに選択の自由を与える 184
期待感を捨てて上司に接する 186
パワハラもどきの上司にはクレーム処理係として対応しよう 189
問題点を指摘されても必要以上に反応しない 192
コーチングは長所を伸ばす考え方 194
一人ひとりが内面に異なった文化を持っている 197
あなたは悪くない――批判には承認で応えよう 199
第6章 ここがわかればあの人がもっと理解できる
~衆知を集めなければ競争に勝てない時代だ~
人類の歴史は批判・叱責が当たり前 204
織田信長からおしんまで 205
本田宗一郎と川上源一 208
暴力が当たり前だった昔の学習塾 210
批判・叱責の時代は終わりつつある 213
批判・叱責していたのでは衆知を集めることができない 215
おしんが傷ついているようではモノは売れない 218
経営者・管理職は批判・叱責の時代に育った 220
今の部下は叱ると育たない 220
部活のシゴキで耐久力はついたが… 222
デートに遅刻した彼女に「注意」して失恋 225
円満・平和な家庭は決してむずかしいことではない 226
著者プロフィール
杉本良明
コミュニケーション研究家。1959年、兵庫県生まれ。関西学院大学経済学部卒。専門はシステム設計と語学(英語・中国語)。家業のかたわら、コーチングのプロとして活動し、官庁・学校・病院・一般企業の研修講師を担当している。著書に、『人間関係にうんざりしたときに読む本』(日本実業出版社)、『ネットコーチングで開業しよう』(同文館出版)がある。