最新版 図解でわかるISO9001のすべて
発売日 | 2009.08.11 |
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著者 | 大浜庄司 |
判型 | A5判/並製 |
ページ数 | 304 |
ISBN | 978-4-534-04598-0 |
価格 | ¥2,200(税込) |
2008年12月の改訂に完全対応。審査登録機関で主任審査員をしつつ、企業向け研修の講師を務める著者が書いた、ISO取得への入門書。審査員、企業の両方の視点から解説。しかも豊富な図解でわかりやすく、取得を目指す人にとっては、まさに必読の書。
≪章立て≫
第1章 ISO9001を取得すれば多くのメリットが得られる
第2章 ISOの規格とは何かを理解しよう
第3章 認定・認証制度とはどんな制度か
第4章 品質マネジメントシステムの基本を知る
第5章 ISO9000ファミリー規格の基礎知識を習得する
第6章 ここが肝心 ISO9001規格の要求事項を理解しよう
第7章 品質マネジメントシステム構築・運用のノウハウを学ぶ
第8章 品質マニュアル・文書作成の秘訣
第9章 業種別品質マネジメントシステムの事例
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はしがき
第1章 ISO9001を取得すれば多くのメリットが得られる
1-1 ISO9001認証取得は企業に利益をもたらす 14
1-2 非営利組織でもISO9001はメリット満載 16
1-3 システムを実施・運用する際のメリット 18
1-4 取組み目的を明確にすることが成功へのカギ 20
参考 組織 -Organization-
供給者 -Supplier-
第2章 ISOの規格とは何かを理解しよう
2-1 マネジメントのシステム化が時代の潮流 24
2-2 そもそもISOっていったい何? 26
2-3 ISO規格は参加国の討議で制定される 28
2-4 “ISO9000ファミリー規格”は五人の家族で成り立つ 30
2-5 ISO9000ファミリー規格の誕生から現在まで 32
2-6 業種別につくられたのが「セクター規格」 34
参考 顧客 -Customer-
利害関係者 -Interested Party-
第3章 認定・認証制度とはどんな制度か
3-1 知っておきたい認定・認証制度 38
3-2 認証機関には「認定範囲」がある 40
3-3 認証機関を選定するコツ 42
3-4 認証機関への申請から認証取得までの手順を知っておこう 44
3-5 審査員にはどんな資格があるのか 46
参考 品質 -Quality-
特性 -Characteristic-
第4章 品質マネジメントシステムの基本を知る
4-1 品質マネジメントの原則〔1〕 50
4-2 品質マネジメントの原則〔2〕 52
4-3 品質マネジメントシステムとはどういう意味か 54
4-4 品質マネジメントシステムの手順は組織に合ったやり方で決める 56
4-5 組織の業務はプロセスで達成される 58
4-6 組織はプロセスアプローチでシステムを運営する 60
参考 製品 -Product-
第5章 ISO9000ファミリー規格の基礎知識を習得する
5-1 ISO9000ファミリー規格の基本事項を理解する 64
5-2 ISO9000ファミリー規格にはこんな特徴がある 66
5-3 ISO9000規格は基本と用語を定義している 68
5-4 ISO9001規格は唯一の認証の基準 70
5-5 ISO9004規格はパフォーマンス改善の手引書 72
5-6 ISO19011規格は監査の手引書 74
参考 ISO9001品質マネジメントシステム -要求事項-相互関連図
第6章 ここが肝心 ISO9001規格の要求事項を理解しよう
6-1 ISO9001規格の構成 78
-規格の全体像を把握する-
6-2 0 序文 80
0・1 一般 -経営戦略として規格の採用を決定する-
6-3 序文 82
0・2 プロセスアプローチ -プロセスを基礎とした品質マネジメントシステム-
6-4 序文 84
0・3 ISO9004との関係 -整合性のある一対の規格-
6-5 序文 86
0・4 他のマネジメントシステムとの両立性
6-6 1 適用範囲 88
1・1 一般 -システム適用の目的-
6-7 1・2 適用 90
-適用不可能なら要求事項を除外してもよい-
6-8 2 引用規格 92
-ISO9000規格を引用する-
6-9 3 定義 94
-ISO9000規格の用語の定義を適用する-
6-10 4 品質マネジメントシステム 96
4・1 一般要求事項 -システムの全体像を示す-
