働くママを部下に持つ男性やパパにも読んでほしい!働くママカバー

本書は働くママはもちろんのこと、ママ社員を部下・後輩に持つ上司の方、女性活躍に積極的に取り組む経営者の方、人事担当者の方、共働きで子育て中のパパにもぜひ読んでいただきたい本です。

一昔前に比べると産休・育休の制度、短時間勤務制度など女性が家庭と両立しながら働き続けるための法律や制度が整備されてきています。また本書の中でも紹介していますが、仕事と家庭の両立のサポートに取り組む企業向けの助成金もたくさん用意されており、女性活躍推進に積極的に取り組む企業は確実に増えています。

その一方で、ママ社員と一緒に働く上司の方や人事担当者の方から悩ましい声も聞こえてきます。

「いつ突発的な休みが入るかわからないから責任のある仕事をふりにくい」
「責任のあるポジションを任せようとしても、本人から断られてしまう(ロールモデルが育たない)」
「当たり前のように制度を利用する社員がいると、周りのモチベーションが下がってしまう」

女性が長期的に活躍できる組織を作ろうと頑張っている企業ほど、このような悩みに直面しています。

本書では、このような企業側の意識をしっかり理解することで、出産後も組織で活躍するためのヒントを紹介しています。

女性も権利ばかり主張するのではなく、しっかりと与えられた仕事に対して責任を果たしていく努力を続けることが大切です。「保育園からのお迎えコールがきたときの引き継ぎ」「大事な会議やイベント当日にきちんと出席できるようにするための対策」「与えられたポジションに積極的に挑戦する」など、時間の制約がある中で、組織で活躍するために必要な心構えやおさえておくべきポイントを解説しています。

また、共働き世帯が増える中で、パパが子育てに関わる時間も増えています。