人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

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南アフリカの首都ってどこ?

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2009/07/13 10:06

日本のサッカーW杯出場も決まって、近年注目されている南アフリカ共和国。ところで、首都はどこだがご存知だろうか。

最近の小学校では、各国の首都を覚える、ということをしないようだが、筆者が子供のころはむやみに首都を覚えさせられた。そのため、今でも多くの国の首都を覚えているのだが、当時覚えた南アフリカの首都は「プレトリア」。ところが、近年、同国の首都は「ツワネ」といわれているらしい。

もともと、プレトリアという名称は、イギリスによる植民地支配に抵抗したアフリカーナー(オランダ系移民)のアンドリース・プレトリウスに由来している。このアフリカーナーもかつてはボーア人といわれていた。

2003年、「プレトリア」は先住民ンデベレ族の首長の名前にちなむ「ツワネ」に改称されたが、反対運動が多かったため、「プレトリア」という地名は消滅させず、ツワネの中の一地区の名称として残っているようだ。

この他にも、同国では「不正な過去」を清算する国家事業の一つとして、民族的な地名への改称が続けられており、今回のW杯を機に世界に定着させようとしている。
日本からだと南アフリカに応援に行くだけでも大変だが、行く際には最新の地図を用意しないと、現地でさらに混乱するかもしれない。
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