6-11 4・2 文書化に関する要求事項 98
4・2・1 一般 -品質マネジメントシステムの文書-
6-12 4・2・2 品質マニュアル 100
-組織の品質マネジメントシステムを規定した文書-
6-13 4・2・3 文書管理 102
-必要とする文書は管理する-
6-14 4・2・4 記録の管理 104
-記録は適合の証拠・運用の証拠として管理する-
6-15 5 経営者の責任 106
5・1 経営者のコミットメント
6-16 5・2 顧客重視 108
-顧客要求事項を知り顧客を大事にする-
6-17 5・3 品質方針 110
-品質に関する組織の全体的な意図・方向づけを示す-
6-18 5・4 計画 112
5・4・1 品質目標 -品質に関し追求し目指すもの-
6-19 5・4・2 品質マネジメントシステムの計画 114
-システムの構築・変更の計画を策定する-
6-20 5・5 責任、権限及びコミュニケーション 116
5・5・1 責任及び権限 -明確にし周知する-
6-21 5・5・2 管理責任者 118
-品質マネジメントシステムの運営責任者-
6-22 5・5・3 内部コミュニケーション 120
-品質マネジメントシステムの情報交換を行なう-
6-23 5・6 マネジメントレビュー 122
5・6・1 一般 -経営者の見直し-
6-24 5・6・2 マネジメントレビューへのインプット 124
-経営者の見直しへの入力情報-
6-25 5・6・3 マネジメントレビューからのアウトプット 126
-経営者の見直しの結果-
6-26 6 資源の運用管理 128
6・1 資源の提供 -資源を明確にし提供する-
6-27 6・2 人的資源 130
6・2・1 一般 -力量のある人に仕事をさせる-
6-28 6・2・2 力量、教育・訓練及び認識 132
-要員を教育・訓練する-
6-29 6・3 インフラストラクチャー 134
-製品実現に必要な建物・設備を提供する-
6-30 6・4 作業環境 136
-作業環境を明確にし運営管理する-
6-31 7 製品実現 138
7・1 製品実現の計画 -製品実現のプロセスを計画する-
6-32 7・2 顧客関連のプロセス 140
7・2・1 製品に関連する要求事項の明確化
6-33 7・2・2 製品に関連する要求事項のレビュー 142
-契約・注文の受諾前に要求事項を確認する-
6-34 7・2・3 顧客とのコミュニケーション 144
-コミュニケーションの方法を明確にし実施する-
6-35 7・3 設計・開発 146
7・3・1 設計・開発の計画 -製品の設計・開発-
6-36 7・3・2 設計・開発のインプット 148
-インプットを明確にし記録する-
6-37 7・3・3 設計・開発からのアウトプット 150
-インプットと対比検証できる形式で提示する-
6-38 7・3・4 設計・開発のレビュー 152
-体系的なレビューを行なう-
6-39 7・3・5 設計・開発の検証 154
-アウトプットがインプットの要求事項を満たす-
6-40 7・3・6 設計・開発の妥当性確認 156
-製品が用途に応じた要求事項を満たす-
6-41 7・3・7 設計・開発の変更管理 158
-変更のレビューをし実施前に承認する-
6-42 7・4 購買 160
7・4・1 購買プロセス -供給者を管理する-
6-43 7・4・2 購買情報 162
-購買製品情報を供給者に提示する-
6-44 7・4・3 購買製品の検証 164
-購買製品が要求事項を満たしているか検証する-
6-45 7・5 製造及びサービス提供 166
7・5・1 製造及びサービス提供の管理
6-46 7・5・2 製造及びサービス提供に関するプロセスの妥当性確認 168
6-47 7・5・3 識別及びトレーサビリティ 170
-製品の識別、監視・測定状態の識別、追跡の識別-
6-48 7・5・4 顧客の所有物 172
-顧客の所有物は紛失・損傷しないように管理する-
6-49 7・5・5 製品の保存 174
-製品は適合した状態で保存する-
6-50 7・6 監視機器及び測定機器の管理〔1〕 176
-監視機器・測定機器の管理手順を決める-
6-51 7・6 監視機器及び測定機器の管理〔2〕 178
-管理対象測定機器は校正・検証する-
6-52 8 測定、分析及び改善 180
8・1 一般 -測定、分析、改善を計画し実施する-
6-53 8・2 監視及び測定 182
8・2・1 顧客満足 -顧客満足を監視する-
6-54 8・2・2 内部監査〔1〕 184
-品質マネジメントシステムの適合性・有効性を検証する-
6-55 8・2・2 内部監査〔2〕 186
-内部監査の手順を規定する-
