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	<title>暮らしに役立つ &#8211; 日本実業出版社</title>
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		<title>「発達障害」「発達の特性」は、まず知って理解することから</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-41787/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[haradamaho]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 19 Sep 2025 08:00:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[暮らしに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[未分類]]></category>
		<category><![CDATA[グレーゾーン]]></category>
		<category><![CDATA[子ども]]></category>
		<category><![CDATA[子育て]]></category>
		<category><![CDATA[発達障害]]></category>
		<category><![CDATA[親]]></category>
		<category><![CDATA[親子]]></category>
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					<description><![CDATA[発達障害やグレーゾーンなど発達に特性のある「発達ユニークな子」は、日々の生活でどのようなことに困っているのでしょうか。長女の不登校と発達障害の診断をきっかけに、これ…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>発達障害やグレーゾーンなど発達に特性のある「発達ユニークな子」は、日々の生活でどのようなことに困っているのでしょうか。長女の不登校と発達障害の診断をきっかけに、これまで延べ5万人以上の診療に携わってきた児童精神科医さわ先生が上梓した<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534062055/" data-wpel-link="internal">『児童精神科医が子どもに関わるすべての人に伝えたい「発達ユニークな子」が思っていること』</a>は、子育てに悩む親はもちろん、子どもをサポートする教育関係者に向けて、子どもの特性ごとにどう向き合っていけばよいのかを紹介しています。その中から「はじめに」を公開します。</p>
<h2>すべての人には、それぞれの「発達のユニークさ」がある</h2>
<p>「落ち着きがない子」「忘れっぽい子」「こだわりが強い子」「勉強が苦手な子」など、まわりになかなかなじめない「発達のユニークさ」を持つ子どもたちと日々向き合っています。</p>
<p>この本のタイトルを『「発達ユニークな子」が思っていること』にしたのには理由があります。</p>
<p>「知的障害」「発達障害」「グレーゾーン」「定型発達」──現代の社会では、子どもたちの発達について、さまざまな分類がされています（最近の医療現場では「発達障害」という言葉は用いなくなってきており、「神経発達症」とこれらを呼んでいます）。</p>
<p>もちろん、診断をつけることが必要な場面もあります。診断がつくことで、親や子ども 自身が安心したり、学校や支援機関でのサポートが受けやすくなったりするからです。</p>
<p>けれども私は、診断名にとらわれることなく、「すべての人には、それぞれの発達のユニークさがある」という視点を、もっと広げていきたいと願っています。 すべての人が「その人にしかない発達の過程」を持っており、発達とはだれにとってもユニークなものだからです。</p>
<p>実際、診断がつかない子どもたちのなかにも、日々の生活や学校などで「困りごと」を感じている子は少なくありません。「病名がないから大丈夫」ではなく、「困っているなら支援が必要」という考え方が、もっと社会のなかに広がっていってほしい──そう思って、この本を書きました。</p>
<h2>発達障害の子を育てる1人の親として感じたこと</h2>
<p>私自身も、発達障害の診断を持つ2人の娘を育てている母親です。長女にはASD（自閉スペクトラム症）の特性があり、次女にはADHD（注意欠如・多動症）とSLD（限局性学習症）の特性があります。</p>
<p>精神科医としての知識はあっても、親としての子育ては日々手探りでした。ときに泣き、迷い、悩みながら、それでも子どもたちの”今&#8221;と向き合ってきました。</p>
<p>長女は幼いころから感覚過敏やこだわりの強さがあり、寝かしつけにも苦労しました。 泣き叫ぶ声に疲弊し、「もう限界かもしれない」と思った日もあります。 診断を受けることにも葛藤がありました。精神科医という立場にいながらも、母親としての不安やとまどいはたくさんありました。</p>
<p>ただ、診断がつくことでようやく腑に落ちた部分もありましたが、それは育て方が悪かったのではないという安心感と、そこからどうしていくかを考えるためのスタートラインに立てたという感覚でした。</p>
<p>だからこそ、私がこの本で伝えたいのは、「診断がつくかどうか」よりも、「その子がどうすれば生きやすくなるか」を一緒に考えるという視点です。</p>
<h2>まずは、知って、理解することから</h2>
<p>「発達のユニークさ」は、学習の場面にも、感情の表現にも、人間関係の築き方にも、さまざまなかたちであらわれます。</p>
<p>それらはときに、「わがまま」「怠けている」「空気が読めない」などと誤解され、子ども自身が自信をなくしてしまうこともあります。 でも、そのユニークさには、1人ひとりの子どもが持っている「その子らしさ」「その子らしい味」がたくさん詰まっています。私たち大人ができることは、子どもたちを型にはめることではなく、その子のユニークさを知って理解し、必要なサポートをすることです。</p>
<p>この本では、発達の特性ごとに章を分けて、それぞれの場面で子どもたちがどのような思いや困りごとを抱えているのか、そしてそのときに周囲の大人がどのように関わることができるのかを、わかりやすく紹介していきます。</p>
<p>診断がついているお子さんだけでなく、いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれるお子さんや、発達障害と診断されていなくても「ちょっと気になる」と感じるお子さんにも、この本の内容はきっと役立つはずです。「もしかしたら、うちの子のことかもしれない」「自分の子ども時代に似ているな」と思っていただけたなら、そこからまた新しい理解が広がっていくことを願っています。</p>
<p>知って、理解する。それだけで、子どもも大人もおだやかな日常に変わるのです。</p>
<p>この本が、お子さんへの理解とサポートのためのきっかけになれば幸いです。 そして、子どもたち1人ひとりが「その子らしさ」が尊重されて生きられる社会を、私たち大人が一緒につくっていけたらと願っています。</p>
<hr />
<p>精神科医さわ<br />
塩釜口こころクリニック（名古屋市）院長。児童精神科医。精神保健指定医、精神科専門医、公認心理師。1984年三重県生まれ。開業医の父と薬剤師の母のもとに育ち、南山中学校・高等学校女子部、藤田医科大学医学部卒業。勤務医時代はアルコール依存症など多くの患者と向き合う。発達ユニークな娘2人をシングルで育てる母でもあり、長女の不登校と発達障害の診断をきっかけに、「同じような悩みを持つ親子の支えになりたい」と2021年に塩釜口こころクリニックを開業。開業直後から予約が殺到し、現在も月に約400人の親子を診察。これまで延べ5万人以上の診療に携わる。患者やその保護者からは「同じ母親としての言葉に救われた」「子育てに希望が持てた」「先生に会うと安心する」といった声が多く寄せられ、「生きる勇気をもらえた」と涙を流す患者さんも多い。YouTube「精神科医さわの幸せの処方箋」（登録者数10万人超）、Voicyでの毎朝の音声配信も好評で、「子育てや生きるのがラクになった」と幅広い層に支持されている。著書にベストセラー『子どもが本当に思っていること』（日本実業出版社）、監修に『こどもアウトプット図鑑』（サンクチュアリ出版）がある。<br />
<br />
</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>なぜ、雑誌やSNSで紹介されているメイクを試してもうまくいかないのか？</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-41486/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[haradamaho]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 03 Jun 2025 03:00:49 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[暮らしに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[ヘアメイク]]></category>
		<category><![CDATA[メイク]]></category>
		<category><![CDATA[メイクの基本]]></category>
		<category><![CDATA[メイクの正解]]></category>
		<category><![CDATA[美容]]></category>
		<category><![CDATA[美容の基本]]></category>
		<category><![CDATA[自分に合うメイク]]></category>
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					<description><![CDATA[SNSや雑誌のメイクを真似してみてもなぜかうまくいかない……。その原因は、モデルに似合うメイクをそのまま自分にしているから。 まず自分と向き合うことで、自分の顔に合…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>SNSや雑誌のメイクを真似してみてもなぜかうまくいかない……。その原因は、モデルに似合うメイクをそのまま自分にしているから。<br />
まず自分と向き合うことで、自分の顔に合うメイクが自分の手でできるようになるメソッドを伝える書籍『なんとなくの自己流から抜け出す 今の自分に合うメイクの正解』（YUTA.）から一部抜粋して公開します！</p>
<h2> 「これでいいの!?」「なんか違う……」を繰り返す日々</h2>
<p>帰宅して、洗面台で手を洗いながら、ふと見上げた鏡に映る自分の顔を見て、ため息が出る。</p>
<p>「なんか疲れた顔してるな。それにしても老けたな……」思わず手で頬を引き上げてみる。</p>
<p>一度や二度感じただけではない。毎朝、起きて鏡を見るたびに思う。</p>
<p>「これでいいの！？」と思いながら、はるか昔、見様見真似で覚えたメイクでちゃちゃっと済ます。</p>
<p>でもイマイチパッとしなくて、だんだん厚塗りになっていく。<br />
なんか変だな、なんか違うなっていう気がするけれど、時間もないし、とりあえず。その繰り返し。</p>
<h2>鏡や窓に映る自分が、思っている自分と違う</h2>
<p>小走り気味に急いで駅に着く頃には、メイクがドロドロになってる。<br />
なんで？あの人がおすすめしてたやつ使ったし、それなりに値段のする化粧品なのに。<br />
でも、どうせ元が違うから、しかたがないのか……。</p>
<p>電車の窓に映る自分から目をそらす。<br />
朝イチで会った人に「なんか疲れてる？」なんて声をかけられた日にはイラッとして、一日中気分が落ち込む。</p>
<p>会社のトイレの鏡ってなんかいつもより映りがよくないと思ったり。<br />
でも、自宅に帰っても、洗面台の照明がイマイチだから顔色が悪く見えるのかもしれないと感じたり。</p>
<p>いつしか鏡を見るのがつらくなっている。<br />
ここ何年かずっとそう。</p>
<h2>いつから鏡を見るのがつらくなったんだろう</h2>
<p>自分の顔を見られることから目をそむけてしまう。</p>
<p>結婚式、パーティ、同窓会はもちろん、家族や友人たちとの集合写真でさえも。</p>
<p>写真を撮られるとき、自然と遠ざかってしまう自分がいる。</p>
<p>きっと、あきらめかけているから、自分の顔を直視できなくなっているのかもしれない。</p>
<p>でも、本当にあきらめているの？</p>
<p>いや、だって、これまでもずっとつきあってきた、これからもずっとつきあっていく自分の顔だから。</p>
<p>自分の顔を好きになりたい。<br />
少しでもよくなりたいという気持ちはある。</p>
<h4><span style="font-size: 20px;">あきらめかけているけれど、本当はあきらめたくはない</span></h4>
<h2>厚塗りメイクの魔女化</h2>
<p>なんか違う。これでいいのかな？　 <br />
手応えを得られないまま重ねすぎて厚塗りになり、シミやシワを隠そう隠そうとし て魔女化していく……。</p>
<p>白浮きした肌にシワが目立ち、細くつり上がった眉、シワシワの薄い唇、パサついた髪。<br />
物語に出てくる魔女のイメージってこんな感じですよね。<br />
この要素が、少しでも入ると魔女化していきます（一方で、あきらめて薄塗りになったり、頬が下がったり、鼻が湾曲したり、口がへの字になったりするなどして魔女化するケースもあります）。</p>
<p>じゃあ、そうならないためにどうすればいいの？ <br />
答えは簡単。この逆になるように仕上げればいいのです。 <br />
素肌のような健康的な肌の色、ふんわり優しい立体的な眉、ふっくら血色感のある唇、ツヤとハリを感じるまとまりのある髪です。</p>
<p>間違ったメイクや美容を続けると、顔全体のバランスが崩れ、必要以上に老けて見えてしまいます。 <br />
無理なメイクやケアを重ねると、かえって不自然さが際立ち、「魔女」になってしまうのです。</p>
<p>「老けて見える」には理由があって、「シャレて見える」にはコツがあるのです。</p>
<p>私はよく「シャレる」という表現を使いますが、とても多くの方がこの言葉に共感してくださいます。<br />
「おしゃれ」や「きれい」という言葉に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、内心では「今より少しでもよくなりたい」と願っている方にこそ響く言葉です。<br />
私が考える「シャレた人」とは、健康的で、清潔感があり、ファッションやメイクに無理がなく、年齢に抗わず自然体で今を自分らしく輝いている人です。</p>
<p>誰でも簡単にシャレることはできます。<br />
年齢を重ねた自分を受け入れ、今の自分に合ったお手入れやメイクをする。<br />
ただこれだけです。</p>
<p>撮影現場でもモデルや女優にメイクを仕上げた際、私が「シャレたよね？」と聞くと、「うん！ すごくシャレた！」と、笑顔で答えてくださる瞬間があります。 <br />
自分に自信が生まれ、心から楽しむことができる。<br />
それが本当の「シャレる」姿です。</p>
<p>歳を重ねるごとに自信を持ち、無理せず自然体でいることで、誰もがもっと自分らしく、そして魅力的に輝くことができるのです。</p>
<h2>メイクの魔法がかかる瞬間</h2>
<p>「今日の私、なんかいいかも！」と心から思える自分に出会うためには、日常のなかでの自分のベストを知ること。</p>
<p>この手応えを得るためには、まずは「自分の顔」で、自分の顔に合ったメイクができるようになることです。 <br />
最初から完ぺきでなくてもかまいません。試行錯誤を重ねるなかで、少しずつ自分に合ったメイクがわかってくるものです。 <br />
「どこを引き出せばもっとよくなるかな？」と、1つずつ改善していく。<br />
その繰り返しが、自分の顔にしっくりくるメイクが見つかる道になります。</p>
<p>大切なのは、今の自分をしっかり見つめること。自分の肌や顔をよく見て、しっかり考えてメイクやコスメを選ぶこと。</p>
<p>自分の顔を知る。具体的には、自撮りをして、自分の顔のかたちや肌の色の特徴を客観的に確認することです。</p>
<p>これを繰り返しやっていくと、自分をどの角度から見ても満足でき、納得するメイクがわかるようになります。</p>
<p>あなたにも、きっと「これだ！」と思える瞬間が訪れます。</p>
<p>たとえば、ある朝「このリップが私にぴったりだ！」と感じたとき、自然に笑顔がこぼれ、自信が湧き出てくるでしょう。それはメイクの魔法がかかった瞬間です。</p>
<hr />
<p>YUTA.(ゆた)<br />
