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	<title>科学・技術を学ぶ &#8211; 日本実業出版社</title>
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		<title>AIは中小企業にこそ強力な武器となる</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-41171/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[WH]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 14 Feb 2025 08:00:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[AI]]></category>
		<category><![CDATA[DX]]></category>
		<category><![CDATA[生成AI]]></category>
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					<description><![CDATA[「デジタル化すらできていないのに、うちのような中小企業にAIなんて無理」と思い込んでいませんか。ソニーのトップエンジニアにしてテクノロジーエバンジェリストの豊島顕氏…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「デジタル化すらできていないのに、うちのような中小企業にAIなんて無理」と思い込んでいませんか。ソニーのトップエンジニアにしてテクノロジーエバンジェリストの豊島顕氏いわく<strong>「AI時代には小回りの利く中堅・中小企業にこそ大きなチャンスが来る」</strong>。豊島氏の著書<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534061676/" rel="noopener" data-wpel-link="internal">『ソニーのトップエンジニアが教える　中堅・中小企業のためのAI導入・活用の教科書』</a>から、「はじめに」を公開します。</p>
<h2>AI によって企業規模による格差はなくなる</h2>
<p>私の所属するソニーフィナンシャルグループのソニー生命保険株式会社には、ライフプランナーという生命保険・金融のプロフェッショナルがいます。ITのバーチャルな世界、そしてプログラム言語で日々対話している私にとって、彼ら彼女らは現実社会に連れ出してくれるかけがえのない存在でもあります。</p>
<p>日々、ライフプランナーと会話を重ねるなかで、顧客である中堅・中小企業の経営者やそこで働いている社員の多くが、「AI」との向き合い方に対して不安を抱いていることを知りました。</p>
<p>AIとは、Artificial Intelligence（人工知能）の略です。コンピュータがデータをもとに学習（パターンや規則性を抽出）し、推論や判断を行なうなど人間の知的能力を模倣する技術を意味します。</p>
<p>詳しくは本文で触れますが、コンピュータの世界では長年、機械学習や自然言語処理などの研究が進み、予測分析や画像・音声認識などの分野では実用化もされてきました。そして、ついに2023年にChatGPTが広まると、その自然な対話能力や高度な文章生成能力が注目を集め、マスメディアはこぞって「人間を超える」と煽り、そこから極端にAIの話題に触れることが増えた気がします。</p>
<p>そこで私には「AI時代は中堅・中小企業にとって大いなる追い風ではないか」という強い想いが湧き上がってきたのです。</p>
<p>私は研究者ではなく、現場叩き上げのエンジニアです。AI・DXという言葉が流行する前から、ITの現場で活動し、ときには自ら開発を行ない、ときにはアドバイザーとして経営者を支えるなど、さまざまな立場でテクノロジーと向き合ってきました。</p>
<p>そんな私にとって、大企業の安定感はAI時代にはデメリットになるのではないかと感じる場面が増えてきました。いろいろなプロジェクトを通じて、「小回りの利く会社であればうまくいくのに」と思うことが増えてきたからです。</p>
<p>AI導入は従来のシステム開発とは異なり、試行錯誤を行ないながら前進していきます。大企業というのは大きな船ですから、度重なる会議や厳重な決裁・承認プロセスがつきものですが、それらは方向転換の妨げになり、目の前にある障害をクリアするのにも一苦労です。一方、小型船であれば、敏感に海面の状態を感じ取り、スピーディに動くことができるのです。</p>
<p>実際に私の経験からしても、AI導入のインパクトは大企業に軍配が上がるものの、最先端のAIを導入し、いち早く目的地に到達できるのは小回りの利く組織だと感じています。だとすれば、これからのAI時代には、むしろ中堅・中小企業のほうにチャンスが広がっているように思うのです。</p>
<p>その事実をわかりやすく伝え、AIのポジティブな側面に気づいてもらいたい。いまやDXの中心地となったAIをよく知ることができれば、きっとこのムーブメントを前向きに捉え、将来を見据えて明るく働けるはずです。</p>
<p>私は自分の職業を問われたとき、エンジニアではなく、「テクノロジーエバンジェリスト」と答えます。伝道師という意味で使われる言葉ですが、AIの本当の価値を伝えることで、世の中を前に進めたい、そして、働く人が元気になれば日本は元気になる、という思いで日々の仕事にあたっています。</p>
<p>AIがあまりにもセンセーショナルに取り上げられ始めたためか、その有効性や経済的な価値に懐疑的な意見も出ているようですが、近い将来、世界中の誰もがAIを使う時代が必ずきます。</p>
