こんにちは! 編集部の荒尾と申します。
以前、私が編集を担当した書籍『NotebookLM徹底活用術』の販促でnoteを書いたとき、思いがけず多くの方に読んでいただきました。「AIへの印象が変わった」「実際に試してみました!」というコメントをたくさんいただいて、本当にありがたかったです。
そして今回、また新たな書籍の担当編集者としてこのnoteに戻ってきました。
新刊のタイトルは、
『あらゆる仕事が爆速化する Claude Code徹底活用術』
……さて、このタイトルを見て、皆さんはどう感じましたか?
「Claude Code」という言葉を聞いて、「なんか難しそう」「プログラマー向けでしょ?」「自分には関係ないかな」と思った方、実は私もまったく同じでした。
「Code」という文字への偏見
正直に告白します。
最初に著者のひつじさん、染谷昌利さんに「Claude Codeについての本を書いてください」というお願いをしたとき、肝心要のClaude Codeについて、私自身が何も把握していない状態でした。
ただ、「最新のすごいAIツール」「他社の本がかなり売れている」というイメージで、実に気軽な気持ちでお二方にご相談してしまった次第です。
ChatGPTのようにチャットで使う「Claude」(Anthropic社のAI)は知っていました。NotebookLMの取材でAIに触れまくったこともあって、チャットAIへの親しみはそれなりにありました。
でも「Claude Code」となると話は別です。「Code」という文字が入っているだけで、急に別世界の話のような気がしてしまう。これはおそらく、私だけが感じる壁ではないと思います。
担当編集者として原稿を読み始めたとき、私はまだ「これは自分には縁遠い世界かもしれない」と思っていました。
原稿を読んで、最初に出た言葉は「え、普通に使えるじゃん」
ところが原稿を読み進めるにつれ、私の中にあった「難しそう」という先入観がどんどん崩れていったのです。
Claude Codeというのは、一言でいうと「AIと会話しながら、自分のパソコン上のファイルや作業を直接動かせるツール」です。GeminiやChatGPTのようなチャットAIは、会話して答えを返してくれます。でもClaude Codeは、会話した内容を実際の作業として実行してくれるんです。
「やっておいて」と言うだけで、本当にやっておいてくれる。自分の行動・思考すべてを理解して動いてくれる、もうひとりの自分──と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に使ってみると、そう感じる瞬間が何度もありました。
たとえば──
「この資料フォルダの中にある全部のWordファイルを読んで、要点をまとめて」
「この表の数字を更新して、新しいファイルとして保存しておいて」
「先月分のレポートと今月分のレポートを比べて、変化した点を教えて」
……こういうことを、自分でファイルを開いたり、コピーしたり、作業したりすることなく、AIに丸投げできる。
これはただのチャットとは違います。AIが自分のパソコンの中に入ってきて、代わりに作業してくれるような感覚、と書けば伝わるでしょうか。
私は原稿を読みながら、頭の中でどんどん「あの作業も! この作業も!」とシミュレーションしていました。
毎月末に泣きながらやっている経費精算のとりまとめ、複数の著者から届くバラバラ形式のゲラのチェック、そして編集者が最も頭を抱える「企画書のたたき台」作り──白紙のドキュメントを前に固まること数十分、というあの地獄の時間が……。
「コード」は1行も書かなくていい。ただ、言葉で頼むだけ。
「ビジネスパーソンが主役」の本だった
この本のすごいところは、「コードを書ける人がもっと速く仕事をするための本」ではなく、「コードを書かない普通のビジネスパーソンが、AIに仕事を丸投げするための本」として書かれているところです。
著者が原稿の中で繰り返し強調していること──それは「あなたがやらなくていいことを、AIにやってもらえ」というメッセージです。
本書を読んで気づいたのですが、「普通のビジネスパーソン」のどんな仕事でもClaude Codeは有用で、特に次のような場面で威力を発揮します。
毎週・毎月繰り返す単純作業
データの転記、報告書のフォーマット統一、メールの下書き作成──。「また同じことをやっている」と感じる作業は、ほぼすべてClaude Codeに任せられます。一度「こういうやり方でやって」と教えれば、次からは頼むだけ。
大量の情報を整理する作業
会議の議事録を読んで「誰が何にコミットしたか」をリスト化する、複数の資料を読み比べて「共通点と相違点」をまとめる──。こういった「読んで、考えて、まとめる」作業が、驚くほど速く終わります。
「たたき台」を作る作業
企画書、提案書、報告書の骨格を作るのが苦手な方──。Claude Codeに「こういう内容の提案書を作って」と頼めば、叩き台が数分で出来上がります。あとは自分で肉付けするだけ。
「爆速化」は誇張じゃなかった
タイトルに「爆速化」とあったとき、正直「少し大げさかな」と思っていました(自分で考えておきながら……)。でも原稿を読み終えた後、私の見解は変わりました。
この本に書かれている使い方をマスターすれば、これまで半日かかっていた作業が数十分で終わる、というのは普通にあり得る話です。むしろ「爆速化」という言葉でも追いつかないかもしれない。
次の回(第2回)では、私が実際にClaude Codeを試してみた体験をお伝えします。「ビジネスパーソンの日常業務がどう変わるか」を、私の実体験を交えながらご紹介します。
■ 書籍情報
『あらゆる
「Codeと書いてあるけど、プログラムは書きません」──そんなキャッチコピーでもいいくらい、コードを書かないビジネスパーソンに読んでほしい一冊です。
この記事は担当尾編集者の荒尾が書いています。NotebookLM徹底活用術に続いて、今回も「担当編集者が一番ビビった」体験談を全3回でお届けします。
【第2回/第3回はnoteで公開中です】



