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皆さんが子どもの頃に描いた夢はどうなりましたか? まだその夢を持っていますか? それとも諦めましたか?

夢を語り合えるチームは強い

「諦める」という字の「帝」を調べると、「束ねる」という意味だということがわかります。つまり諦めるというのは、言葉を束ねてしまうことなんです。スポーツの試合などで勝っているときはどんどん声が出ますが、負けているときは言葉が減ってきます。敗色濃厚になってきて勝負を諦めると、誰も何もしゃべらなくなります。語り合うことをやめてしまうんですね。

皆さんの会社やチームは声が出ていますか。たとえば挨拶しても返ってこないようだと、そのチームは危ない状態です。もしそうだったら意図的に、大きな声で挨拶してください。それだけで、少し変わるはずですから。

チームは語り合わないとうまくいきません。そして語り合うなかで、ぜひ自分の夢も周囲に向かって話をしてみて下さい。それに共鳴して、手伝ってくれたり助けてくれる人が現れてきますから。そうすると、自分だけの夢だったものがみんなの夢になって、大きなエネルギーを生み出すでしょう。



「対話」のあるチームは強い。そしてそのなかで夢を語り合うことができれば、さらに大きな成果を出すチームになる──。そんなことに気づかされ、とても刺激を受けたトークショーでした。

さあ皆さん、それぞれの場所で、夢を語り合いましょう!

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著者略歴

今泉 清 (いまいずみ きよし)
1967年生。大分舞鶴高校から早稲田大学に進学。数々のビッグプレーを大舞台で見せ、早稲田ラグビーを代表 する名選手として多くのファンに愛された。卒業後はニュージーランド留学を経て、サントリーに加入、1995年にはラグビーW杯南アフリカ大会日本代表に選出される。引退後は、母校・早稲田大学ラグビー部のコーチに就任し、清宮(克幸)監督黄金時代の右腕として結果を出すと、その後はサントリーのプレイングコーチとなり、後進の指導に注力した。現在は、CSテレビチャンネルJ SPORTSで解説者を務めるほか、ラグビーを通じて体得した「組織論」が企業セミナーや講演にも引っ張りだこで、企業組織にも充分に活かせると定評がある。