<p>現在でも大企業ではすでに業務の効率化だけでなく、新たなビジネス機会の創出に向けてAIが活用されていますが、今後、それは大企業だけの話にとどまらなくなるでしょう。AIの導入コストが劇的に下がっていくなかで、企業規模によるAI格差はなくなり、社員一人ひとりの能力がAIによって何倍にも拡張されていく未来が容易に想像できます。まさにAIは中堅・中小企業にとっての力強いパートナーになるのです。</p>

<figure id="attachment_41177" aria-describedby="caption-attachment-41177" style="width: 570px" class="wp-caption aligncenter"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="wp-image-41177 size-large" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/37e1544ab9693bbbc8d8addf9caa03ce-570x231.jpg" alt="『中堅・中小企業のためのAI導入・活用の教科書』章立て" width="570" height="231" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/37e1544ab9693bbbc8d8addf9caa03ce-570x231.jpg 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/37e1544ab9693bbbc8d8addf9caa03ce-250x101.jpg 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/37e1544ab9693bbbc8d8addf9caa03ce-110x45.jpg 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/37e1544ab9693bbbc8d8addf9caa03ce-180x73.jpg 180w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2025/02/37e1544ab9693bbbc8d8addf9caa03ce.jpg 624w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" /><figcaption id="caption-attachment-41177" class="wp-caption-text">『中堅・中小企業のためのAI導入・活用の教科書』章立て</figcaption></figure>

<h2>AIはDX のメインエンジン</h2>
<p>現在、ビジネスの現場でパソコンは欠かせないものとなっています。1980年代後半から1990年代にかけて、ワープロやパソコンが事務系の職場に導入され始め、2000年代に入るとインターネットの普及により、情報検索やメールでのコミュニケーションが日常化しました。</p>
<p>こうした業務効率化の流れは、かつて「IT化」と呼ばれ、近年では「DX（デジタルトランスフォーメーション）」といわれるようになって、かつてより広範なビジネス変革を促す概念へと発展しています。AIの導入・活用も、この流れの延長線上にあり、DXをさらに加速させる重要な要素として位置づけられています。</p>
<p>DXとは、企業がデジタル技術を活用して、業務プロセスを変革したり、新しいビジネスモデルを生み出したり、組織全体を継続的に進化させていく取り組みです。たんなるIT化とは一線を画します。このDXという大きな変革を旅路にたとえるならば、目的地にいち早く到達し、その歩みを加速させるための最も強力なエンジンがAIであることは間違いありません。AIを制するものが、DXを制するといっても過言ではない時代に突入しました。</p>
<p>ソフトバンクグループの創業者である孫正義氏は、「SoftBank World 2022」のスピーチのなかで、「いますぐDX・AI化を」と訴え、「AI革命こそがDXの行き着く先だ」と宣言しました。まさにその言葉どおり、DXからAX（AIトランスフォーメーション）へというのが時代の流れであり、多くの企業がいま、AI革命へと踏み出そうとしています。</p>
<p>これから企業のビジネス変革を語るうえで、AIを抜きにして話を進めることはむずかしいのです。たんにITシステムを導入し業務をデジタル化するだけでは十分ではありません。AIがこれらのシステムで生成された膨大なデータを処理し、そこから新たな価値を生み出すことで、真の変革がもたらされるのです。</p>
<p>本書では、従来から議論されているDXの要諦や基礎的な進め方については他書に譲り、AI活用、そしてAIトランスフォーメーションに焦点を当て、AIを活用したDXのポイントをわかりやすく解説していきます。とくに、近年注目を集める生成AIは、その高度な能力によって企業のDX手法を大きく変える可能性を秘めています。</p>
<p>こうした最新動向も踏まえ、中堅・中小企業がAI活用を成功させるための具体的な戦略や事例を紹介し、より効果的にその恩恵を受けるための道筋を提示します。</p>
<h2>「 うちの会社にAIは無理」という人にこそ読んでほしい</h2>
<p>「うちの会社はAIなんてまだ無理」、「デジタル化すらできていないから遠い話」と思っている方は多いことでしょう。しかし、そのような方にこそぜひとも本書を読んでほしいのです。</p>