6-56 8・2・2 内部監査〔3〕 188
-内部監査の開始から監査報告書作成までの手順-
6-57 8・2・3 プロセスの監視及び測定 190
-プロセスの達成能力を実証する-
6-58 8・2・4 製品の監視及び測定 192
-製品の特性を監視・測定する-
6-59 8・3 不適合製品の管理〔1〕 194
-不適合製品の使用・引渡しを防ぐ-
6-60 8・3 不適合製品の管理〔2〕 196
-不適合製品を識別し処置する-
6-61 8・4 データの分析 198
-データを明確にし収集し分析する-
6-62 8・5 改善 200
8・5・1 継続的改善 -有効性を継続的に改善する-
6-63 8・5・2 是正処置〔1〕 202
-起こってしまった不適合の原因を除去する-
6-64 8・5・2 是正処置〔2〕 204
-不適合は現在・未来・過去にわたって処置する-
6-65 8・5・3 予防処置 206
-これから起こる不適合を防止する-
参考 ISO9001導入から認証取得までの手順〔例〕
第7章 品質マネジメントシステム構築・運用のノウハウを学ぶ
7-1 品質マネジメントシステム構築・運用の基本 210
7-2 プロセスの明確化と順序・相互関係 212
7-3 導入前に認証取得範囲を決定する 214
7-4 認証取得に必要な費用 216
7-5 地方自治体の認証取得支援事業 218
7-6 トップマネジメントではキック・オフ宣言をする 220
7-7 精鋭メンバーで推進体制を組む 222
7-8 推進計画を立案する 224
7-9 推進計画に認証機関対応を折り込む 226
7-10 早い時期に認証機関を決め申請する 228
7-11 システム構築における組織の長の役割 230
7-12 ISO9001規格要求事項を教育する 232
7-13 ISO9001規格要求事項の部門責任を明確にする 234
7-14 自組織の業務の現状を把握する 236
7-15 品質マネジメントシステム文書を作成する 238
7-16 システム構築の進捗を管理し運用する 240
7-17 内部監査を計画し実施する 242
7-18 内部監査員は監査技法を習得する 244
7-19 認証機関の審査を受ける 246
7-20 初回審査(第一段階・第二段階審査)の審査事前準備と対応の仕方 248
7-21 認証取得後も審査は継続する 250
参考 文書作成に関する考慮事項 -顧客のニ-ズを満たす-
文書の作成・使用・管理の「評価基準」
第8章 品質マニュアル・文書作成の秘訣
8-1 文書と記録はどう違うのか 254
8-2 文書化にはこんな利点がある 256
8-3 ISO9001規格が要求する文書 258
8-4 文書体系によって文書化が決まる 260
8-5 文書にはこんな種類がある 262
8-6 ISO9001規格が要求する記録 264
8-7 品質マニュアルは何を目的に作成するのか 266
8-8 品質マニュアルの構成・内容・表現方法 268
8-9 品質マニュアルに記載すべき事項 270
8-10 品質マニュアルの作成の仕方 272
8-11 作成する文書を決める 274
8-12 文書作成の仕方 276
8-13 文書の書き方・表現の仕方 278
参考 マネジメントに関する概念
第9章 業種別品質マネジメントシステムの事例
9-1 製造業 -品質マネジメントシステム〔例〕- 282
9-2 建設業 -品質マネジメントシステム〔例〕- 283
9-3 ソフトウェア業 -品質マネジメントシステム〔例〕- 284
9-4 証券代行サービス業 -品質マネジメントシステム〔例〕- 285
9-5 医療業 -品質マネジメントシステム〔例〕- 286
9-6 ホテル業 -品質マネジメントシステム〔例〕- 287
9-7 百貨店業 -品質マネジメントシステム〔例〕- 288
9-8 飲食サービス業 -品質マネジメントシステム〔例〕- 289
9-9 幼稚園 -品質マネジメントシステム〔例〕- 290
9-10 ビル清掃サービス -品質マネジメントシステム〔例〕- 291
9-11 美術館(展覧会) -品質マネジメントシステム〔例〕- 292
巻末資料
資料1 認定機関・審査員評価登録機関 294
資料2 認証機関〔例〕 -品質システム- 295
索引
著者プロフィール
大浜庄司
おおはま・しょうじ
1934年東京都生まれ。1957年東京電機大学工学部電気工学科卒業。日本電気精器株式会社品質保証部長、TQC推進室長、理事等を歴任し、1993年退職。その間、東京電機大学電機学校講師を務める。現在・オーエス総合技術研究所所長・IRCA 登録プリンシパル審査員(英国)・認証機関JIA-QAセンター主任審査員