ヘアメイクアップアーティスト。1974年大阪府生まれ。美容師としてデビュー後、テレビ大阪「スーパー美容師変身バトル」にレギュラー出演。2000年美容業界誌『ヘアモード』の年間グランプリを受賞し、SHISEIDO SABFAでノウハウや技術を磨く。その後、TVCMや『Sweet』『VERY』などのファッション誌、CDジャケット撮影などで活躍。女優やモデルをはじめ、延べ2万人以上のヘアメイクを担当。2018年には「CLEARシャンプー」のWeb版CMに出演し話題に。第一線で活躍し続けて30年、オリジナルブランド「Neuf358」の立ち上げ、コスメの商品開発アドバイザー、美容セミナー講師としても活動の幅を広げる。Instagramでは多くの共感を集め、寄せられるメッセージをきっかけに一般向けのオンライン講座を開講。1人ひとりの魅力を引き出し、メイクによって人生を好転させる「YUTA.式シャレ顔メソッド」を伝えている。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【「はじめに」公開】ネットや他人に流されない「判断基準」のつくり方</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-41031/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[haradamaho]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 16 Jan 2025 07:00:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[お金のことがわかる]]></category>
		<category><![CDATA[未分類]]></category>
		<category><![CDATA[知識・教養を身につける]]></category>
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					<description><![CDATA[普段、自分が何にお金を払っているのかを意識していますか？　現金を持たずとも買い物ができるようになり、気がつくと使いすぎてしまっていることが増えているのではないでしょ…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>普段、自分が何にお金を払っているのかを意識していますか？　現金を持たずとも買い物ができるようになり、気がつくと使いすぎてしまっていることが増えているのではないでしょうか。今回は、自分にとって本当に価値のあるものにお金を使うために、「価値判断基準」をつくる方法を紹介する<a target="_blank" href="https://www.amazon.co.jp/dp/4534061595" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">『教養としてのお金の使い方』<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a>（午堂 登紀雄）から、「はじめに」を抜粋して公開します。</p>
<h2>はじめに</h2>
<p>私たちを取り巻く経済・金融の環境はものすごいスピードで変化しています。たとえばクレジットカードはもとより電子マネー、QRコード決済などの普及によって、物理的な現金を扱う機会が減っています。</p>
<p>するとお金は目に見えない単なる数字・記号となり、自分は何にお金を使うべきか、どんな価値にお金を払っているのかを、あまり考えずに気軽に支出してしまう状況が生まれやすくなります。</p>
<p>一方で企業はあの手この手で私たちに消費させようとします。たとえばワンクリックで瞬時に買い物ができる、一度見た商品やその類似の商品が洗脳かと思うほど何度もパソコンやスマホの画面上に表示される、サブスクリプションで割安に見せられる、「もうすぐ売り切れ！」「あと〇〇個！」などと焦らせるなど、執拗とも思えるマーケティングに日常的にさらされます。</p>
<p>さらにはSNSが浸透してくると、口コミやレビューなどといった他人の意見を参考に消費を決める頻度が増えます。自分の価値判断基準を信じるのではなく、「他人がいいと言うから」という理由で、自分が何に支出すべきかという判断を他人に委ねてしまう。</p>
<p>あるいはキラキラした誰かの投稿を見てうらやましく感じ、自分も友人知人にウケたいと「映え」のためだけに高額な消費をすることもあります。</p>
<p>その結果、本当はもっと有効なお金の使い道があったのに、その余裕がなくなってしまうかもしれない。</p>
<p>周囲のみんなは素敵なレストランで外食できるのに、それができない自分は貧乏なんだと絶望してしまうかもしれない。</p>
<p>そんな生き方は誰も望んでいないと思います。</p>
<p>そこで本書では「教養としてのお金の使い方」を提唱しています。</p>
<p>一般的に言われる教養とは、社会生活を営むうえで必要な文化に対する広い知的基盤や心の豊かさを指しますが、「教養としてのお金の使い方」とは「自分の人生を豊かにするお金の使い方」です。</p>
<p>前書『頭のいいお金の使い方』（日本実業出版社）でも述べたとおり、私たちはお金を使いながら人生を形成しています。</p>
<p>お金はほとんどの問題を解決できる万能ツールですが、同じ包丁でも人が喜ぶ料理をつくれる一方、誰かを傷つけることもあるように、使い方によっては「生き金」になることも「死に金」になることもあります。</p>
<p>そこでいかに死に金を減らし、生き金となるお金の使い方を実践するかを学ぶことで、豊かな人生にしようというのが前書のテーマでした。</p>
<p>本書はそこからもう一歩踏み込んで、「読者の価値判断基準を揺さぶる」試みをしています。</p>
<p>というのも、「自分の考えと異なる主義主張に触れたとき、自分の価値判断基準を見直す契機になる」からです。</p>
<p>たとえば大学教育などでよく聞く一般教養は「リベラルアーツ」とも呼ばれ、これは「自由への技法」つまりさまざまな束縛から解放され自由に生きるための技術でもあります。</p>
<p>固定観念や先入観などにとらわれると、自由な発想や物事の深い理解、あるいは応用ができなくなるためです。</p>
<p>そこで本書でも「自分の思考の枠を超え、お金を使うことで認識できる世界を広げていく」材料の提供に注力しました。</p>
<p>本書はあくまで私個人の考えをベースに論じていますが、そのなかには「それは違うんじゃないの？」「自分はそうは思わない」というものも出てくると思います。</p>
<p>すると、自分の主義主張の弱さを埋めようと考えたり、全部は賛同できなくても部分でもいいと感じる考えを取り込んだり、別のもっとよい第三の方法を編み出したりなど、自分の思考の枠を超えるチャンスでもあるのです。</p>
<p>そうやって獲得した教養は、より戦略的なお金の使い方を考える土台になります。</p>
<p>「戦略的」とは、自分の目的を達成するための最短かつ合理的な方法論のことですが、これを自分の力だけで考え実践できるならば、どんな時代環境でも有利に快適に生き抜くことができるでしょう。</p>
<p>円安、インフレ、金利上昇など、個人を取り巻く経済環境は悪化しているようにも思えますが、「ピンチはチャンス」とも言われるように、視点を変えれば機会を創出しやすい環境でもあります。</p>
<p>本書ではそのヒントを多数紹介していますので、ぜひ「教養としてのお金の使い方」を身につけ、自分の人生を有利に展開するきっかけになれば、著者としてうれしく思います。</p>
<hr />
<p><strong>午堂登紀雄</strong> (ごどう ときお) <br />
1971年岡山県生まれ。中央大学経済学部卒。米国公認会計士。大学卒業後、東京都内の会計事務所にて企業の税務・会計支援業務に従事。大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトル で経営コンサルタントとして活躍。2006年、株式会社プレミアム・インベストメント&amp;パートナーズを設立。現在は個人で不動産投資コンサルティングを手がける一方、投資家、著述家、講演家としても活躍。『捨てるべき40の「悪い」習慣』『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』『孤独をたのしむ力』(いずれも日本実業出版社)、『33歳で資産3億つくった僕が43歳であえて貯金ゼロにした理由』(日本経済新聞出版社)などベストセラー著書多数。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>本当にやりたいことに時間を使えるようになる『時間デトックス』　</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-40978/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[haradamaho]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 24 Dec 2024 04:00:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ビジネスに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[暮らしに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[タイパ]]></category>
		<category><![CDATA[時間]]></category>
		<category><![CDATA[時間術]]></category>
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					<description><![CDATA[やりたいことがたくさんあるけれど、やれずにいる。その理由が「時間がない」であるならば、時間の使い方を見直すことが必要です。やらなければならないと思っていることが実は…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>やりたいことがたくさんあるけれど、やれずにいる。その理由が「時間がない」であるならば、時間の使い方を見直すことが必要です。やらなければならないと思っていることが実は思い込みだったら、自分のやりたいことに使える時間が増えて日々の生活が充実すると思いませんか。</p>
<p>今回は、4000人以上のタイムコーディネートをしてきた吉武麻子氏が上梓した『<strong><a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534061492/" data-wpel-link="internal">時間デトックス</a></strong>』から、「はじめに」を公開します。</p>
<h2>毎日がんばっているあなたへ</h2>
<p>あなたは時間に追われる日々を送っていますか？</p>
<p>「このがんばり方はもうすぐ限界が来る」と心のどこかで思っていませんか？</p>
<p>仕事はわりと好きだし、学ぶことも好き。家族の時間も大事にしたいし、ひとりの時間もほしい。効率よく、色々なことに挑戦するのが好きで、周りからも頼られることが多い。頼られることはうれしいし、期待に応えたいとも思うから、頼まれごとの答えは「はい」か「YES」でやってきている。</p>
<p>一方で、最近は体力も昔のようには続かないし、ふとした時に、この状態がこの先も続くのかと想像すると「そろそろ限界なのでは」とよぎりはする。だけど現実は、目の前のことを打ち返していかないといけないから、深く考えている暇もない。実は現実を見るのが怖くて、目を背けている自分にも薄々気づいている。</p>
<p>ジャグリングのように複数のことを回しながら、ひとつも落とさないようにギリギリの状態。何かテコ入れしようものなら、すべてのバランスが崩れそうで、怖くもある。</p>
<p>だから、今日も時間に追われている。</p>
<h2>自分の人生を「心地よさ」でデザインする</h2>
<p>はじめまして。タイムコーディネーターの吉武麻子と申します。</p>
<p>私は時間の専門家として、自分の心地よさを大切にしながら「夢ややりたいこと」を叶えていく、時間をコーディネートする生き方「タイムコーディネート」を伝えています。これまでのべ4000名以上の方へ指南してきました。</p>
<p>「やりたいことは山ほどあるのに、いつも目の前のことをこなすだけで時間が過ぎ去っていき、時間がない」という相談をよく受けます。</p>
<p>やりたいことがあること自体が素晴らしいことなのに、時間がないせいで、やりたいことができないのはもったいないですよね。もったいないからこそ、自分を奮い立たせて何とかしようとしても、長期的な視点でみると、よい解決策ではありません。超人でない限り、いずれ心も体も壊してしまいます。</p>
<p><strong>そこで私が提案しているのが、自分の人生をデザインする「タイムコーディネート」</strong>の考え方です。今という時間の積み重ねが、自分の人生をつくっていきます。つまり、「人生のデザイン＝時間のデザイン」といえます。時短・効率化に重きを置く前に、自分がどんな人生を生きたいのかを描き、時間を自分の「心地よさ」でコーディネートしていくのです。</p>
<p>「心地よさ」は、決して「楽をする」という意味ではありません。自分の心に正直に、心地よいと思うことにのみ時間を使っていくのです。</p>
<p>その「心地よい」には、チャレンジをすることも含みます。もともと「やりたいことをやりたい！」と思う人は、挑戦する力や未来を切り開く力を持っています。だからこそ自分の心地よさを大切にできると、より軽やかに未来を切り開き、より豊かな人生をつくっていけるのです。</p>
<p><strong>誰かの時間術をそのまま真似しても、自分が心地よいとは限りません。</strong>自分の時間は自分でコーディネートしていくしかないのです。</p>
<h2>抱えているものを手放すことの難しさ</h2>
<p>責任感の強いあなたは、無責任なことはできないと、抱えているものを手放すことに抵抗を感じているかもしれません。</p>
<p>何か頼まれても、引き受けるかどうか迷っている時間もないため、「とりあえずやろう！」と引き受けている人もいるでしょう。もちろん、経験を積むことは大事ですし、そういう時期があるのはいいことです。</p>
<p>しかし、どこかのタイミングで、自分ではない人に任せていくなど、「あなたにとっての無駄」を手放す必要があります。このタイミングの見極めが難しいからこそ、両手いっぱいにやることを抱えて走り続けている人が多いのです。</p>
<p>無駄を手放すことはあなたが思っているほど難しいことではありません。</p>
<p>体の中に蓄積した老廃物の排出を促す「デトックス」のように、今のあなたには不必要な時間をデトックスして、本当にやりたいことや必要な時間で補給していきましょう。</p>
<p>体のデトックスの対象となる老廃物も、生活習慣やストレスから蓄積されます。</p>
<p>その生活習慣やストレスを紐解いていくと、あなたの「時間の使い方」に深く関連しています。時間の使い方には、あなたの価値観が表れるからです。</p>
<p>時短・効率化を基準に、あなたが手放すことを決めていく従来の方法ではなく、自分の心地よさを軸において、無駄を手放す「時間デトックス」をお届けします。</p>
<h2>「時間がない」はもうおしまい</h2>
<p>本書では、自分の心地よさを軸に、やることを削ぎ落としていきましょう。心地よさが軸なので、時間を通して自分の感情と向き合うことになり、自己理解も進みます。</p>
<p>さらに、時短・効率化を軸にしていないので、感情がついてこないことを無理に手放すことはしません。自分が納得したうえで手放していくため、より自分に正直に時間を使えるようになっていきます。</p>
<p><strong>本書で紹介するのは、自分に厳しい時間術ではなく、自分に優しい時間術</strong>です。かといって、決して自分本位な時間術ではありません。</p>
<p>心地よい時間の使い方で、本当にやりたいことに時間を使って、ありたい未来を一緒につかみにいきましょう<img fetchpriority="high" decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-40979" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/p014.jpg" alt="" width="1457" height="1920" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/p014.jpg 1457w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/p014-250x329.jpg 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/p014-570x751.jpg 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/p014-768x1012.jpg 768w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/p014-1166x1536.jpg 1166w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/p014-110x145.jpg 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/p014-167x220.jpg 167w" sizes="(max-width: 1457px) 100vw, 1457px" /></p>
<hr />
<p><strong>吉武麻子</strong>（よしたけ あさこ）<br />