<p>なぜなら、いままさに、AIは思っているよりもずっと身近で、誰でも活用できる道具になっているからです。また、AI導入を目指すことにより、社内にデータを使った判断や意思決定を行なう文化が自然と醸成され、DX が進んでいくことは間違いないからです。</p>
<p>本書はAIの初学者に向けて書いた本です。なるべく丁寧に、かつ専門用語を控えめに、あなたのそばで語りかけるように書き下ろしました。また、進化が激しいAI分野にあっても長く本書を手元に置いていただけるように。私の現場体験から抽出したナレッジふんだんに盛り込みつつ、なるべくその核となる部分に注目しているところが特長です。私がAIの講義やセミナーに登壇した後に、「初めてAIを理解できました」と感謝のコメントをいただくと、この仕事をやっていて良かったと心から感じることができます。</p>
<p>もし本書を読んで、初学者の方が少しでもAIに対する理解を深めていただけるのであれば著者冥利に尽きます。さらに、本書をきっかけにAIの活用・導入へのはじめの一歩を踏み出していただけるのであれば望外の喜びです。</p>
<p>一方、AIの導入経験が豊富で、すでに基礎知識をお持ちの方には少し物足りない内容かもしれません。ましてや、研究者やエンジニア向けの本ではありません。AIのテクニカルな開発・実装方法やアカデミックなアプローチをお求めの方には、もっと良い専門書は世の中にたくさんあります。私自身も素晴らしい書籍にこれまで何度も助けられてきましたので、そうした書籍をお読みいただければと思います。</p>
<p>また、昨今話題のChatGPTの使い方や、明日から使えるノウハウにフォーカスを当てた本ではないこともあわせてお伝えしておきます。</p>
<h4>著者プロフィール</h4>
<h4><span id="lbl06">豊島 顕（とよしま　あきら）</span></h4>
<p>ソニーフィナンシャルグループ株式会社　テクノロジーセンター　ゼネラルマネジャー<br />
Corporate Distinguished Engineer<br />
東京理科大学大学院理工学研究科修士課程を修了後、IT企業等を経てソニーライフ・エイゴン生命保険株式会社（現ソニー生命保険株式会社）に入社。その後、ソニーフィナンシャルグループ株式会社にて先端技術の研究開発をリード。現在はソニーグループのトップエンジニアに与えられる称号「Corporate Distinguished Engineer」に任命され、ソニーの技術の顔として活動中。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ウイルスこそが生物の進化を加速させた</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-36347/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[WH]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 26 Nov 2021 07:49:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教養を楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[パンデミック]]></category>
		<category><![CDATA[新型コロナウイルス]]></category>
		<category><![CDATA[福岡伸一]]></category>
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					<description><![CDATA[ウイルスは生物なのか無生物なのか。なぜパンデミックは起きるのか。そもそもなぜ、ウイルスは存在するのか。ウイルスと生物進化のあいだにある緊密な関係を糸口に、生命科学の…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ウイルスは生物なのか無生物なのか。なぜパンデミックは起きるのか。そもそもなぜ、ウイルスは存在するのか。ウイルスと生物進化のあいだにある緊密な関係を糸口に、生命科学の謎に迫った<strong><a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534058874/" data-wpel-link="internal">『ウイルスと共生する世界』</a></strong>(フランク・ライアン著／多田典子訳)。生物学者の福岡伸一氏が寄せた日本語版序文を公開します。</p>
<hr />
<h2>生物なのか、無生物なのか</h2>
<p>ウイルスとは何か。ウイルスが存在する意味はどこにあるのか。生命科学史上、最大の謎ともいうべきこの問いに対して、本書は、的確・明瞭な答えを与えた画期的な書である。</p>
<p>ウイルスとは極小の粒子であり、生物と無生物のあいだに漂う奇妙な存在だ。電子顕微鏡が開発される20世紀前半まで、その姿を見た科学者は誰もいなかった。だから、たとえば野口英世も黄熱病の病原体(当時はわからなかったがウイルスだった)を探し続けたまま命を絶った。</p>
<p>生命を、自己複製を唯一無二の目的とするシステムである、と利己的遺伝子論的に定義すれば、宿主から宿主に乗り移って自らのコピーを増やし続けるウイルスは、とりもなおさず典型的な生命体と呼べる。</p>
<p>しかし生命をもう1つ別の視点から定義すれば、ことはそれほど単純ではなくなる。それは生命を、絶えず自らを壊しつつ、常につくり変えて、エントロピー増大の法則に抗いつつ、あやうい一回性のバランスの上にたつ動的なシステムである、と定義する見方、つまり、動的平衡の生命観から見た場合である。</p>
