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(あ、言っちゃった……)その一言で、信用を無くすことも。

Case4  「それ‘で’いい」

 
何か飲み物をどうですか?と聞かれたとき、「お茶でいいです」と答えることはないでしょうか。例えば、それが仲のいい友達の家であれば「じゃあ、お茶ね」と何の問題も起こらず、話は進むかもしれません。

しかし、たとえ親しい間柄でも、時に相手が「どうでもいい」という意味にとることもありえます。一文字変えて、「それ‘が’いい」と言えば、対象となっているものやことは、自分が本当に希望しているということを伝えることができます。

特にあなたが今後、人生のパートナーを選択する際には、ぜひ「あなたがいい」と伝えることをおすすめします。「で」と「が」が、あなたの幸福な人生の別れ道となることも……。

Case5  相手に判断を委ねる、「しましょうか」

 
あなたの目の前に、終業前に突然入った仕事で忙しそうな同僚がいる。あなたは、親切心から「手伝いましょうか」と声をかけるかもしれません。しかし、相手が気を使って、「大丈夫」や「悪いからいいよ」などと遠慮するというケースは少なくありません。

もし、あなたが相手のことを心から考え親切にすることを望むとしたら、相手に判断を委ねる余地がないようにすることが必要です。

自分が忙しい時に「手伝いましょうか」と言われるより、「手伝いますよ」と言われた方が、「じゃあ、○○やってくれる?」と頼みやすいですよね。そんな風に、相手の心にすっと入る言葉をもって親切を行なうとき、相手と自然な心の交流が生まれるのです。

以上、なにげなく使っていた言葉が、あなたの信用を落とすかもしれない場面を紹介しました。もちろん、相手との関係性や状況によって、当てはまらない場合もあるでしょう。しかし、ちょっとした口ぐせが原因で信用を落とすことがないよう、気をつけておいて損はありません。

そして、気をつけるべきなのは口ぐせだけではありません。「信用される人が絶対にやらない44のこと」(山﨑武也著)は、他にも信用されるために必要な「第一印象」、「行動」、「習慣」等を教えてくれますので、一読してはいかがでしょうか。