1981年、神奈川県生まれ。TIME COORDINATE株式会社代表取締役。大学卒業後、旅行会社勤務を経て、26歳で韓国留学。その後、現地法人でキャスティングディレクターとして24時間365日仕事に追われる日々を過ごす。帰国後、キャリアとライフイベントの狭間で葛藤した経験から、疲弊せずに毎日を楽しみながら仕事のパフォーマンスもあげていく「タイムコーディネート術」を考案し、のべ4000名以上に指南。心地よい時間の使い方で、ありたい未来をつかみに行くための「タイムコーディネート実践プログラム」や「タイムコーディネーター養成講座」を開講。著書に『目標や夢が達成できる　１年・１カ月・１週間・１日の時間術』（かんき出版）、監修を担当した書籍に『時短、効率化の前に 今さら聞けない時間の超基本』（朝日新聞出版）他。また、タイムコーディネート手帳の製作販売、企業研修、時間の専門家として各種メディアにて掲載・連載執筆を行っている。２児の母。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>病気にならない体をつくる｢7つのコツ｣</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-36125/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ｙ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 20 Dec 2024 09:00:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[暮らしに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[体質]]></category>
		<category><![CDATA[健康]]></category>
		<category><![CDATA[免疫]]></category>
		<category><![CDATA[子ども]]></category>
		<category><![CDATA[東洋医学]]></category>
		<category><![CDATA[病気]]></category>
		<category><![CDATA[石原新菜]]></category>
		<category><![CDATA[食事]]></category>
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					<description><![CDATA[空前の健康ブームを生み出した医学博士･石原結實(ゆうみ)氏のもとで幼いころから徹底して免疫力を高める生活をおくってきた医師･石原新菜(にいな)さん。その経験から、病…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div>
<p>空前の健康ブームを生み出した医学博士･石原結實(ゆうみ)氏のもとで幼いころから徹底して免疫力を高める生活をおくってきた医師･石原新菜(にいな)さん。その経験から、病気に負けない体をつくるには「7つのコツ」があるといいます。｢温めドクター｣｢健康ソムリエ｣として活躍する医師が実践する“免疫”を高める生活術＝丈夫な体のつくりかたをご紹介します。</p>
</div>
<div>※本稿は<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534058713/" data-wpel-link="internal"><span style="color: #ff0000;">『病気にならない体をつくる　こども免疫教室</span><span style="color: #ff0000;">』</span></a>(石原新菜 著)を一部抜粋･再編集しています。</div>
<h2>病気になるか､ならないかは免疫しだい！</h2>
<p><strong>「免疫（めんえき）」</strong>とは、細菌やウイルスなどが体内に入り込んだときに、それらを攻撃してやっつける、私たちの体に備わっている<strong>「体を守るシステム」</strong>です。</p>
<p>病気をもたらす細菌やウイルスが体内に入っても、すべての人に症状が出るわけではありません。口の中や空気の通り道である気道は、やすやすと病原菌が侵入できないようなつくりになっています。もし、ここをくぐり抜けたとしても、体内の免疫システムが正常に働けば、なんの症状も出ません。</p>
<p>ところが、病原菌の勢いが免疫システムよりも強い場合は、発熱、セキ、鼻水、だるさ、関節の痛みなど、さまざまな症状が出てきます。そして、体内での病原菌の増殖が続くと、症状はどんどんひどくなり、最悪の場合は命を失うことも……。</p>
<p>では、症状が出ない人、感染しても軽い人、ひどくなってしまう人、その違いはどこにあるのでしょうか。</p>
<p>それは、その人の免疫システムと侵入した病原菌との力関係で決まります。免疫システムの力が強ければ、病原菌が入ってきてもおさえ込むことができますが、弱まっていると発熱や下痢などの症状が出てきます。</p>
<p>このほか、次のような症状にひとつでも思い当たる方は要注意。あなたの体を守る免疫システムの働きが悪くなっています。</p>
<h6><span style="background-color: #800080; color: #ffffff; font-size: 20px;"><strong>〔あなたの体調をチェックしてみよう！〕</strong></span></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□カゼをひきやすく、ひいたら長引く</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□熟睡できない、眠っても疲れがとれない</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□口内炎がたびたびできる</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□肌にブツブツが出たり、肌あれがひどい</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□すり傷や切り傷がなかなか治らない</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□気分が沈みがちで、心から笑えない</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□ゲームなどが好きで、あまり体を動かさない</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□下痢や便秘になりやすい</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□体温が36.5度未満</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"><strong>□冷えていると感じる</strong></h6>
<h6 style="padding-left: 40px;"> </h6>
<h2>「冷え」から始まる免疫の低下</h2>
<p>では、免疫システムを正常に機能させるためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。</p>
<p>免疫を低下させる要因はいろいろありますが、実はそのほとんどが<strong>「生活習慣」によるもの</strong>です。たとえば、免疫細胞は、基本的に年をとるほど正常に働くものが減っていきます。老化による体の機能の低下は自然なことであり、避けることはできません。</p>
<p>ただ、免疫を低下させる要因には、気をつければ避けられるものがあります。ここでは、健康のため、いつまでも免疫を強く保つためにおさえておきたい大事なことを「7つ」にしぼってご紹介します。</p>
<h3>①冷え</h3>
<p>免疫の低下に直結するのが「冷え」です。なぜなら、体温が低いと免疫細胞の働きが弱くなって、病原菌を攻撃する力が落ちてしまうからです。</p>
<p>免疫細胞と体温との関係については、ちゃんとした研究・報告があります。ウイルスに感染した細胞を攻撃するNK細胞は、体温が36.5度以上になると活発に働きます。また、異物や病原菌を食べるマクロファージも体温が高いほど活発に働くことがわかっています。</p>
<p>そこで、おすすめしたいのが<strong>「寝るときの腹巻き」</strong>です。冷えやすい人は1日中、暑がりの人も寝ている間は腹巻きをしましょう。これは冬だけでなく夏もです。</p>
<h3>②食生活の乱れ</h3>
<p>自分の体に合った、体が必要としている食べ物は免疫を高め、丈夫な体をつくる強力なサポートになります。その一方で、体に合っていないものを食べていると、ぶくぶく太ったり、冷えを招いたり、血液が汚れたりと、免疫を低下させる大きな要因となります。また、野菜不足だったり、肉ばかり好んで食べたりしていると腸内細菌のバランスが悪くなってしまいます。</p>
<h3>③肥満・やせすぎ</h3>
<p>太りすぎていても、やせすぎていても、免疫力の低下につながります。適度な体重の目安は、身長と体重から計算するBMIが18.5～25の範囲。BMIをチェックして適度な体重を維持することが大切です。<br />
<strong>　　BMI＝体重（kg）÷｛身長（m）×身長（m）｝</strong></p>
<h3>④睡眠不足</h3>
<p>睡眠不足が続くと免疫力が低下するといわれます。睡眠時間とカゼのひきやすさの関係を調べた米国医師会の論文によると、平均睡眠時間が７時間未満の人は、８時間以上の人と比べてカゼの発症率が約３倍だったそうです。質のよい睡眠を７～８時間以上とるよう心がけましょう。</p>
<h3>⑤ストレス</h3>
<p>過度なストレスが続いて緊張状態が長引くと、免疫システムの異常を招きます。意識して心身がリラックスする時間をつくるようにしましょう。</p>
<h3>⑥腸内環境の悪化</h3>
<p>免疫細胞の7～8割が腸にあって、「腸内環境」がいいと免疫細胞の働きが活発になり、悪いと低下することがわかっています。腸内環境の善し悪しを決めるのは、腸内にすみついている腸内細菌の種類です。腸内環境をよくするものを食べましょう。</p>
<p>たとえば、豆腐やキムチなど発酵食品が善玉菌を増やすことはよく知られていますが、根菜や海藻など食物繊維が豊富な食べ物や、トマトやパプリカなど抗酸化作用の強い野菜などもおすすめです。そして、食べすぎないよう「腹八分目」にすること、「よく噛んで、ゆっくり食べる」ことを心がけましょう。</p>
<h3>⑦年齢を重ねる（加齢）</h3>
<p>体内の細胞は一定の期間を過ぎると自然に死ぬよう設定されています。古い細胞の遺伝子をコピーして新しい細胞がつくられるのですが、コピーを繰り返すうちに遺伝子の情報にエラーが生じ、異常な細胞がつくられることになります。</p>
<p>年齢を重ねるほどエラーが生じやすくなり、老化が進んで免疫も低下します。老化や免疫が低下するスピードは、生活習慣で変わります。運動や入浴で体を温めるなど、免疫を高める生活を心がけましょう。<img decoding="async" class="aligncenter wp-image-36754 size-large" style="font-style: normal; font-variant-ligatures: normal; font-variant-caps: normal; font-weight: 400; font-size: 15px; font-family: メイリオ, 'ＭＳ Ｐゴシック', 'ヒラギノ角ゴ Pro W3';" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/011cf5fec8a69dea8c74903d05643850-570x810.png" alt="" width="570" height="810" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/011cf5fec8a69dea8c74903d05643850-570x810.png 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/011cf5fec8a69dea8c74903d05643850-250x355.png 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/011cf5fec8a69dea8c74903d05643850-768x1092.png 768w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/011cf5fec8a69dea8c74903d05643850-1080x1536.png 1080w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/011cf5fec8a69dea8c74903d05643850-110x156.png 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/011cf5fec8a69dea8c74903d05643850-155x220.png 155w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/02/011cf5fec8a69dea8c74903d05643850.png 1266w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" /></p>
<p>免疫システムは、いきなり強くなったり弱くなったりすることはありません。日々の生活の積み重ねが大切ですが、免疫システムを維持するコツは、どれもむずかしいことではなく、誰でも、いつでもできることばかりです。</p>
<p><a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534058713/" data-wpel-link="internal"><span style="color: #ff0000;">『病気にならない体をつくる　こども免疫教室</span><span style="color: #ff0000;">』</span></a>ではもう少し詳しい方法をご紹介していますので、ぜひ試してみてください。カゼをひきにくくなった、疲れにくくなった、イライラしなくなった、勉強に集中できるなど、いい効果を実感できるはずです。</p>
<hr />
<h4>著者プロフィール：石原 新菜(いしはら にいな)</h4>
<h6 class="p1"><span class="s1">1980年長崎市生まれ。内科医。健康ソムリエ講師。幼少期をスイスで過ごし、帰国後は伊豆の緑豊かな環境に育つ。医学生の頃から自然医学の泰斗で医学博士の父、石原結實と共にメキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、英国のブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。現在は、父の経営するクリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や、執筆、講演活動なども積極的に行い、｢腹巻｣や｢生姜｣などによる美容と健康増進の効果を広めることに尽力している。また、2人の娘を育てる女性としての視点からアドバイスにも定評がある。</span></h6>
<h6 class="p1"><span class="s1">著書に、13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム)のほか『やせる､不調が消える 読む冷えとり』(主婦の友社)『体を温める漢方で不調を治す』『｢体を温める｣と子どもは病気にならない』(PHP研究所)など。</span></h6>
<h6 class="p1"><strong><span class="s1">【オフィシャルサイト】https://www.ninaishihara.com/</span></strong></h6>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「空き家問題」と「老後2000万円問題」から生まれた、これからの投資法</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-40181/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 23 May 2024 02:00:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[お金のことがわかる]]></category>
		<category><![CDATA[不動産投資]]></category>
		<category><![CDATA[古家]]></category>
		<category><![CDATA[古民家再生]]></category>
		<category><![CDATA[空き家]]></category>
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					<description><![CDATA[近年、東京や大阪などの大都市圏では実需(自分で住む用)・投資用問わず、不動産相場が上昇しています。一方、地方では人口減少に伴う空き家が目立つようになり行政も問題視さ…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="notable-area">近年、東京や大阪などの大都市圏では実需(自分で住む用)・投資用問わず、不動産相場が上昇しています。一方、地方では人口減少に伴う空き家が目立つようになり行政も問題視されており、それに伴って空き家・古家にリノベを施して投資物件として蘇らせる不動産投資に一定の注目が集まっています。本記事では新刊<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534061065/" data-wpel-link="internal">『リスクを極限まで抑えて儲ける「空き家・古家」不動産投資』(大熊重之著)</a>の前書きから、空き家・古家投資に注目が集まるようになった一因を紹介します。</div>
<h2>空き家・古家をめぐる現状</h2>
<p>本記事をご覧の方はすでに不動産投資をしている方でしょうか。それとも、これから老後の資産をつくるために興味を持って見に来たのでしょうか。</p>