<p>生命を動的平衡と定義すれば、代謝も呼吸も自己破壊もないウイルスは生物とは呼べない。</p>
<p>とはいえウイルスは単なる無生物でもない。単体で存在するときは静的な物質だが、ひとたび宿主細胞にとりつくと、とたんに動的に振る舞う。</p>
<h2>ウイルスこそが進化を加速する</h2>
<p>ウイルスは、目に見えないテロリストのように密かに、一方的に襲撃してくるのではない。<br />
　<br />
ウイルスには自走能力も遊泳能力もない。今、私たちを悩ませている新型コロナウイルスのパンデミックはすべてヒトが運んだ結果である。しかも、コロナウイルスが、宿主の細胞に取りつく際には、まず、ウイルス表面のタンパク質が、宿主細胞の膜にある特殊なタンパク質と強力に結合する。つまり宿主タンパク質とウイルスタンパク質には親和性があるのだ。</p>

<figure id="attachment_36351" aria-describedby="caption-attachment-36351" style="width: 570px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" class="size-full wp-image-36351" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/385612fd3137519d6ba6ccf1be8a62b2.jpg" alt="" width="570" height="427" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/385612fd3137519d6ba6ccf1be8a62b2.jpg 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/385612fd3137519d6ba6ccf1be8a62b2-250x187.jpg 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/385612fd3137519d6ba6ccf1be8a62b2-110x82.jpg 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/385612fd3137519d6ba6ccf1be8a62b2-180x135.jpg 180w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" /><figcaption id="caption-attachment-36351" class="wp-caption-text">ウイルスとは何か。ウイルスが存在する意味はどこにあるのか　写真：immimagery/Adobe Stock</figcaption></figure>

<p>それだけではない。さらに細胞膜に存在する宿主のタンパク質分解酵素が、ウイルスタンパク質に近づいてきて、これを特別な位置で切断する。するとその断端が指先のようにするすると伸びて、ウイルスの殻と宿主の細胞膜とを巧みにたぐりよせて融合させ、ウイルスの内部の核酸を細胞内に注入する。</p>
<p>かくしてウイルスは宿主の細胞内に感染するわけだ。それは宿主側が極めて積極的にウイルスを招き入れているとさえいえる挙動の結果である。</p>
<p>これはいったいどういうことだろうか。本書はここに積極的な意味を与える。ウイルスは宿主の共生者なのだと。そして両者の関係は利他的なのである。ウイルスは構造の単純さゆえ、生命発生の初源から存在したかのように見えるが、実はそうではなく、細胞が登場した後、初めてウイルスは現れた。細胞から遺伝子の一部が外部へ飛び出したものとして。</p>
<p>つまり、ウイルスはもともと私たちの一部だった。それが家出し、また、どこかから流れてきた家出人を宿主は優しく迎え入れているのだ。なぜか。それはおそらくウイルスこそが進化を加速してくれるからだ。</p>
<p>親から子に遺伝する情報は垂直方向にしか伝わらない。しかしウイルスのような存在があれば、情報は水平方向に、場合によっては種を超えてさえ伝達しうる。それゆえにウイルスという存在が進化のプロセスで温存されたのだ。</p>
<p>その端的な例は、本書に触れられているとおり、哺乳動物の胎盤の形成である。ここにウイルスが大きな寄与を果たした。ウイルスがいなければ哺乳動物は出現できなかった。</p>
<h2>共生者としてのウイルス</h2>
<p>ときにウイルスが病気や死をもたらすことですら利他的な行為といえるかもしれない。病気は免疫システムの動的平衡を揺らし、新しい平衡状態を求めることに役立つ。そして個体の死は、その個体が占有していた生態学的な地位、つまりニッチを、新しい生命に手渡すという、生態系全体の動的平衡を促進する行為である。つまり個体の死は最大の利他的行為なのである。</p>
<p>ウイルスはそれに手を貸している。</p>
<p>かくしてウイルスは私たち生命の一部であるがゆえに、それを根絶したり撲滅したりすることはできない。私たちはこれまでも、これからもウイルスを受け入れ、共存し共生していくしかない。本書を通じて、読者諸賢のウイルスに関する知見が向上し、ひいては命に対する向き合い方、つまり生命哲学の深化がなされることを期待したい。</p>
<hr />
<p><strong>福岡伸一（ふくおか・しんいち）</strong></p>
