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1.冒頭

まず件名について、目にとまるために、目立つ件名を!と考えがちですが、営業色が強いと開いてもらえなくなる可能性があります。「○○についての問い合わせ」「○○株式会社の~です」等、シンプルな件名の方が、とりあえず開いてみようかと思うものです。

 2.自社紹介

自己紹介をしてから商品(サービス)説明という流れが、一般的な考え方です。しかし、それだけでは堅苦しい、杓子定規な営業メールになってしまい、最後まで読んでもらえないかもしれません。そこで著者は、「誰にでも連絡している」わけではなく、「こういった内容が、ホームページに記載してあったから、あなたに連絡した」という「共感」のメッセージを伝えることが大事だと述べています。

【メール文頭文面サンプル】

「○○(地域)の税理士事務所と、提携したくご連絡をしました。ホームページに記載されている○○先生の理念を拝見して、人と人とのお付き合いを、非常に大事にしている方だと見受けました……」(66ページ)


3.商品(サービス)紹介

メールの出だしで相手の興味を引き、「商品説明」に入ります。その際、本題に入る前に、どのような理念や思いをもって、この商品を売っているかを記載します。なぜ会社を立ち上げ、どのような目的をもち、将来の目標は、といった内容を伝えることで、相手と少し距離が近づき「共感」を感じてもらえるのです。その結果、著者は、「貴社の考え方に非常に共感いたしました。ぜひ、一度お話しできないでしょうか」と、返信をいただくこともあるそうです。自分が相手に「共感」を示し、相手からも「共感」してもらう。理想的な距離の縮め方ですね。

 4.結び

メール本文の最後には、「興味があれば返信してください」という内容の文章を盛り込む必要があります。結局のところ、興味の有無によって人は行動します。「興味がある」人を集め、無駄な営業を避けることが、ストレスのないテレアポにつながるのです。

【メール文面サンプル】

「お手数ですが「興味ある」「興味ない」とだけでも返信いただければ幸いです。

ご興味をもっていただけたなら、詳細をお伝えできればと思います、ご興味をもっていただけない場良いは電話連絡を控えます。最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございました。」(79・80ページ)

以上、従来とは少し違う、新たなテレアポ「最初の入り口」はいかがだったでしょうか?新しい方法を取り入れることで、アポ獲得数の向上から、ストレス「ゼロ」にもつながるかもしれません。