カンタン!世直し宴会術

夜ごと、さまざまな場所で行なわれている「宴会」。

しかし、中には「まったく盛り上がらない」「参加者が全員メンドクサイと思っている」「幹事が何をすればいいかわかっていない」という宴会も多いとか。そんな宴会をボクメツするため、「宴会を通じて世の中の役に立つ」との使命に(勝手に)燃える1人のオトコが立ち上がった!?

「お酒を飲んでただ騒ぐだけ」の宴会は今日でおしまい。ビジネスにも役に立つ宴会のいろはをご紹介します。

著者プロフィール

川田直樹(かわた・なおき)

昼は一級建築士、夜は一級宴築士&人間関係構築士、座右の銘は「ノー宴会 ノーライフ」。32歳独身イベント大好きサラリーマン。大阪出身、転勤で東京勤務中。大手オフィスメーカーの建築部門に勤め、中間管理職として若手を育成指導中。

年間60回以上の宴会を経験する中で、「社内で席が隣なのにメールを送り合うような疎遠な関係でも、たった2時間の宴会翌日には、笑顔でハイタッチをする仲間になった」「1000回の名刺交換よりも1回の宴会で人生が変わった」などを目の当たりにし、宴会のもつ可能性と多様性に惹かれ、イベントや宴会を通じて人と人をつなぎ仕事を楽しむ活動を推進中。「認定ファシリティマネジャー」「イベント業務管理士2級」取得。健康増進、社内活性、長時間労働対策としても効果的な「サウナ部長」としても活躍している。

今では一級宴築士の腕が口コミで広がり結婚式二次会の司会幹事も定期的に務める。本連載では、宴会での数々の修羅場をくぐり抜けて培った、「宴会と仕事を楽しむ」ノウハウをすべて公開していく。

上司に好かれる新人はココが違う! 宴会での振る舞い成功術

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2017/04/28 16:39

新人にとっては、お酌ひとつするのも難しい(photo by カメラ兄さん/photoAC)

右も左もわからない新入社員。エライ人も参加する宴会は不安や緊張でいっぱいです。そんな悩める新入社員に一級宴築士カワちゃんは「まずは、上司に好かれるための技を磨け」とアドバイスします。

「嫌われたらどうしよう……」と考えてしまう新入社員

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新年度に入って1か月がたちました。

新入社員のみなさんは社会人生活に慣れてきたころでしょうか。
同僚や上司たちとの関係は良好ですか?

この時期、新人のみなさんの戸惑いの声として多いものが、「宴会での立ち振る舞い方」です。

学生時代の「飲み会」と異なり、会社での酒の席は、人間関係の構築や組織目標の意思統一など、日々の業務にも影響する大事なものです。「ただお酒を多く飲めればいい」「大声でさわいで盛り上げればOK」の学生の「飲み会」とは、ワケが違うのです。

はじめてきちんと会話する先輩や上司、そして役員たちと一緒の空間にいると、「どう接していいのかよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。宴会での態度が原因で、「あいつは仕事ができないやつだ」「あの新人とは仕事したくないな」と思われていたらショックですよね。私も入社当時はドキドキしていました。

申し遅れましたが私、昼は一級建築士サラリーマンとしてきちんとオフィスで働き、中間管理職として若手を指導、教育する日々を過ごしています。一方で、夜は年間60回以上の宴会幹事を務め、数々の修羅場をくぐり抜けてきました。

この連載では、そんな私が「質の高い宴会をつくる」ノウハウを公開していきます。

第1回目は、宴会でどう振る舞ったらいいのかわからない人のために、3つのポイントを紹介します。

上司に好かれる部下がやっている5つの方法

宴会での振る舞いの前に、そもそも「上司に好かれる部下の特徴」を知っておくことが大事です。

それは以下の5つです。

1、笑顔が多く、話しやすい雰囲気がある
2、自分から挨拶やお礼を伝えることができる
3、プラスαの気配りと心配りができている
4、根が素直で行動力がある
5、自分の個性を相手にPRできる

日ごろからこれらを実践できている新人は、間違いなく上司に気に入られます。それだけでなく、仕事で接するお客様すべてに良い印象を与え、自然と仕事が成功してしまうという、まさに無敵の状態をつくることも可能になります。

このポイントを、宴会でも活用することができます。
極端な話、お酒がまったく飲めなくても、口下手でも、あがり症でも、上司や仲間から好かれ、「なくてはならない存在」になっている若手もいっぱいいます。このポイントを意識して、ここから宴会での振る舞い方を見ていきましょう。

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