<p>生物学者。京都大学卒。青山学院大学教授。米国ロックフェラー大学客員研究者。著書に『生物と無生物のあいだ』(講談社)、『動的平衡』(木楽舎)、『新版 動的平衡』（小学館）、『生命海流 GALAPAGOS』(朝日出版社)、『ナチュラリスト』(新潮社)、訳書に『ドリトル先生航海記』(新潮社)、『ガラパゴス』(講談社)などがある。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>私たちの選択が「自分の意思によるもの」と言い切れない科学的理由</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-34839/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 01 Mar 2021 03:30:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教養を楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[科学]]></category>
		<category><![CDATA[運命]]></category>
		<category><![CDATA[遺伝子]]></category>
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					<description><![CDATA[私たちが自分の意思で「選択している」と思い込んでいるものは、実は「遺伝子」によって先天的に決められているかもしれない。人間は遺伝子によるコントロールから逃れられない…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="notable-area lazyloaded">私たちが自分の意思で「選択している」と思い込んでいるものは、実は「遺伝子」によって先天的に決められているかもしれない。人間は遺伝子によるコントロールから逃れられないのだろうか――。<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534058379/" data-wpel-link="internal">『「運命」と「選択」の科学』</a>では、注目の若手脳神経科学者・ハナー・クリッチロウが、そうした疑問の解明に挑んでいる。同書のポイントを紹介する。</div>
<p>文：日本実業出版社WEB編集部</p>
<h2>「選択する」＝「遺伝子の命令に従っている」？</h2>
<p>今日のランチは何にしようと考えながら、あれこれメニューを想像するのは、私たちにとって日々のささやかな楽しみである。予算や時間といった制約はあるものの、誰に気兼ねすることもなく、自分が食べたいメニューを自由に選ぶことができる満足感は、決して小さくない。</p>
<p>そうした日常的な場面ではあまり意識されないが、私たちの人生は無数の「選択」で成り立っている。からあげ定食かサラダランチかを決めるのも選択なら、どういう会社に就職し、誰と結婚するかといった人生を左右する大事な場面でも、さまざまな事情を考え合わせながら、私たちは自分自身の意思によって選択している。</p>
<p>そして、その過程に遺伝子が関係していることも、近ごろではよく知られるようになった。ランチにからあげ定食を選びがちな人は、そもそも遺伝子に高カロリーな食事を求めることがプログラムされている、というのである。そうであるなら、ランチのメニューを自由に選んでいるというのは私たちの思い込みで、実際には遺伝子の命令に従っているだけ、ということになる。</p>
<p>私たちの自由意志とは、いったい何なのか。私たちの行動は、遺伝子によってどの程度までコントロールされているのか。『「運命」と「選択」の科学』では、気鋭の神経科学者として知られるイギリス人女性が、そうした疑問の解明に挑んでいる。</p>
<h2>恋愛や食事、子育て……身近な「運命」に最先端科学で迫る</h2>
<blockquote>
<p>「わたしたちが生まれ持った脳は、性格や信条、特別な人生経験を決定づけるのだろうか？　これが、わたしが調査を試みる『運命』の意味だ」（本書P.16）</p>
</blockquote>
<p>　自分の専門である神経科学の知見をもとに、脳科学や遺伝子工学、分子生物学、生体心理学など、さまざまな分野で最先端の研究に従事する科学者たちを訪ね、彼らとの対話を通じて、著者は「運命」の意味に迫ろうとする。といっても、科学者だけに通じる専門用語が飛び交うことはなく、子育てや恋愛、食事、病気といった身近で具体的な話題が大部分を占める。</p>
<p>　たとえば、食事について、著者は</p>
<blockquote>
<p>「食事という最も普遍的な行動さえ複雑で興味深く、えてして人が思うより選択の自由度は低い」（本書P.78）</p>
</blockquote>
<p>と語りながら、マウスを使った次のような研究成果を紹介する。</p>
<p>中立的な条件のもとでマウスにサクランボの甘いにおいを嗅がせると、マウスは鼻をクンクンさせながら、サクランボを探して走り回る。</p>
<p>だが、甘いにおいを嗅がせると同時に電気ショックを与えることを繰り返すと、甘いにおいと電気ショックという不快な経験の結びつきを学習したマウスは、ぎょっとしたように動きを止める。</p>
<p>驚くべきは、この行動反応がマウスの子だけでなく、孫にも見られたことである。つまり、2世代前のマウスが学習した記憶が受け継がれていた、というのだ。これが私たちにも当てはまるのなら、たしかに「選択の自由度は低い」と言わざるを得ない。</p>
<p>一方、性行動と生殖機能との密接な関係から、恋愛に遺伝子が深くかかわっていることは、比較的、よく知られている。女性が男性の体臭を重視するのは、自分とは異なる免疫系をもつパートナーを求めるからだ、といった話は、よくテレビでも耳にする。だが、神経科学者としての知的欲求からなのか、著者は「遺伝子の渇望」とは直接的に結びつかない同性愛についてもアプローチする。</p>
