人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、本当?と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

著書は『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など多数。

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宮里選手の活躍

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2011/07/12 10:00

7日〜11日にかけて、米国コロラド州コロラドスプリングズで、今年の全米女子オープンが開催された。女子ゴルフ四大メジャーの一つという大きい大会だが、2日が終わった時点で、なんと日本人が1位・2位に並んでいたのだ。

2人は首位の宮里美香と2位の宮里藍。2人とも沖縄出身で4歳違い。「宮里」という名字はそれほどポピュラーなものではないため、姉妹と思ってしまいがちだが、実はそうではない。

宮里藍は本島北部の国頭郡東村の出身。兄2人もプロゴルファーで、父がレッスンプロというゴルフ一家の生まれである。

一方、宮里美香は那覇市の生まれ。

「宮里」という名字は、全国ランキングでは1000位をちょっと下回るあたり。ただし、全国の約7割が沖縄、1割弱が鹿児島県にあることから、その他の地方の人にはなじみが薄い。

ルーツはともに地名で、鹿児島の宮里は薩摩川内市の地名がルーツ。

沖縄では、名護市、具志川市、沖縄市など各地に「宮里」という地名があり、全県でも12位に入るメジャーな名字だ。なかでも著名なのが沖縄市にあった美里間切宮里村発祥の宮里氏で、琉球王家尚家の一族末裔である。この一族の男性は代々名前に「朝」の字を使用している。

ある種目で特定の名字の選手が次々と活躍した例としては、スピードスケートの黒岩選手が有名。「宮里」がそうなるかどうかは、2人に続く選手がでるかどうかにかかっている。

なお、最終的には、宮里美香が5位、宮里藍が6位でフィニッシュした。
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