<p>いずれにしても、築古戸建投資(以下、空き家・古家投資)は、たとえばアパマン投資とは違い、少額の資金から始められる新しい不動産投資です。また、経済の先行きの見えない株式投資よりもリスクが低い投資法と言えるかもしれません。使われなくなった古い戸建不動産を再生し、新たに賃貸物件として生まれ変わらせる。それが、これから解説していく「空き家・古家投資」なのです。</p>
<p>そもそも「空き家問題」と聞いて知らない人はいないと思います。現在、日本には空き家・古家が800万戸以上あると言われていますが、この問題は、もう20年以上も前から社会的な課題とされてきました。</p>
<p>空き家問題を簡単に言ってしまえば、地方から都市部への人口流出と高齢化により、空き家が増加し始めたのが原因です。</p>
<p>その後、2013年に日本の国土交通省が「空き家対策の推進に関する特別措置法」を制定し、地方自治体が空き家の所有者を特定し、必要に応じて強制的に撤去できるようになりました。とはいえ、政府も含め、空き家対策の大きな解決策は見つかっていないというのが現状です。</p>
<p>ですから、空き家・古家投資は、全国に多く存在する空き家・古家を投資物件として再生することにより、空き家問題も解決できるという、いわば社会的貢献も果たすことが可能な投資なのです。</p>
<p>さて、投資ということに関しては、誰もが将来的な不安から「始めなければ」という気持ちが強いと思います。空き家問題と同じく、将来の不安ということも20年以上前から言われていたことです。</p>
<p>とくに問題となったのが「老後2000万円問題」です。これが大きな話題になったきっかけは、2019年に金融庁が発表した「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書『高齢社会における資産形成・管理』」(通称:老後資金2000万円問題のレポート)で提起されたことでした。</p>
<p>この報告書では、夫婦が共に65歳でリタイアした場合、公的年金だけでは足りず、老後のおよそ30年間で約2000万円の取り崩しが必要になると発表されました。この数字は、一般的な生活水準を維持するための生活費から見積もったものです。</p>
<p>この発表は大きな話題となり社会的な議論を呼びました。とくに、一般の人々が2000万円を貯めるのは困難であるとの指摘や、公的年金制度への不信感が広がったためです。この報告書以降、「老後2000万円問題」というフレーズは、老後の生活費に対する懸念を象徴する言葉として広く認識されるようになりました。</p>
<h2>「老後2000万円問題」解決のポイント</h2>
<p>私は、この両方の問題を解決するポイントは「自立」にあると思っています。まず、国が決めた規制や制度に関係なく、みずからが住宅の価値・空き家の価値を考えることです。</p>
<p>そもそも国が何の制限もなく新築住宅をドンドン建てさせることによる市場のゆがみや、現場・実態に即さない建築基準などがあります。これまでの長期間、それらにより私たちの住宅に対する価値観や思考が変えさせられてきたのです。</p>
<p>いっぽう、教育などで一律の考えに統率し、公的年金を餌に1つの企業で1つの仕事(終身雇用)を真面目にこなし、税金を払うことで国・企業に依存するようにさせられました。さらにデフレによる失われた30年間が人々を保守的にし、多様性が叫ばれているいまも、その固定観念は変わりません。</p>
<p>それにもかかわらず、国はアベノミクス以降、投資国家を推奨し無責任な投資をあおっています。私の知り合いにはFXに投資し4000万円の借金をしてしまった人もいます。怪しい投資法を勧めるセミナーなども蔓延するなか、多くの人が投資に足踏みし価値観を変えられないまま不安を抱えているのです。</p>
<p>また、企業からの自立という観点から見れば、2017年に「働き方改革実行計画」が閣議決定され、副業が推奨されるようになりました。しかし、大企業では50%以上が副業をおおむね認めているものの、従業員100人未満の中小企業では30%ほどです。</p>
<p>しかも、時間的余裕がない、体力的に厳しい、どんな副業をしたらいいかわからないといったことで、実際に副業で収入を増やしている人は少ないと考えられます。</p>
<p>つまり、一定の資産を形成するには、結局は何かしらの投資を始めなければ、根本的な問題は解決できないということです。ですから、これまでのあなたの価値観を変えなければ、あなたの幸福を追求することができない時代にきているのだと思っています。</p>
<hr />
<h4>著者プロフィール</h4>
<p>大熊重之(おおくま・しげゆき)</p>
<p>一般社団法人全国古家再生推進協議会理事長。株式会社オークマ工塗代表取締役。その他3社の代表、3社の役員を務める。2000年5月、東大阪の小さな貸工場で部品塗装の会社を開業。従業員3人から初めて、下請け業の経営に苦しむものの、2013年に始めた空き家・古家不動産投資がきっかけで会社が5社になり、2023年にはグループ売上6.4億円となる。</p>
<p>一般社団法人全国古家再生推進協議会は、2023年12月現在会員数が14000人を超え、空き家再生数は2000棟以上。空き家投資の知識と経験が得られる空き家古家物件見学ツアーは、毎年増え全国31地域で開催され累計開催数は1200回、参加者は6500人を超える。その実績が認められ、2023年国土交通省の不動産アワードで優秀賞を受賞する。</p>
<p>著書に『儲かる! 空き家・古家不動産投資入門』『空き家・古家不動産投資で利益をつくる』(いずれもフォレスト出版)がある。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>児童精神科医が教える子育ての不安がなくなるコツ</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-40090/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[haradamaho]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 17 May 2024 03:00:52 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[暮らしの「?」を解決]]></category>
		<category><![CDATA[子ども]]></category>
		<category><![CDATA[子育て]]></category>
		<category><![CDATA[親]]></category>
		<category><![CDATA[親子]]></category>
		<category><![CDATA[親子関係]]></category>
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					<description><![CDATA[子育てに悩みは尽きません。子どもに対して、些細なことで怒ってしまったり、心配事が多く過干渉になってしまったり。良くないと思いながらもやってしまい反省することは誰にで…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>子育てに悩みは尽きません。子どもに対して、些細なことで怒ってしまったり、心配事が多く過干渉になってしまったり。良くないと思いながらもやってしまい反省することは誰にでもあります。そんなお母さんたちに向けて、精神科医のさわ先生が、診察で集めた子どもの本音をまとめた<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534060952/" data-wpel-link="internal">『児童精神科医が「子育てが不安なお母さん」に伝えたい 子どもが本当に思っていること』</a>を上梓しました。今回は、その中から「はじめに」を紹介します。</p>
<h2>子育ての悩みは十人十色</h2>
<p>子どもが失敗しないように、常に子どもの前を歩いてしまう過保護なお母さん。子育てに自信が持てず、子どもにどう接したらいいかわからずオドオドしてしまう心配性のお母さん。いつまでも子どもを信じることができずに、横から口を出してしまう過干渉なお母さん。不安だけど、だれにも相談することができずに、孤独に子育てをしているお母さん。子どもがかわいいと思えずに、どう接したらいいかわからないお母さん……。</p>
<p>私はふだん、5歳以上の子どもから大人までを対象とした児童精神科・心療内科のクリ ニックの院長をしています。クリニックに来られるすべてのお母さんに共通するのは、「子どものことを必死で考えているお母さん」であるということ。</p>
<p>あなたも、「子どものために」と必死にがんばってこられたと思います。 しかし、その関わり方がじつは親子関係を悪化させていたり、子どもの自信を失わせてしまったり、自立を遠ざけてしまっていることがあるのです。「子どものために」としていることで、知らず知らずのうちに親子関係が悪化していっているとしたら、そんな悲しいことはありません。 少しずつ積み重なった子どもへのまちがった関わり方によって、「生きている意味がない」「消えてしまいたい」とまで思う子どもたちが増加しています。</p>
<h2>子育ての不安は 「知って、気づく」ことでなくなる</h2>
<p>もしも今、あなたが子育てが大変、つらいと感じていながらも、子どもと幸せにすごしたいと願うのであれば、勇気を出して最後まで読んでほしいのです。</p>
<p>なぜなら、この本は「子どもの心の声がわかる本」だから。お母さんたちに、「子どもって、こんなふうに思っているんですよ」ということが伝わることで、子どもとの関わり方が変わっていって、結果的に安心して子育てができるようになっていけるのです。</p>
<p>こういうことを話すと、「育て方をまちがってしまった」「もう取り返しがつかない」と、自分を責めるお母さんたちもいます。 しかし、この本に書いてあることを「知って、気づく」ということがポイントなのです。 人は、知らないと不安になります。なんでも知って、気づくことで適切な対処法がわかるのです。</p>
<p>そして、もっと親が子どもに対して「どんなあなたでも大丈夫」という安心感を持てたら、「生きづらさ」を抱える子どもは減っていくと私は考えています。</p>
<h2>不登校児を育てる1人の母として感じたこと</h2>
<p>このようなことを書いていますが、じつは私も子育てに悩む母親の1人でもありまし た。</p>
<p>私は子どもの心をみる医師であると同時に、 10歳と8歳の子どもを1人で育てています。しかも、長女は「発達障害」で「不登校」です。 まだまだ未熟な母親でもあり、正直、こんな私に本を書く資格があるのか悩みました。 ただ、こんな私だからこそ、机上の話のような子育て論でないものが書けると思い筆をとりました。恥ずかしい話もたくさん書いています。</p>
<p>私は、自分自身の子育てを通して感じたことがあります。 それは、「子どものことで必要以上に不安になるのはやめよう。子どもは、親に心配してもらいたいんじゃない。お母さんには、笑顔で幸せでいてほしいものなんだ」ということです。</p>
<p>子どものことで悩んだときに、「どこまでが親であるあなたの問題で、どこからが子ど もの問題なのか？」という視点で考えてみてください。「私の問題だ」と気づくこともあるでしょう。まず、そこを見極めることがとても大切です。</p>
<p>どこまでがお母さんの不安で、どこからが子どもの悩みや問題なのか、もしくは問題ではないのか。そういうことを常に客観的な視点で親子に問い続け、必要であれば治療介入をしていく。それが、児童精神科医としての私の役目なのです。</p>
<p>完ぺきでなくていい。<br />
ときには不安になってもいい。</p>
<p>この本が、そうやって子どもも親も不完全さを受け入れて、親子がおだやかに生活する ことの助けになることを願っています。この本を読み終わったときに、あなたの心が少しでも軽くなりますように。</p>
<p>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br />
精神科医さわ （せいしんかい　さわ） 児童精神科医。精神保健指定医、精神科専門医、公認心理師。 1984年三重県生まれ。開業医の家庭に生まれ、薬剤師の母親の英才教育のもと、医学部を目指す。偏差値のピークは小学4年生。中高時代は南山中学校高校女子部で落ちこぼれ、1浪の末に医学部へ。藤田医科大学医学部を卒業後、精神科の勤務医として、アルコール依存症をはじめ多くの患者と向き合う。母としては楽しみにしていた子育てだったが、発達特性のある子どもの育児に身も心も追いつめられ離婚し、シングルマザーとして２人の娘を育てる。長女が不登校となり、発達障害と診断されたことで「自分と同じような子どもの発達特性や不登校に悩む親御さんの支えになりたい」と勤務していた精神病院を辞め、名古屋市に「塩釜口こころクリニック」を開業。老若男女、さまざまな年代の患者さんが訪れる。クリニックを受診した患者さんのお母さんたちからは、「悩みが解決し、まず自分が安心すればいいんだと思いはじめてから、おだやかにすごせるようになった」「同じ母親である先生の言葉がとても心強く、日々のSNS発信にも救われている」と言われている。「先生に会うと安心する」「生きる勇気をもらえた」と診察室で涙を流す患者さんも。開業直後から予約が殺到し、現在も毎月約400人の親子の診察を行っている。これまで延べ3万人以上の診察に携わっている。2023年11月医療法人霜月之会理事長となる。 塩釜口こころクリニック　https://shiogamakokoro.com</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>俯瞰的に見る「低PBR改善要請がもたらす市場への影響」</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-39720/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 15 Jan 2024 06:33:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[お金のことがわかる]]></category>
		<category><![CDATA[PBR]]></category>
		<category><![CDATA[割安]]></category>
		<category><![CDATA[日本株]]></category>
		<category><![CDATA[東証]]></category>
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					<description><![CDATA[昨年東証が要請した「低PBR(株価純資産倍率)の改善要請」は市場に一定のインパクトをもたらし、「金利の変動」とならんで23年の相場の大きなトピックとして取り上げられ…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>昨年東証が要請した「低PBR(株価純資産倍率)の改善要請」は市場に一定のインパクトをもたらし、「金利の変動」とならんで23年の相場の大きなトピックとして取り上げられました。</p>
<p>そして24年1月15日の今日、<a target="_blank" href="https://www.jpx.co.jp/news/1020/20240115-01.html" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">要請に応じて低PBR改善策を開示企業の一覧が公表されました<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a>。これにより、各銘柄が「株価向上に向けて積極的な姿勢を示しているか否か」が可視化され、今後の投資動向にも一定の影響が生じるとみられます。</p>
<p>とはいえ、東証の要請による影響はそれだけとは限りません。上記のように株価はもちろんのこと、今後の企業活動など様々な方面にも何らかのリアクションが返ってくるものと思われます。</p>
<p>そうした動きが続くなか、みずほ証券チーフストラテジストの菊地正俊氏により「東証の要請を通じて市場や経済にどのような影響があるのか」を俯瞰的にまとめ上げた『<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534060730/" data-wpel-link="internal">低PBR株の逆襲</a>』が昨年12月末に発刊されました。本記事では東証の要請とその影響がどう現れるかの一端を、同書の「はじめに」を抜粋する形式でご紹介します。</p>
<hr />
<p>2023年3月末に東証はプライムとスタンダード市場の上場企業に対して「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」と題して、低PBRの企業に対して経営改革の要請を行ないました。</p>
<p>東証上場企業の約半分がPBR(株価純資産倍率)1倍割れになっているのは長年の現象です。そのため、この要請には唐突感がありました。うがった見方では、東証が2022年4月に行なった「市場構造の見直し」の評判が芳しくなかったため、そのリカバリーショットと見なす向きもありました。</p>
<p>それはともかく、東証の発表は好感され、ウォーレン・バフェット氏による大手商社株の買い増しや日銀の植田和男総裁就任などのイベントとも重なったため、4～6月に外国人投資家の日本株買いが急増して、日経平均は約33年ぶりの高値に上昇しました。</p>
<p>東証の要請は、アベノミクス下でも緩やかにしか進まなかった日本企業のコーポレートガバナンス改善が本格的に変わるきっかけになると、外国人投資家から見なされたのです。</p>