<p>もっとも、性的嗜好にかかわる遺伝子はまだ特定されていないため、そのメカニズムは解明されていないのだが、男女ともに同性の年上のきょうだいの数と同性愛に正の相関が認められるという。ある男性が同性愛者である確率は、兄の数が増えるごとに33パーセント増加するというのである。</p>
<h2>運命とは「到着の可能性が大きい目的地」</h2>
<p>著者とともに科学者たちを訪ね歩くような気持ちで読み進めるうち、ゲノム（DNAのすべての遺伝情報）解読に成功した最新科学は、これまで神の領域とされてきた「運命」の意味をほぼ解明しつつあることに気づく。そのことは、</p>
<blockquote>
<p>「脳のことを学べば学ぶほど、運命はあらかじめ定められているという主張は強力になる」（本書P.299）</p>
</blockquote>
<p>という著者の言葉からもうかがえる。</p>
<p>では、本を読んだり、摂生に努めたりして、よりよい人生を送ろうとする努力は、結局のところ、徒労にすぎないのだろうか。私たちには、遺伝子に書き込まれた運命に沿った行動しか許されないのだろうか。</p>
<blockquote>
<p>「運命とは『絶対的で悲劇的なもの』という考えにとらわれず、『常に到着の可能性が非常に大きい目的地』だと考えるべきかもしれない」（本書P.19）</p>
</blockquote>
<p>そう著者は言う。さらに、</p>
<blockquote>
<p>「神経生物学がどのように行動を駆り立てるのかをもっと知ることによって、自分がコントロールできる決断を、より上手に下すことができるようになる」（本書P.34）</p>
</blockquote>
<p>と、私たちに示唆する。</p>
<p>2020年にノーベル化学賞を受賞したCRISPR/Cas（クリスパー・キャス）という画期的なゲノム編集技術によって、中国ではHIV（ヒト免疫不全ウイルス）に耐性をもつよう遺伝子を操作された双子の女児が、すでに誕生したという。</p>
<p>私たちは、かつてないペースで進歩しつづける神経科学をどうやって社会に適用させるべきなのか。「裕福な人たちの贅沢品にならないように注意する」ことが大事だという著者の指摘には、科学者の矜持と良心が込められている。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>YouTubeからTikTokまで、再生数が上がる「動画制作の差別化ポイント」</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-34695/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 08 Feb 2021 06:59:20 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[ASMR]]></category>
		<category><![CDATA[TikToker]]></category>
		<category><![CDATA[YouTuber]]></category>
		<category><![CDATA[動画制作]]></category>
		<category><![CDATA[動画編集]]></category>
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					<description><![CDATA[今はもう、小学生が動画を作って配信収入を得ることも珍しくありません。だからこそ、自分が作った動画の再生数を上げるには工夫が必要となり、根本的な企画・構成はもちろん、…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今はもう、小学生が動画を作って配信収入を得ることも珍しくありません。だからこそ、自分が作った動画の再生数を上げるには工夫が必要となり、根本的な企画・構成はもちろん、映像の撮り方や編集技術など、差別化ポイントは多岐にわたります。</p>
<p>そこで、テレビ朝日のプロデューサーを経て、「ABEMA」の立ち上げや上智大学でのテレビ制作講師などを務める鎮目博道氏の著書から「動画制作における差別化のポイント」を見てみましょう。</p>
<p>※本書は『<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534058324/" data-wpel-link="internal">「動画制作」プロの仕掛け52</a>』の一部を編集・抜粋したものです。</p>
<h2>人間は「音声」にとても敏感な生き物</h2>
<p>あなたが大好きな映画を思い出してみてください。真っ先に思い浮かぶのは何ですか?　人それぞれ、いろいろなものが頭に浮かんでくると思います。でも、結構多くの人が、その映画のテーマ曲や名ゼリフを思い浮かべているのではないでしょうか?</p>
<p>大好きなワンシーンがもちろん思い浮かぶでしょう。でも、そのシーンが思い浮かぶ理由を少し考えてみてください。ひょっとして、印象に残る音がそこについていて、その音とともに浮かんできているのではないですか?　たぶんそれが、自然なことなのです。</p>
<p>あまり私は生物学的なことに詳しいわけではありませんが、人間は音声にとても敏感な生き物なのだと思います。きっと太古の昔から、生物として身を守るために聴力が発達してきたのではないでしょうか。おそらく聴力は視力よりも身を守るのに役立ったのでしょう。</p>
<p>人間の眼は、顔の前面に2つついていますから、当然視界は限られています。前を見たままで真横のものは見えませんから、180度以下しかありません(どうやら両目で同時に見える範囲は120度と言われているようですね)。眼が顔の横についている動物よりもずいぶん視野は狭いようです。それに夜になって暗くなってしまえば、人間の眼はあまりよく見えないですもんね。</p>
