人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、本当?と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

著書は『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など多数。

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堺市の大仙古墳

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2012/09/10 09:51

(photo by by sazanka/Adobe Stock)

所要で堺に行き、そのついでに少し堺付近を歩いてきた。堺と言えばやはり大仙古墳だろう。全長486m、周囲は2.8kmという巨大な古墳で、その大きさは墳墓としては世界最大級。なにしろ、JR阪和線の三国ヶ丘駅から百舌鳥駅の間の線路の西側は、ずっとこの古墳なのだ。

また、勘違いしている人も多いが、こうした鍵穴の形をした前方後円墳は、文字通り、前が「方墳=四角形」で、後ろが「円墳=円形」のため、鍵穴の丸い部分は後ろ側。従って、正面はその反対側で、百舌鳥駅から歩いて5分ほどのところにある。

以前来た時よりは門の周囲の木が伐採されて見やすくなっていたが、それでも大きすぎて全貌はさっぱりわからない。濠の向こうの小山、としか見えないのだ。

大仙古墳周濠(筆者撮影)

ところで、大仙古墳といってもピンとこない人が多いのではないだろうか。実は、私達の世代では、教科書には仁徳天皇陵と記載されていた。

しかし、この古墳は平安時代に書かれた『延喜式』に記載されている仁徳天皇陵と場所が一致することから宮内庁が仁徳天皇の陵墓と比定しているだけで、正式な学術調査が行われているわけではないため、現在では教科書などでも「大仙古墳(仁徳天皇陵)」と書かれることが多い。ただし、地図では今でも仁徳天皇陵となっていることが多いようだ。

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