<p>さらに、岸田首相が2023年9月21日のニューヨーク経済クラブでの講演で「コーポレートガバナンス改革の実効性を高める。PBR等を意識した経営と計画の策定・開示・実行を促進する体制を構築する」と述べたことで、低PBR対策、すなわち低PBRに甘んじている企業に経営改革を促し、株価を底上げすることは国策になったともいえます。</p>
<p>2023年8月末に東証は、7月中旬時点での対応状況の集計を発表しました。要請を踏まえた開示を行なった企業の割合はプライム市場で31%、スタンダード市場で14%でした(このなかに「検討中と開示」した企業をそれぞれ11%、10%含むため、すでに開示した企業はそれぞれ20%、4%にとどまりました)。</p>
<p>東証は2024年初めに、要請に基づき開示した企業の一覧表を公表するとしているため、対応する企業が増えると期待されます。</p>
<p>TOPIXの時価総額加重平均PBRが約1.4倍にとどまる一方、S&amp;P500の平均PBRは4倍超です。PBR1倍はたんなる通過点と見なすべきです。PBR1倍割れの企業が1倍を目指す一方、PBR1倍超の企業はより高みを目指すことが求められます。</p>
<p>東証・金融庁も自社株買い等による一時的な対応ではなく、企業の成長戦略を求めています。私も投資家が評価できる低PBR対策としては、</p>
<ol>
	<li>資本コストを意識したROE(自己資本利益率)・ROIC(投下資本利益率)の目標</li>
	<li>株主還元・財務戦略の具体策</li>
	<li>事業ポートフォリオ見直し等の成長戦略</li>
</ol>
<p>の3本柱が必要だと考えます。</p>
<p>たとえば、これらの3条件を充たす施策を2023年4月27日に発表したJVCケンウッドは、2023年度1Q決算がポジティブ・サプライズになったこともあり、同対策発表前に約0.6倍だったPBRが、9月5日時点で1倍を超えました(株価は70%上昇)。</p>
<p>現在PBRが2倍超のソニーグループにも、アップル等との競争激化から長らくPBRが1倍割れの期間がありました。株価は四半期業績で振れますが、企業は中長期的にPBR1倍超を維持できるような事業の見直しを求められます。</p>
<p>東証の要請への対応はPBR水準のみならず、業種によっても差が見られました。東証の集計では、銀行業の開示が約7割と進んでいる一方、情報通信、サービス、小売業等で相対的に開示が進んでいないことが示されました。</p>
<p>たとえば、PBRが0.2～0.3倍の地銀は、ROEが低く、政策保有株式の割合が高い場合は、株主総会において取締役選任案に賛成しないというように議決権行使基準を厳格化した機関投資家が増えてきたこともあって危機感を強めたようです。</p>
<p>こうしたコーポレートガバナンス改善期待に加えて、日銀の超低金利政策の見直し期待やバリュー物色の流れを受けて、銀行株は大きく上昇しました。</p>
<p>なお、東証・金融庁は、機関投資家との対話(エンゲージメント)を通じて企業が自主的に変わることも望んでいます。</p>
<p>これについては、GPIF(年金積立金管理運用行政法人)は「スチュワードシップ活動・ESG投資の効果測定プロジェクト」を実施中ですし、独立系の運用会社のシンプレクス・アセット・マネジメントが2023年9月7日に上場したアクティブETFの「PBR1倍割れ解消推進ETF」の純資産が約170億円に達するなど、投資家の気運も高まっています。</p>
<p>個人投資家は低PBRの個別銘柄に投資するほか、投信やETF等を通じて東証のイニシアティブを後押しするとともに、その果実を得ることができるでしょう。</p>
<p>このような動きが続くなか、本書では「低PBR株の逆襲」が、どういう背景から起きているのか、その潮流の行方はどうなるのか、個人投資家がその潮流に乗るためのヒントはどこにあるのか、事業会社や運用会社に求められていることは何かなど、幅広いテーマについての知見をまとめました。多くの関係者の参考になれば幸いです。</p>
<hr />
<h4>著者profile</h4>
<p>菊地正俊(きくち・まさとし)</p>
<p>みずほ証券エクイティ調査部チーフ株式ストラテジスト。1986年東京大学農学部卒業後、大和証券入社、大和総研、2000年にメリルリンチ日本証券を経て、2012年より現職。1991年米国コーネル大学よりMBA。日本証券アナリスト協会検定会員、CFA協会認定証券アナリスト。日経ヴェリタス・ストラテジストランキング2017～2020年1位、2022年2位。</p>
<p>著書に『カーボンゼロの衝撃』『アクティビストの衝撃』(以上、中央経済社)、『日本株を動かす外国人投資家の思考法と投資戦略』『米国株投資の儲け方と発想法』『相場を大きく動かす「株価指数」の読み方・儲け方』(以上、日本実業出版社)など著書多数。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>経済ニュースでみかけるFRB・FOMCってなに?</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-39349/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 21 Sep 2023 07:10:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[お金のことがわかる]]></category>
		<category><![CDATA[FOMC]]></category>
		<category><![CDATA[FRB]]></category>
		<category><![CDATA[国際経済]]></category>
		<category><![CDATA[金利]]></category>
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					<description><![CDATA[9/19-20にアメリカで「FOMC(連邦公開市場委員会)」と呼ばれる会合が開かれ、そこで決定された「政策金利の据え置き」という内容が経済ニュースとして様々なメディ…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>9/19-20にアメリカで「FOMC(連邦公開市場委員会)」と呼ばれる会合が開かれ、そこで決定された「政策金利の据え置き」という内容が経済ニュースとして様々なメディアで報じられています。その会合を主催したのはアメリカのFRBという組織ですが、そもそもどういう組織なのでしょうか。<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534060372/" data-wpel-link="internal">『FRBの仕組みと経済への影響がわかる本』</a>(工藤浩義著)から一部編集のうえ、抜粋して解説します。</p>
<h3>1913年に発足したFRB</h3>
<p>日本で一般に「FRB(連邦準備制度理事会)」として知られる組織は、アメリカ合衆国の中央銀行に相当します。1913年の連邦準備法成立により「連邦準備制度」(FRS, Federal Reserve System)の組織として設立されました。</p>
<p>この法律が成立した背景には、1907年の金融危機がありました。米国経済の健全な発展を図るためには、当時ヨーロッパですでに存在していた「中央銀行」の設立を、米国内においても法律で定める必要がある、といった考え方がありました。</p>
<p>法案の起草当初から、単一の中央銀行ではなく中央銀行として機能する「制度」が考えられました。この制度は、</p>
<ol>
	<li>全体を統括する理事会の設置</li>
	<li>12の連邦準備銀行からなる分散型の運営構造</li>
	<li>公共と民間の特性をあわせ持つ組織</li>
</ol>
<p>といった3つの特徴を持っています。連邦準備法では、連邦準備制度の目的・構造・機能が定められています。また連邦議会に法改正の権限があり、実際に数年ごとに何度も改正が実施されてきました。</p>
<p><img decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-39353" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig1.png" alt="" width="570" height="404" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig1.png 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig1-250x177.png 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig1-110x78.png 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig1-180x128.png 180w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" /></p>
<h3>雇用の最大化と物価の安定が目標</h3>
<p>1977年には政策目標として、“the goals of maximum employment, stable prices, and moderate long-term interest rates&#8221;(雇用の最大化、物価の安定、適正な長期金利)といった文言が法改正により加えられ、FRBの法的な責務が明確に定められました。</p>
<p>この中で、「雇用の最大化」と「物価の安定」の2つが、FRBの政策目標として、FRB関連の会見や文書、あるいはメディアでも多く引用されています。</p>
<p>FRBは、効果的な経済政策を促し、さらに広くは公共の利益を守るために、以下の5つの機能を持つとされています(“The Fed Explained: What the Central Bank Does&#8221; &#8211; Federal Reserve System Publication- より)。</p>
<ol>
	<li>金融政策の実施<br />
米国経済における雇用の最大化と物価安定化の促進</li>
	<li>金融システムの安定化<br />
米国内外での積極的な監視・関与を通じて、システミック・リスクを最小化、抑制</li>
	<li>個々の金融機関の安定性と健全性の促進<br />
個々の金融機関が全体の金融システムに与える影響を監視</li>
	<li>支払決済システムの安全性と効率性の促進<br />
銀行業界や米国政府に対して米ドル取引や支払いの円滑化促進</li>
	<li>消費者保護と地域開発の促進<br />
消費者重視の監督と検査、新しい消費者問題とトレンドの研究・分析、地域経済の開発活動、消費者に関する法規制の運用</li>
</ol>
<p>このうち、個々の金融機関の監督・規制、消費者保護、金融システムの安定化などは、日本では中央銀行である日本銀行ではなく金融庁が主に担っています。その意味では、米国FRBは日本でいう日本銀行と金融庁の役割をあわせ持つ組織だといえ、金融に関する権限がFRBに集中しています。</p>
<p>欧州でもユーロ圏内では、これらの機能は欧州中央銀行(ECB, European Central Bank)と域内各国の監督機関が分担して担うことになっており、米国FRBのように監督権限がECBに集中することはありません。</p>
<h3>複数の組織から成り立っているFRB</h3>
<p>FRBは、英語では“Federal Reserve&#8221;、もしくは“Fed&#8221;といいます。日本語でFRBというときは、概ね「連邦準備制度理事会」のことを指すようです。FRB(Federal Reserve Board)の頭文字から来ていますが、広い意味では「連邦準備制度」、すなわちFRS(Federal Reserve System)のことを意味します。</p>
<p>ただし、英文では“FRB(Federal Reserve Bank) of New York&#8221;のように、連邦準備銀行も略してFRBと呼ばれることがあるので注意が必要です。本記事でFRBという場合は、とくに断りのない限り、「連邦準備制度理事会」を指すこととします。</p>
<p>一般に中央銀行というと、日本銀行のように国家等の中核となる1つの銀行を指し、1つの組織ですが、「FRB」は以下の3つの部分から成り立っています。</p>
<ol>
	<li>連邦準備制度理事会(FRB, Federal Reserve Board)</li>
	<li>連邦準備銀行(FRB, Federal Reserve Banks)</li>
	<li>連邦公開市場委員会(FOMC, Federal Open Market Committee)</li>
</ol>
<p>このうち、1913年の連邦準備法の制定当初から定められていたのは、「連邦準備制度理事会(FRB)」と「連邦準備銀行(地区連銀)」の2つです。</p>
<p>連邦準備銀行は全米を12に分けた各地区にあり、それぞれの地域の経済を把握するための情報収集、そして地区の銀行業界の監督を行います。12の地区の境界は、1913年当時の主要な商業地域を中心に、経済的なつながりを考慮して決められたもので、必ずしも州の境界線とは一致しません。</p>
<p><img decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-39352" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig2.jpg" alt="" width="570" height="347" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig2.jpg 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig2-250x152.jpg 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig2-110x67.jpg 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/09/fig2-180x110.jpg 180w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" /></p>
<p>さらに、各地区の連邦準備銀行(地区連銀)は、それぞれ独立して運営されることになっており、下部に置かれた加盟商業銀行が地区連銀から資金を借り入れる際のディスカウント・レートは、地区連銀ごとに独自に設定されました。また、公開市場操作(市場に流通する政府発行の債券を売買して、市場の資金量を調節し金利水準をコントロールすること)や市中銀行との取引も地区連銀が行いました。</p>
<p>当時(1913年)は、現在のように全米単位の経済政策を立案するといった考え方は発展しておらず、各地区連銀が、それぞれの地域経済のニーズに応じて行動していたため、公開市場操作も地域限定の影響力にとどまりました。そのため、理事会による政策決定と地区連銀による公開市場操作は、それぞれ独自の判断で行われました。</p>
<h3>金融政策運営のためFOMCが創設された</h3>
<p>しかし、通信や交通が発達するに伴い金融サービスも進歩し、州を超えた経済活動や金融取引が活発化するようになると、金融政策の効果的な運営のために、FRS全体の協力と調整が必要になってきました。</p>
<p>そこで、1933年の「銀行法」の制定と1935年の連邦準備法の改正を経て、「連邦公開市場委員会(FOMC, Federal Open Market Committee)」が創設されました。</p>
<p>FOMCでは理事会と地区連銀の双方から参加メンバーが入り、両者の考えが1つの場で集約されます。したがって、FOMCが設立される以前に問題とされていた理事会と地区連銀、あるいは地区連銀同士の間で見られた金融政策の齟齬をなくし、アメリカ全体で整合性のある金融政策を実施することができるようになりました。</p>
<hr />
<h4>著者プロフィール</h4>
<p>工藤浩義(くどう・ひろよし)</p>
<p>金利為替市場コメンテーター、金融翻訳家。上智大学経済学部卒業。銀行にて融資・預金業務やSWIFT・コルレス業務など外国為替業務を担当。湾岸戦争時に有事のドル買いによる相場急騰を見て、リアルタイム情報の重要性を感じ、金融情報サービス業QUICK(日本経済新聞社グループ)に移る。経理部・財務部での業務、米ニューヨーク現地法人マネージャーとして米国の会計・税務全般を担当。その後、情報本部にて日経225オプション戦略や債券先物(JGB)の市場コメント執筆、米FRB関連情報の翻訳・配信を行う。米企業ブリッジニュース社に移り、同様のサービスを導入・発展させる。現在は金融市場のコメント執筆や金融・企業財務の翻訳業務に携わる。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>成長したいなら、心は常に未完成であれ!?</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-39324/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ｙ]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 17 Sep 2023 02:00:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[暮らしに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[キャリア]]></category>
		<category><![CDATA[リーダーシップ]]></category>
		<category><![CDATA[人生訓]]></category>