<p>だからきっと、危険をまず察知したのは「耳」だったんじゃないかな、と私は思うわけです。遠くから聞こえる動物の鳴き声や「ガサッ!」という物音で敵が近づいてきたことを知り、そして目を凝らす。「あ、ライオンだ!」とそんな感じで警戒態勢を整えていったのではないでしょうか。</p>
<p>そして、同じように「鼻」もそうです。街角を歩いていると想像してみてください。「あれっ?　何か美味しそうな匂いがするぞ?　この匂いは何の匂いだっけ?」とまず鼻が何かを感知して、それから私たちはキョロキョロと辺りを見回しますよね?</p>
<p>そして気づきます。「お! とんかつ屋さんかあ! 美味そうだなあ。食べて行こうかな」このように、視覚は、聴覚や嗅覚などのほかの感覚よりも少し反応が遅いような気がしてならないのです。</p>
<p>いや、文系の私が勝手にそう思い込んでいるだけなので、正しいかどうかはわかりません。でも、何となくそんな感じで、きっちり耳を刺激してから目を刺激してあげないと「印象的な映像」にならないのではないかという気がします。</p>
<h2>「視覚的要素」以外は忘れがち</h2>
<p>「はじめに」にも書きましたが、「動画」という名前や「動画を見る」などという言い方をするからか、私たちは動画を作る時に、視覚的要素以外のことを忘れがちです。でも実際は音声など、視覚的要素以外がかなり大切なのだということを常に頭に置いておかなければ、魅力的な動画作品は作ることができません。</p>
<p>ここで、例として同じ動画から音声を抜いて無音にしたものと、音声つきのそのままのものをあげておきますので、2つの動画を見比べてみてください。同じシーンでも、音声があるのとないのではどれだけ魅力が違ってくるかがおわかりいただけると思います。</p>
<p><iframe src="https://www.youtube.com/embed/t-c9VEEu-n0?controls=0" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></p>
<p><iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/YlJWyWGLlO4" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></p>
<h2>映像で伝わらない“ニオイ”は音声で伝えろ</h2>
<p>上の項目で「視覚は、聴覚や嗅覚などのほかの感覚よりも少し反応が遅いような気が私はしてならない」と書きました。だからこそ「聴覚を意識して動画作品を作ろう」ということを書いているわけですが、では「嗅覚」はどのようにすれば良いでしょうか。</p>
<p>多分、嗅覚は聴覚と並んで人間という生物にとって「身を守るため」の原始的に大切な感覚のひとつです。「変な臭い」は危険が身に迫りつつあることの重要なシグナルですし、「良い匂い」は何か好ましいものがそこにあると指し示す羅針盤です。となれば、その「原始的で大切な感覚」を刺激しないようなものは、あ<br />
まり人間にとって魅力的なコンテンツとなりうるはずがない、と考えたほうが良いのではないでしょうか。</p>
<p>『<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534058324/" data-wpel-link="internal">「動画制作」プロの仕掛け52</a>』の「はじめに」で、「実は動画は嗅覚や触覚や味覚も刺激しています。というか、刺激できるように動画を制作しないと、良い動画作品だとは言えないと思います。」と書いたのは、そういう理由からなのです。</p>
<p>普通に考えれば映像ではニオイは伝わりません。ですが私たちは、動画作品で匂いを伝える工夫をいろいろとしなければならないのです。そのために大切な武器のひとつが「音声」なのです。</p>
<h3>「嗅覚」を刺激するための工夫</h3>
<p>さて、先ほど「映像ではニオイは伝わらない」と書きましたが、実はそうでもありません。映像でもやり方によってはニオイはある程度伝わるのではないかと私は考えています。次にいくつか写真を並べました。それを見比べてもらえば、私の言いたいことがわかってもらえると思うので、まずはよくご覧になってください。</p>

<figure id="attachment_34704" aria-describedby="caption-attachment-34704" style="width: 570px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" class="wp-image-34704 size-full" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga1.jpg" alt="" width="570" height="377" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga1.jpg 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga1-250x165.jpg 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga1-110x73.jpg 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga1-180x119.jpg 180w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" /><figcaption id="caption-attachment-34704" class="wp-caption-text">例1)どちらが美味しそうな匂いで、どちらが腐ったような臭いですか?