人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、本当?と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

著書は『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など多数。

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忍者の日に甲賀忍者の末裔を発見

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2016/02/22 16:10

あなたの忍者のイメージはどんな感じ?(photo by Andrey Burmakin/fotolia)

2月22日は「忍者の日」らしい。そこで、この日を前に忍者の里で知られる滋賀県甲賀市が、水口町の伴家が忍者の子孫であることがわかったと発表した。またニュースによると、甲賀53家と言われる甲賀忍者と同じ名字の家にアンケートしたところ、88世帯が忍者の子孫と答え、うち31世帯には忍者ゆかりの品物として手裏剣類や装束、巻物などがあると答えたという。

忍者はテレビや映画にしばしば怪しい集団として登場する。その影響もあってか、忍者はその存在すらも秘密にされている、と思っている人も多いが、実はそういうわけではない。

幕府の忍者であるお庭番はれっきとした御家人。幕末の頃には旗本に昇格した家も多く、勘定奉行・外国奉行を歴任したあと、日米修好通商条約批准のため使節副使としてアメリカに渡った村垣範正もお庭番である。

甲賀53家は、戦国時代の滋賀県甲賀地方の国衆。その頭領望月家は信濃の出で大河ドラマの主人公真田幸村と同族といわれ、室町幕府の奉公衆もつとめた同地の名家である。その多くは江戸時代には帰農したが、代々甲賀武士末裔としての矜持を持っていたといわれる。

伴家は、山中家とともに、望月家に次ぐ甲賀武士の名家で、今まで同家の子孫とわかっていなかったことに逆に驚いた。

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