		<category><![CDATA[周易]]></category>
		<category><![CDATA[易経]]></category>
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					<description><![CDATA[経営者や研究者、医師、スポーツ選手……名だたるリーダーたちが愛読する中国の古典『易経（えききょう）』。あらゆる事物の変化に対応できる先人の叡智であり、人々の喜怒哀楽…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div>
<p>経営者や研究者、医師、スポーツ選手……名だたるリーダーたちが愛読する中国の古典『易経（えききょう）』。あらゆる事物の変化に対応できる先人の叡智であり、人々の喜怒哀楽に寄り添い、「いかに生きるか」を示してくれる人生のバイブルです。時代を超えて読み継がれてきた名著のエッセンスを、易経研究家・小椋浩一さんの著書<strong><a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534060334/" data-wpel-link="internal">『人を導く最強の教え『易経』 「人生の問題」が解決する64の法則』</a></strong>からご紹介します。</p>
</div>
<h2>完成は乱れのはじまり</h2>
<p>「この世のすべてから学べ」と説く『易経』は、この世の終わりを想定していません。世界は永遠に変化し続ける、という「循環論」だからです。この点でブレがありません。だから「完成」をどう捉えるかと言えば、そのものの出来栄えより、達成感の裏にある当人の「油断」や「慢心」の心配です。</p>
<p>世の中は変化し続けます。ある環境に最適だったものは、環境の変化とともにズレが生じます。ビジネスにおける「過剰適合」のリスクです。たとえば、レコードがＣＤに置き換わった結果、レコード針は売れなくなりました。それがいくらトップメーカーの優れた商品であっても、です。</p>
<p>このように、ビジネスにおける環境変化は残酷です。その変化に対応できない事業は、もはや世の中から必要とされません。</p>
<h2>「終わり良ければすべて良し」ではない</h2>
<p>1811年から1817年頃のイギリスで起こった、「ラッダイト運動」と呼ばれる機械破壊運動も同じでした。産業革命で繊維工業の機械が発明されて職を失った手工業職人たちが起こした悲しい暴動です。</p>
<p>何が悲しいかと言えば、それがあまりに無意味だからです。 進んでしまった時計の針はもう戻せません。変化を拒みムダな抵抗をするより、変化に合わせて対応を変えるべきです。それができる人ほど成長し、どんどん状況が良くなっていくのだと、『易経』は説きます。</p>
<div class="notable-area">
<h6><strong><span style="font-size: 20px;">水火既済</span></strong>［すいかきせい］</h6>
<h6>……すでに整って完成する時。<br />
　　完成は乱れのはじまりでもある、の意。</h6>
</div>
<p>したがって「終わり良ければすべて良し」で満足するな、ということです。平らになればいずれ傾く、整ったならいずれ乱れる、その運命は目に浮かぶように予想できます。</p>
<p>だからこそ、「完成を見て慢心するな。余計な欲をかくな。すぐ次の準備に取り掛かれ」という教訓になります。これは「治にいて乱を忘れることなかれ」（平和になったからと油断するな）という警句です。『易経』が願うのは、われわれ自身の絶え間ない成長だからです。</p>
<h2>成長を阻む「慢心」というリスク</h2>
<p>一つの仕事をやり遂げた、一人前になった、といった達成感はすぐに欲に変わります。「自分には、もっと良い仕事があるのではないか？」「もっと待遇の良い会社があるのではないか？」と考えるようになります。</p>
<p>これについても、『易経』は戒めます。ぐっと我慢せよ、思いとどまれ、と。それはなぜか？</p>
<p>完成とは過去の話であり、まだ次への準備は整っておらず、さらに慢心のリスクまでがあるからです。</p>
<p>「リーダーシップ・パイプライン」というリーダー育成のアプローチがあります。アメリカのＧＥ社やディズニー社などの取り組みで話題になりました。企業が発展を続けていくために、必要となるリーダーを内部育成していく仕組みです。</p>
<p>内部育成は日本企業では当たり前ですが、アメリカの企業ではむしろユニークで、進歩的な取り組みです。それらは単なる模倣ではなく優れた発展形であり、ロジカルに定義付けて進められている点において、逆に日本企業にとっても学びの多いものです。</p>
<p>「優秀なスタッフをマネージャーに昇格させるのはリスクだ」という考え方もその一つです。</p>
<p>まず、スタッフとして優秀だからと言って、マネージャーとしても優秀であると、果たして言えるのでしょうか？　決してそうは言えません。職種が全然違うからです。</p>
<p>スタッフは、与えられた仕事を自分できちんとこなすことができれば、成果と認められます。一方、マネージャーは、自分の仕事をこなすだけでなく、仕事をほかの人に任せる役割があります。ですから、仕事の与え方の質が問われますし、部下をいかに育てるか、その成果が問われるのです。</p>
<p>つまり、優秀なスタッフを昇格させることは、下手をすれば優秀なスタッフを一人減らして未熟なマネージャーを一人増やすことになり、会社にとって大きなリスクです。本人にとっても、スタッフの時は優秀だと褒められたのに、マネージャーになって突然「未熟だ」と叱られたら、モチベーションを落としかねません。『易経』も、まさにその点を指摘しているのです。</p>
<h2>ほかでも通用する新たな学びに目を向けよう</h2>
<p>『易経』は成長のステップとして、昇進や昇格、独立や転職自体は否定していません。タイミングが大事だ、と言っているのです。では、それはいつが良いのでしょうか？</p>
<p>学校の卒業式も、終わりではなく新たなスタートでもありますよね。企業の昇進昇格制度にも、「卒業方式」と「入学方式」があります。前者は現職の成果で昇格させる方法、後者は昇格先の要件に適合するかどうかの評価で昇格させる方法です。</p>
<p>『易経』は後者の「入学方式」を勧めます。つまり、昇進や昇格、独立や転職の準備とは、今の仕事を完成させることや現職で一人前になることよりも、新たな仕事に向けた学びが十分にできたかどうかだと言います。</p>
<p>以上のとおり、『易経』は、われわれの成長を長い目で見つめるがゆえに、「仕事が完成しても、心は常に未完成でいる」心構えの大事さを説いているのです。</p>
<div class="notable-area">
<h6><strong>●『易経』からの問い●</strong></h6>
<h6><strong>　「うまくいった仕事」で次に活かせるどんな学びを得ましたか</strong><strong>？</strong></h6>
</div>
<h6> </h6>
<hr />
<h4>著者プロフィール：小椋 浩一(おぐら こういち)／易経研究家</h4>
<p>1965年、名古屋生まれ。某電機メーカー経営企画部プロジェクト・マネジャー。名古屋大学大学院経営学博士課程前期修了。早稲田大学商学部卒業後、上記電機メーカーに入社。海外赴任を経て会社を「働きがいのある会社ベスト20」に導くが、キャリアの絶頂期に新規事業で大損失を出し居場所を失う。その後『易経』との出会いで人生観が180度変わる。現在では全社横串の次世代リーダー育成の傍ら、社内外でセミナーや講演を多数行っている。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「詰んだ」と思う人がやるべきたった1つのこと</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-39318/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ｙ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Sep 2023 09:00:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[暮らしに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[キャリア]]></category>
		<category><![CDATA[リーダーシップ]]></category>
		<category><![CDATA[人生訓]]></category>
		<category><![CDATA[周易]]></category>
		<category><![CDATA[易経]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.njg.co.jp/?p=39318</guid>

					<description><![CDATA[経営者や研究者、医師、スポーツ選手……名だたるリーダーたちが愛読する中国の古典『易経（えききょう）』。あらゆる事物の変化に対応できる先人の叡智であり、人々の喜怒哀楽…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div>
<p>経営者や研究者、医師、スポーツ選手……名だたるリーダーたちが愛読する中国の古典『易経（えききょう）』。あらゆる事物の変化に対応できる先人の叡智であり、人々の喜怒哀楽に寄り添い、「いかに生きるか」を示してくれる人生のバイブルです。時代を超えて読み継がれてきた名著のエッセンスを、易経研究家・小椋浩一さんの著書<strong><a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534060334/" data-wpel-link="internal">『人を導く最強の教え『易経』 「人生の問題」が解決する64の法則』</a></strong>からご紹介します。</p>
</div>
<h2>この世界のすべてから学べ</h2>
<p>『易経』は、いま流行の成功法則に比べたら、非常識な考え方かもしれません。しかし、紀元前からずっと語り続けられてきたノウハウです。「時流に乗る者は時流により滅ぶ」という真理の裏で、3000年もの歴史の波を経て生き抜いた『易経』には、決してブレないものがあります。</p>
<p>『易経』の教えをしっかり理解し、正しい手順で実践すれば、驚くべき結果が待っています。筆者の毎日も、学ぶ前と後ではまったく違うものになりました。仕事や家庭など、人生全般における悩みや迷いが消え、1つひとつが納得のいくものとして輝きはじめたのです。これは、10年以上『易経』を学び続けてきた筆者の実体験です。</p>
<p>本当だろうか……あなたがそう思うのも無理はありません。もちろん、考え方を変えただけで、急に運が良くなるわけではありません。タネ明かしをすれば、幸運と不運の扱い方を変え、自問自答してあらかじめ納得のいく答えを出せるようになっただけです。でも、それだけで私たちの人生は大きく変わる。それが『易経』の説く内容です。</p>
<p>『易経』の準備した問いに対して自問自答する習慣をつければ、これから起こることに対してあらかじめ準備ができます。そうすれば、紀元前以来の先人たちと同じ失敗を繰り返すことがなくなるとともに、先人たちが獲得した成功パターンも再現できるようになります。</p>
<p>歴史上でも、『易経』に学んだ先人たちが周りの人々を幸せに導き、それを通じて幸せな人生をまっとうしました。「この世界のすべてから学べ。目前の自然から学べ」という『易経』の揺るぎない教えは、時代の流れや環境に左右されない「人類のブレない軸」であり、「自分のブレない軸」を見つけるためのヒントになるはずです。</p>
<p>ここでは、困難や苦境に直面した時、心に留めておきたい教えを1つご紹介しましょう。</p>
<div class="notable-area">
<h6><strong><span style="font-size: 20px;">地火明夷</span></strong>［ちかめいい］</h6>
<h6>……賢明な人が傷つき破れて、日の目を見ない時。<br />
　　困難に耐えて貞正（ていせい）を守るのが良い、の意。</h6>
</div>
<p>何をやってもうまくいかない時は誰にでもあるものです。自分より努力の足りない人にチャンスを奪われたら悔しいですし、ましてや邪（よこしま）な動機を持った人のほうが取り立てられれば恨みたくもなります。でも、そんな時こそ運を天に任せ、じっと我慢すべきだと、『易経』は説きます。</p>
<h2>「能ある鷹は爪を隠す」の本当の意味</h2>
<p>「おごれるものは久しからず」と言われるとおり、その人が取り立てられることが間違いであるなら、待てばかならず破綻します。決して、むやみにジタバタしたり、才を頼んで小細工に走ったりしてはいけません。「策士策に溺れる」という言葉どおり、そういった往生際の悪さはほとんど裏目に出ます。</p>
<p>「能ある鷹は爪を隠す」ということわざは、謙虚でいたほうが得だとか、必殺技は隠しておいていざという時に効果的に使えなど、損得勘定で解釈されることが多いですが、もともとのメッセージは、苦境においては自分に自信を持ち「時を待て」ということなのです。</p>
<h2>小細工せずに時を待つ</h2>
<p>それに関するたとえ話としては、中国で暴君として語られることの多い「殷の紂王（いんのちゅうおう）」の時代（紀元前1100年ごろ）、箕子（きし）という賢臣が狂人の振りをして難を免れた例が挙げられています。</p>
<p>日本人にとっては『忠臣蔵』において主君の無念を晴らすべく、仇討ちの意志を隠し、遊び呆けて見せた大石内蔵助のほうが、なじみがありますね。</p>
<p>また、後に首相にまで上りつめる広田弘毅が、外交官時代に左遷された際、次の歌を詠んで任地に赴いた、という逸話にもぐっとくるものがあります。</p>
<p>「風車、風が吹くまで昼寝かな」（広田弘毅）</p>
<p>明けない夜はありません。かならず夜明けはやってきます。あなたが正しく、強くある限り。</p>
<p>苦難にあっても、いや苦難の時だからこそ、「才をひけらかさず、正しく謙虚な態度を貫ける」というのが「大人（たいじん＝立派な人）」の証であるとともに、成功の秘訣なのです。</p>
<div class="notable-area">
<h6><strong>●『易経』からの問い●</strong></h6>
<h6><strong>　</strong><strong>何をやってもうまくいかない時、どうやって抜け出そうとしますか？</strong></h6>
</div>
<h6> </h6>
<hr />
<h4>著者プロフィール：小椋 浩一(おぐら こういち)／易経研究家</h4>
<p>1965年、名古屋生まれ。某電機メーカー経営企画部プロジェクト・マネジャー。名古屋大学大学院経営学博士課程前期修了。早稲田大学商学部卒業後、上記電機メーカーに入社。海外赴任を経て会社を「働きがいのある会社ベスト20」に導くが、キャリアの絶頂期に新規事業で大損失を出し居場所を失う。その後『易経』との出会いで人生観が180度変わる。現在では全社横串の次世代リーダー育成の傍ら、社内外でセミナーや講演を多数行っている。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【はじめに公開】『そんな我慢はやめていい　「いつも機嫌がいい自分」のつくり方』</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-39283/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[haradamaho]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 08 Sep 2023 04:00:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ビジネスに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[暮らしに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[我慢しない]]></category>
		<category><![CDATA[生き方]]></category>
		<category><![CDATA[自由に生きる]]></category>
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					<description><![CDATA[多かれ少なかれ、職場や家庭で我慢していることはみなさんあるでしょう。では、その我慢が「意味のある我慢」かどうかを考えたことはありますか？　今回は、午堂登紀雄氏がやめ…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>多かれ少なかれ、職場や家庭で我慢していることはみなさんあるでしょう。では、その我慢が「意味のある我慢」かどうかを考えたことはありますか？　今回は、午堂登紀雄氏がやめるべき我慢を紹介した、<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534060358/" data-wpel-link="internal">『そんな我慢はやめていい　「いつも機嫌がいい自分」のつくり方』</a>から「はじめに」を公開します。</p>
<h2>人生で我慢しなければならない場面は少ない</h2>
<p>「石の上にも三年」という有名なことわざがあるように、いまの社会には「我慢・忍耐こそ美徳」という風潮があります。</p>
<p>たしかに人生には我慢や忍耐が必要なときがありますし、それが成功の原動力となることもあります。しかし、それがすべての場面や状況で当てはまるとは限りません。というのも、我慢には「意味のある我慢」と「意味のない我慢」があるからです。</p>
<p>そして本書で「やめよう」と呼びかけているのは、後者の「意味のない我慢」です。</p>
<p>詳細は本文でもご紹介しますが、意味のない我慢とは、自分の成長や人生の発展に貢献することなく、ただ耐え忍ぶという理不尽な我慢のことです。</p>
<p>たとえばパワハラ上司からの「バカかおまえ！　使えねーヤツだな！」などという人格攻撃や叱責に、ただ耐えるだけの状況を想像してみましょう。</p>
<p>この場合、上司の言葉には、何が問題でどう改善すべきかといった具体的な指摘や合理的な理由がないので、自分の成長にもチャンスにも結びつきません。</p>
<p>「へいへい、また始まったよ」などとスルーできる強固なメンタルを持った人ならともかく、多くの人は精神的に参ってしまうのではないでしょうか。</p>
<p>あるいは、仕事で疲れて帰ってきているのに、家族の夕食をつくって後片づけをして洗濯機を回して……とやることが山積みという状況を想像してみましょう。</p>
<p>ただでさえ疲れているのに、家族は「腹減ったー」「晩ごはんまだー？」と急かしてくる。食べたら食べたで食器もそのまま。掃除や洗濯も全部自分でやらないといけない……。</p>
<p>なのにこれらは「やって当たり前」で感謝されることもないし、お金をもらえるわけでもなく、自分だけが疲弊していく……。</p>
<p>こうした「意味のない我慢」を続けていると、たとえば不機嫌になったり、気分が沈んだり、ときには絶望したり、ウツになったりしかねません。</p>
<h2>自分で自分を追い詰める我慢をやめる</h2>
<p>そこで、自分を追い詰める我慢、自分をイライラさせる我慢をやめるのです。</p>
<p>たとえば、先ほどのパワハラ上司には「人格を否定するような発言ではなく、仕事の成果につながる指摘をしていただけませんか」と直談判するか、関係部署や上司のさらに上の上司に相談してみる。それでもダメなら転職するのもありでしょう。</p>
<p>そんなことできない？　</p>
<p>いえいえ、会社は一日の大部分を過ごす場所ですし、仕事を通じて成長することは人生の喜びのひとつですから、安心して仕事に取り組めて、自分の才能や本領を発揮できる場のほうが望ましいはずです。</p>
<p>であれば、そういう環境を整えていくか、そういう環境を求めて居場所を変えるほうが生産的ではないでしょうか。</p>
<p>また、共働き家庭ではどうしても家事育児に追われてしまうものですが、自宅はやはり絶対的な安全基地であり、心も身体も安らげる場所にしたいでしょう。</p>
<p>であれば、家事の負担を減らすために、「疲れているなら無理して料理するのをやめ、外食やテイクアウトで済ませる」「週に何回か家事代行サービスに依頼してみる」などという選択肢もあっていいはずです。</p>
<p>お金がもったいない？　いえいえ、お金は本来、自分を幸せにするための道具です。その出費の結果、余裕ある気持ちで家族と接することができたら？　ゆったりと過ごせ、疲れを癒すことができたら？　そうしたことにお金を使うのは合理的だと考えられます。</p>
<h2>「我慢するのが当たり前」ではない</h2>
<p>「いい人と思われたい、嫌われたくない」という欲求が強い人ほど、周囲の期待に応えなきゃ、周囲に合わせなきゃ、とつい我慢してしまいがちです。</p>
<p>すると、「無理してでもやらなければならない」「完璧を目指してがんばることが大切」「つねに全力投球すべき」「周りに合わせて自分が我慢すればいい」という価値観に支配され、窮屈で生きづらい人生になりやすいといえます。</p>
<p>また、無理してがんばる傾向がある人や完璧主義的な人は、それがときに自己犠牲的な生き方につながり、「なぜ自分だけが損するのか」などといった不遇な人生観を形成することがあります。</p>
<p>周囲はそこまで求めていないのに自分で勝手に無理してがんばって疲弊して、でもそれに値するほど評価も尊敬も感謝もされないため、徒労感や裏切られた感を生むからです。</p>
<p>もちろん、「ここは自分が我慢しておいたほうが得策」という判断もあると思います。 それは、我慢することによって大きなメリットが得られるわけですから、「意味のある我慢」といえるでしょう。</p>
<p>しかし、転職や起業を経験し、いまや経済的自由と精神的自由を獲得した52歳の私が振り返って感じるのは、人生で我慢しなければならない場面はそう多くない、ということです。</p>
<p>多くの人は「我慢は美徳」という価値観に染まり、我慢することに慣れてしまっているだけで、じつはしなくてもいい我慢をしているものです。</p>
<p>大切なのは「意味のある我慢」と、やめていい「意味のない我慢」を峻別し、「ここぞ！」というときは我慢して「がんばる」、そうでないことは「流す」「やめる」「減らす」「逃げる」を選べる知性を獲得することです。</p>
<p>そこで本書では、私が考える「やめていい我慢」を、仕事、人間関係、家事・生活、 育児、教育、生き方のテーマ別に紹介します。</p>
<p>意味のない我慢をやめれば、「すぐにイライラしてしまう自分」と決別し、「いつもご機嫌な自分」でいられるようになります。</p>
<p>ひいては、毎日の生活に「幸福」を感じとれるようになるでしょう。 　</p>
<p>2023年8月 著者　午堂登紀雄</p>
<hr />
<p><strong>午堂登紀雄</strong>（ごどう　ときお） <br />
1971年岡山県生まれ。中央大学経済学部卒。米国公認会計士。大学卒業後、東京都内の会計事務所にて企業の税務・会計支援業務に従事。大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。2006年、株式会社プレミアム・インベストメント&amp;パートナーズを設立。現在は個人で不動産投資コンサルティングを手がける一方、投資家、著述家、講演家としても活躍。『捨てるべき40の「悪い」習慣』『「いい人」をやめれば人生はうまくいく』『孤独をたのしむ力』（いずれも日本実業出版社）などベストセラー著書多数。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>株高の今だからこそ備えたい「バーゲンハンティング」</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-38860/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 26 May 2023 07:30:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[お金のことがわかる]]></category>
		<category><![CDATA[待つも相場]]></category>
		<category><![CDATA[投資]]></category>
		<category><![CDATA[暴落]]></category>
		<category><![CDATA[株]]></category>
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					<description><![CDATA[1990年8月以来となる、33年ぶりの高値で引けた5/19の東京株式市場。「これだけ騰がるならレバ型ETFでも買っておけばよかった」と臍(ほぞ)を噛んでいる人もいる…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><a target="_blank" href="https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB184R90Y3A510C2000000/" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">1990年8月以来となる、33年ぶりの高値で引けた5/19の東京株式市場<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a>。「これだけ騰がるならレバ型ETFでも買っておけばよかった」と臍(ほぞ)を噛んでいる人もいることでしょう。しかし、株は騰がれば下がるもの。これから大きく下げ、格安で買える「バーゲンチャンス」の可能性がないわけではありません。そうした「下落のチャンスで動く」手法を解説した<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534060112/" data-wpel-link="internal">『最強の株の買い方「バーゲンハンティング」入門』(阿部智沙子著)</a>のなかから、一部を抜粋してご紹介します。</p>
<h2>それでも捨て難い。資産を大きく増やせる「株」ならではのポテンシャル</h2>
<p>株式はかくも値動きが激しいことから、ハイリスク・ハイリターンの投資対象といわれます。このリスクとは何かといえば、上下に振れる変動の大きさ、ボラティリティーです。ボラティリティーが高いほど、将来の株価がいくらになっているか、予想される株価の範囲は広くなります。つまり、将来いくらになっているかの不確実性が高い。これがハイリスクです。</p>
<p>ボラティリティー、すなわち将来の不確実性は、データ集団の中の値がどの程度広く散らばっているかの尺度として用いられる標準偏差(σ:シグマ)で数値化されます。統計学の正規分布では、データの約68.3%は標準偏差内に入るとされています。</p>

<figure id="attachment_38863" aria-describedby="caption-attachment-38863" style="width: 570px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" class="size-large wp-image-38863" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/bunpu-570x368.png" alt="" width="570" height="368" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/bunpu-570x368.png 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/bunpu-250x161.png 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/bunpu-768x496.png 768w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/bunpu-110x71.png 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/bunpu-180x116.png 180w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/bunpu.png 1297w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" /><figcaption id="caption-attachment-38863" class="wp-caption-text">本書P.28より</figcaption></figure>

<p>たとえば、月間のボラティリティー(=標準偏差)が±5%だとすると、各月の月間騰落率の7割弱はこの範囲内に収まっている。要は、1ヶ月で5%程度の上げ下げは想定内で、あって不思議ではない、といったところです。</p>
<p>これが標準偏差の3倍(±3σ)となると、99.7%がその範囲内に入るとされます。言い換えれば、この範囲からはみ出す確率はわずか1000分の3。これを株価の変動に当てはめるならば、月間騰落率が±3σから外れるような大きな値動きは1000ヶ月に3回、およそ28年に1回しか起きないという解釈になります。</p>
<p>実際にはどうかといえば、日経平均株価のような株価指数でも1ヶ月に±3σ以上動くことが数年に1度くらいはあります。個別銘柄ともなれば、±3σはそう稀でもなく、場合によっては、統計学上では「まずあり得ない」レベルの±5σを超えて動いたりします。それだけ株はリスクが大きい、不確実性の高い恐ろしい投資対象であるのは事実です。</p>
<p>しかし、そうしたリスクがあるからこそ、ハイリターンが期待できるのもまた事実です。株価は下にも振れれば、上にも振れます。株価が上に振れて上昇するならば、資産は一気に増えます。そこまで欲張らないまでも、株のボラティリティーとうまく付き合えるとしたら、将来のための資産形成に大いに役立つことは間違いありません。</p>
<p>そうしたリターンをもたらしうる株式ならではのポテンシャルを完全に切り捨てて人生を送るのが果たして正解なのか。ボラティリティーとうまく付き合える手立てがあるならば、一考の余地があるのではないでしょうか。</p>
<p>その有力な手立てのひとつは、大下げ局面でのみ買う。大下げが続いていれば買い続ける。リバウンドに転じたら早々に売る。上昇が続くならば売り続けるという、徹底した逆張り売買。これは、ハイリスクを全面的に飲み込んで、機を見て敏にそれをリターンに転換する方法といえます。</p>
<p>ただ、これを実践するには、まずもって市場の大下げが続いているあいだ買い下がり続けられるだけの資金がなければなりません。残念ながら、ハードルが低くはない、誰にでもできるとは言い難い売買手法です。</p>
<p>それならば、こういう売買はどうでしょうか。</p>
<p>株価が下に振れるリスクは削って、その一方で上に振れたときに得られるリターンは削らない。リスク・リターンという言葉をそのイメージ通りに「リスク=損」「リターン=利益」と表現するならば、損失の可能性は低くして、利益の可能性は株式が本来持っている通りに確保する、という方法です。これなら、ハイリスク・ハイリターンの株式投資をローリスク・ハイリターンにすることができます。</p>
<p>とはいっても、リスクとリターンは表裏一体。ハイリスクだからこそハイリターン、ローリスクならばローリターンに甘んじなければならないのが原理原則です。それをローリスク・ハイリターンにする方法など実践可能なのか。そもそもそんな方法自体がこの世に存在しうるのか、というと、それがあります。</p>
<hr />
<h4>著者プロフィール</h4>
<p>阿部智沙子(あべ・ちさこ)</p>
<p>(有)なでしこインベストメント取締役。茨城大学、東京理科大学卒業。大蔵省(現・財務省)専管の財団法人が発行する金融専門紙の記者を経て、1997年、マーケット情報提供会社(有)なでしこインベストメントを共同で設立。株式、債券、為替を中心としたマーケット分析や売買手法の研究、株式等のトレーディングに携わりながら、その成果を反映する形で執筆活動を行っている。また、日本数学会正会員として、数学・物理分野の企画・コンテンツ制作にも注力中。主な著書に、『株　ケイ線・チャートで儲けるしくみ』『日経平均の読み方・使い方・儲け方』(以上、日本実業出版社)、『&lt;1日1回15分&gt;たのしい短期トレードの本』(東洋経済新報社)など。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「円安の功罪」を考える</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-38723/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 17 Apr 2023 02:31:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[お金のことがわかる]]></category>
		<category><![CDATA[ドル円]]></category>
		<category><![CDATA[円安]]></category>
		<category><![CDATA[景気]]></category>
		<category><![CDATA[為替]]></category>
		<category><![CDATA[生活物価]]></category>
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					<description><![CDATA[日銀総裁が植田和男さんに代わり、10日には就任会見も行われました。そこでは、いずれは正常化に向かうとしても(黒田東彦前総裁が採ってきた)大規模緩和路線を直ちに変える…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>日銀総裁が植田和男さんに代わり、10日には就任会見も行われました。そこでは、いずれは正常化に向かうとしても(黒田東彦前総裁が採ってきた)大規模緩和路線を直ちに変えるものではないとコメント。金融市場も一時円安方向に振れましたが、23/4/17の昼前時点では概ね1ドル133-134円弱の水準で落ち着いています。</p>
<p>そのドル円相場ですが、2022年の春ごろから大きく動き、10月下旬には一時150円に達するなど波乱の相場となりました。折しも、日本ではロシアのウクライナ侵攻など政治的要因もあって物価高が話題となっており、そこに重なった円安に対して「悪い円安」という見方が散見されました。では、ここで改めて「円安の功罪」について振り返ってみましょう。</p>
<p>※本記事は『最新版　本当にわかる為替相場』(尾河眞樹著)の一部を抜粋・編集したものです</p>
<hr />
<p>2022年は、年初来38円50銭もの円安が進行するなかで、いよいよ「日本売りだ」「通貨危機だ」と、あたかも日本のあらゆる資産がタタキ売られるかのような、不安を煽る論調が散見されるようになりました。</p>
<p>しかし、ここは少し冷静になって考える必要があると思います。</p>
<p>円安・円高について、「どちらが日本にとってプラスか」という質問をよく受けますが、立場によって為替レートの変動から受ける影響は異なりますから、一括りにするのはむずかしいというのが正直な回答です。</p>
<p>たとえば、輸出企業の価格競争力が強まることから、円安は日本にとってプラスであるといわれます。しかし、その一方で、日本は原油や鉄鋼などの資源を輸入に頼らざるをえず、円安は輸入物価を押し上げることから日本にとってむしろマイナスであるという意見も聞かれます。</p>
<p>とくに、今回のように円安のスピードが速すぎると、輸入物価の上昇をすぐに製品の価格に転嫁することはむずかしく、製造業にとっても一部マイナスの面もあるといえるでしょう。まず、円安のメリットから説明しましょう。海外で1ドルで売っている日本製品の円換算売上が120円になるか95円になるかは、製造業の収益にとって重要であることは、イメージしやすいと思います。</p>
<p>日本の製造業は、為替レートの影響を受けやすいことから、海外生産を増やすなどして、為替が業績に及ぼすインパクトを最小限にとどめるような工夫をしてきました。この結果、円高方向の耐性は強くなりましたが、反対に2022年は大きく円安が進んだにもかかわらず、そのメリットを以前よりも受けにくくなっているという面があります。</p>
<p>もうひとつの円安メリットは、「インバウンド効果」です。円安によって、多くの外国人観光客が日本を訪れて消費すれば、日本経済にとってはプラスです。これについても、新型コロナ感染症の影響によって、ここ数年メリットは感じにくくなっていますが、入国制限の緩和によって、今後はメリットが感じられるようになるでしょう。</p>
<p>また、円安によって輸入代替が進む点も、国内経済にとってはメリットです。輸入物価が上昇すれば、安くて安心な国産の製品を購入しようというインセンティブが働きます。たとえば、フランスのワインは高すぎるので、国産のワインを買おうか……などとなるわけです。これは主には農業分野などにメリットがありそうです。</p>
<p>加えて、重要なメリットとしては、所得収支の改善が挙げられます。経常収支の構成要素である、「第一次所得収支」とは、海外への投資から得られる利息や配当金を指しますが、いまや日本の経常収支のほとんどを所得収支が占めている状態です。日本は「海外にモノを売って稼ぐよりも、海外への投資で稼いでいる国」ともいえるのです。</p>
<p>こうしたなか、本章で説明した生保の運用や年金基金の運用などに関しても、円安のほうがプラスであることは明らかです。ただ、このメリットも、一部の機関投資家の運用担当者や、外貨建ての投資信託や外貨預金を保有している個人でないと、日々の生活においてはなかなか感じにくいといえるでしょう。</p>
<p>一方で、デメリットは、輸入物価の上昇が最も大きいといえます。輸入物価の上昇は、たとえばガソリン価格やエネルギー価格の上昇などを通じて、幅広く消費者物価に影響を及ぼすため、家計への直接的なインパクトが早期に出やすいところが特徴です。</p>
<p>ただ、注意しなければならないのは、2022年前半の輸入物価上昇は、その半分以上が原油価格の上昇によるもので、ウクライナ危機の影響が大きかったという点です。その後円安がさらに進むなかで、為替の影響も次第に大きくなっていきましたが、物価上昇の要因が円安だけであるかのような報道には、若干違和感を覚えます。</p>
<p>日本では賃金が上昇しておらず、物価上昇によって実質ベースの賃金は下がってしまうので、家計にとって厳しくなるのは当然です。円安批判の声が大きくなるのはこのためです。</p>
<p>2022年の大企業の夏のボーナスは増加率が過去最高だったと報じられていますが、ボーナスは一時的な対応であり、継続的な「ベースアップ」にはつながっていません。これには、日本が正社員の終身雇用に軸足を置いた硬直的な雇用環境となっていることなどが背景にあるといえるでしょう。</p>
<p>為替の経済への影響は、直接的な影響と間接的な影響があることも、大事な点です。直接的な影響とは、これまで見てきたとおり、輸出企業や輸入企業など、為替の変動が直接業績などに影響を及ぼすケースですが、たとえば円安によって企業業績が改善したり、株価が上昇し、インバウンド等も増えたりするなどすれば、景況感(マインド)が改善し、消費が増えるという間接的な効果もあります。</p>
<p>身近な例でいうと、イタリアンレストランを経営している友人がヨーロッパからワインを幅広く輸入しているのですが、「円高のほうが良いですか?」と聞いてみたところ、「急激な円高には、良いワインが安く仕入れられる直接的なメリットがあるのも確かだけれど、株安や景気への不安から、お店の来客自体が減ってしまう間接的デメリットのほうが大きい」と言っていました。</p>
<p>思い出してみると、2021年初は1ドル=102円台まで円高が進み、ドル円が近々100円を割るのではないかと、円高による景気への悪影響が不安視されていました。それからたったの約2年で、円安に対する懸念の声に変わったのは、日本がいかに為替の影響を受けやすい経済構造であるかということを如実に表していると思います。</p>
<p>大事なのは、円安や円高の是非よりも、海外から日本への長期投資を促すような成長戦略や、国内経済を強くするための構造改革ではないかと個人的には考えています。</p>
<h4>著者プロフィール</h4>
<p>尾河 眞樹(おがわ・まき)<br />
ソニーフィナンシャルグループ(株)執行役員兼金融市場調査部長　チーフアナリスト。ファースト・シカゴ銀行、JPモルガン・チェース銀行などの為替ディーラーを経て、ソニー財務部にて為替リスクヘッジと市場調査に従事。その後シティバンク銀行(現SMBC信託銀行)で個人金融部門の投資調査企画部長として、金融市場の調査・分析を担当。2016年8月より現職。テレビ東京「Newsモーニングサテライト」、日経CNBCなどにレギュラー出演し、金融市場の解説を行なっている。主な著書に『ビジネスパーソンなら知っておきたい仮想通貨の本当のところ』(朝日新聞出版)、『富裕層に学ぶ外貨建て投資』(日経ビジネス人文庫)などがある。ソニー・ライフケア株式会社取締役。ウェルスナビ株式会社社外取締役。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>コロナ禍で急増!?  日本に広がる“うつっぽい”人</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-37905/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Ｙ]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 09 Sep 2022 07:59:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[暮らしに役立つ]]></category>
		<category><![CDATA[うつ]]></category>
		<category><![CDATA[こころ]]></category>
		<category><![CDATA[コロナうつ]]></category>
		<category><![CDATA[メンタル不調]]></category>
		<category><![CDATA[疲労]]></category>
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					<description><![CDATA[　マスク、行動制限、リモートワーク、Zoom会議……新型コロナウイルス（以下、コロナ）の影響で大きく変わった私たちの日常生活。変化に対応するには、これまでの価値観を…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div>
<p class="p1">　マスク、行動制限、リモートワーク、Zoom会議……新型コロナウイルス（以下、コロナ）の影響で大きく変わった私たちの日常生活。変化に対応するには、これまでの価値観を見直したり、仕組みや習慣を変えざるを得ませんが、それは思った以上に心身の負担となっており、いま日本では多くの人が“うつっぽい症状”に悩まされています。</p>
<p class="p1">　しかしその一方で、現状に苦痛など感じない人も同じくらいいるため、メンタル不調者との間に理解の乖離が生まれ、症状の悪化につながることも……。もし、家族や友人、大切な人が「うつ」になったとき、あなたならどうしますか？　新刊<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534059444/" data-wpel-link="internal">『家族が「うつ」になって、不安なときに読む本』</a>を上梓した、うつ専門カウンセラーの前田理香氏が、メンタル不調者への寄り添い方をお教えします。</p>
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<h2>生活の変化がメンタル不調にも影響</h2>
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<p>　先日、人事総務担当者を対象とした研修で、質問の手が挙がりました。<br />
「コロナが流行したことでメンタル不調を抱える方が増えたという報道を目にします。私は、何も体の変化を感じていないのですが、関係があるのは本当ですか？」</p>
<p>　私は、「もちろん、大きく関係していますよ」と回答しました。実際に、ネオマーケティング（東京都渋谷区）が2020年10月に実施したリサーチでは「新型コロナウイルス流行後にメンタルヘルスの不調を感じていますか？」という質問に対し、46.4%が「はい」と回答。約半数がメンタルヘルスの不調を感じているという結果です。</p>
<p>　ほかにも、下記のように、さまざまな調査結果から、コロナによる生活の変化が、メンタル不調に大きな影響を与えていることが明らかになっています。</p>
<div style="border: 5px solid #91D8AC; padding: 10px; border-radius: 10px;">
<p><strong>〇「メンタルヘルスに関する国際調査の結果」<span style="font-size: 12px;">（2021年５月、経済協力開発機構：OECD）</span></strong><br />
うつ症状を有する日本人の割合が、2013年の7.9％に対して、2020年は17.3％と大きく増加</p>
<p><strong>〇「働く人のメンタルヘルスとサービス・ギャップの実態調査」<span style="font-size: 12px;">（2021年９月、NTTデータ経営研究所）</span></strong><br />
回答者の約2人に1人が、精神的健康度が低く、うつ病や不安障害などの精神疾患を発症するリスクが高くなっている</p>
<p><strong>〇「自殺者数」<span style="font-size: 12px;">（2020年度、厚生労働省）</span></strong><br />
コロナ禍前（2009年度～2019年度）の実績をもとに算出した予測値に比べて、人口10万人あたりの自殺件数が、男性で17%、女性で31％増加。若者の自殺も増えている</p>
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<p>　このように明確な変化が表れているにもかかわらず、カウンセリングをしていると、コロナでメンタル不調になることに、十分な理解のない人も数多くいるように感じています。なぜ、このような乖離が生じてしまうのか。うつのメカニズムをもとに考えてみましょう。</p>
<h2><strong>メンタル不調には3つの段階がある</strong></h2>
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<p>　私たちは、メンタル不調を3段階に分けて<strong>「“疲労”うつの3段階モデル」</strong>と呼んでいます。</p>
<p><span style="background-color: #ccffff;"><strong>1段階疲労</strong></span>……通常の疲労。1日働いたあとに感じる疲労や、運動したあとに感じる疲労が1段階疲労です。</p>
<p><span style="background-color: #ccffff;"><strong>2段階疲労</strong></span>……コロナでの我慢や不安などにより疲労が蓄積し、いつもより2倍疲れて、2倍敏感になっている「2倍モード」の状態です。</p>
<p><span style="background-color: #ccffff;"><strong>3段階疲労</strong></span>……さらに疲労が蓄積すると、3倍疲れやすく、3倍繊細になってしまう3段階疲労に陥ります。この3段階疲労の状態は、治療や休養が必要となる段階です。</p>
<p>　この「“疲労”うつの3段階モデル」を利用して、私たちのカウンセリング現場の感覚と先ほどのリサーチの結果を併せて、グラフに示すと<strong>下の図</strong>のようになります。<img decoding="async" class=" wp-image-37906 aligncenter" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/69083bd512c19624ff3a51958da895cb-570x311.png" alt="" width="468" height="272" /></p>
<p>　通常、つまりコロナの前までは、1段階疲労の人が7割を占めていました。2段階は2割、3段階は1割という配分です。ところが、いまは1段階疲労の人が5割に減り、2段階が3割、3段階が2割に増えています。</p>
<p>　ここで考えるべきことは、1段階疲労の人の状況の捉え方です。社会を牽引している人は、1段階疲労であることがほとんどです。2段階疲労の人は疲れが2倍に、3段階疲労の人は疲れが3倍に感じているため、結果的に1段階疲労の人が社会を牽引することになります。</p>
<p>　この1段階疲労にとって、コロナ以前にも周囲に不調になる人がいましたが、全体の3割ほどと少数派であったこともあり、「不調を抱えるなんて、それなりの理由があったのだろう」と考えることができました。</p>
<p>　しかし今は、自分はまったく苦痛を感じていないにもかかわらず、多くの人がコロナで不調だといいます。そうなると、「うつの人は、やっぱり甘えているだけなのではないか……」と感じてしまいやすくなるのです。</p>
<p>　社会を牽引しているのは1段階の人であることが多いので、職場のリーダ―などがよくこの意見を持っています。</p>
<p>　また、家庭でも、社会からリタイアした60代～70代の両親が、必死に社会で頑張っている2段階、3段階の状態にある30代～40代の子どもに対し、「私たちが働いていたころより、リモートワークになって楽になったはずなのに、うつっぽくなるなんて考えられない、甘えだ、鍛えなければ……」と理解を示さないことも多いのです。</p>
<h2><strong>うつっぽくなった周りの人への接し方</strong></h2>
<p>　コロナ禍で3年目のいま、私たちの生活は大きな変化に直面しました。変化に対応するには大きなエネルギーを使います。その疲労が、いま日本中を襲い、日本人の半数がうつっぽくなっているのです。しかし、残りの半数は、苦痛を感じていない。その結果、「うつの方に対する理解のなさ」が強くなっている時期にあります。</p>
<p>　大切な家族、職場の同僚などがうつっぽくなっているとき、ぜひ、うつを理解し、適切なサポートをしてあげてほしいと考えています。</p>
<p>　いざサポートをしようと考えたとき、「どうすればいいのかわからない」と相談に来る方も多くいらっしゃいます。よく本などに「寄り添ってください」と書かれていますが、具体的に何をすればいいかよくわからず、途方に暮れる方もいます。</p>
<p>　うつは、一時的に思考が変わってしまう状態です。そのため周囲の人は、「考え方を変えたらいいんじゃない？　行動を変えたらいいんじゃない？」と言いたくなる。しかしこれは、熱が出ている人に「熱を出しても苦しいだけだから、熱を下げなさい」と言っているようなもの。理屈的には正しいかもしれませんが、苦しんでいる人の助けにはならず、むしろ苦しみが大きくなるのです。</p>
<p>　うつの人には、「コロナでうつになるのも無理はない。いつものあなたらしくない感じ方考え方をするのも無理はない。疲れているだけだから、休めば元に戻る。でもそれも怖いだろうから、具体的にどうすればいいかを一緒に考えていこう」と伝えてほしいのです。</p>
<p class="p1">　そして、「気合を入れて頑張れ、規則正しい生活をしろ」ではなく、熱がある病気の人にやってあげるように、普通の衣食住のサポートをしてあげることが大切です。これこそが「寄り添う支援」になると考えています。今は、教育すべきタイミングではない。ケアすべき時だ、と理解して接するようにしましょう。</p>
<hr />
<h4>著者プロフィール：前田 理香（まえだ りか）</h4>
<p><strong>公認心理師／うつ･クライシス専門カウンセラー／元海上自衛官</strong><br />
NPO法人メンタルレスキュー協会カウンセラー。事故や事件、自殺などショックな出来事を体験したクライアントや、うつ病を患っているクライアントと向き合い、カウンセリングを行なっており、多数の組織等の復職支援に携わる。2021年4月から、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との契約に基づき、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する日本人宇宙飛行士の健康管理運用業務(精神心理支援)に参加。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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