</figcaption></figure> <figure id="attachment_34703" aria-describedby="caption-attachment-34703" style="width: 570px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" class="wp-image-34703 size-full" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga2.jpg" alt="" width="570" height="350" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga2.jpg 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga2-250x154.jpg 250w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga2-110x68.jpg 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/douga2-180x111.jpg 180w" sizes="(max-width: 570px) 100vw, 570px" /><figcaption id="caption-attachment-34703" class="wp-caption-text">例2)どちらが良い香りで、どちらが埃っぽさそうな臭いでしょうか?</figcaption></figure>

<p>ご覧のように、視覚で状況を判断するだけでも、我々の脳はある程度のニオイを感じることができます。過去に経験したニオイを映像からもある程度思い起こすことができるからです。しかし、実は映像だけではなくそこに「音声」が加わると、さらに一層ニオイがリアルに頭に浮かんできます。例えば上図の例で考えてみましょう。</p>
<p>1.の左側、焼き鳥の映像に「パチパチ」という炭の音や、脂が落ちた時の「ジュー」という音が入っていたら、かなりリアルに焼き鳥が焼ける香ばしい匂いがイメージできるのではないでしょうか?</p>
<p>2.の左側のような花の映像に鳥のさえずる声や、葉っぱがカサカサと音を立てるような大草原を思わせる音声がついていたら、思わず深呼吸をしたくなるかもしれませんね。一方で右側の映像に、雨音に加えて足音や咳払い、車のクラクションなどの「街頭の雑音」が入っていたら、あの独特な「雨の街の臭い」がリアルに蘇りそうです。</p>
<p>さらに、こうしたSEに加えて、「雰囲気を盛り上げるBGM」を効果的に加えることによって、視聴者にニオイをさらに想起させることができます。どんなシーンにどんな音楽が合うのか、これはみなさんでいろいろと考えてみてください。</p>
<p>「映像で伝わらない“ニオイ”を音声で伝える方法」について、おわかりいただけたでしょうか?</p>
<p>実はこれと全く同じ方法が、嗅覚だけではなくて、味覚についても使えます。「良い匂い」だけではなくて、「美味しそうな味」「気持ちいい食感」についても、映像に効果的な音声を加えることで伝わるのです。「シズル」と業界でよく言われますが、あれは元々「ジュージューなどという美味しそうな音」のことです。それが転じて「美味しそうに見える表現」という意味で使われるようになりました。</p>
<p>最近流行している「ASMR」というのもまさにそれです。ASMRとは囁き声やパソコンのタイピング音など身体がゾクッとするような音のことです。「心地良い音」は五感を刺激し、映像の表現をふくらませる強力な武器なのです。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【9月12日は宇宙の日】世界の宇宙飛行士が語るそれぞれの宇宙観</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-33630/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 11 Sep 2020 22:00:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[教養を楽しむ]]></category>
		<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[ホーキング博士]]></category>
		<category><![CDATA[宇宙]]></category>
		<category><![CDATA[宇宙の日]]></category>
		<category><![CDATA[若田光一]]></category>
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					<description><![CDATA[今日、9月12日は「宇宙の日」です。28年前の1992年9月12日に毛利衛さんがスペースシャトル「エンデバー号」で日本人初の宇宙飛行士として宇宙に旅立ったことを記念…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>今日、9月12日は「<strong>宇宙の日</strong>」です。28年前の1992年9月12日に毛利衛さんがスペースシャトル「エンデバー号」で日本人初の宇宙飛行士として宇宙に旅立ったことを記念して制定されたそうです。</p>
<p>日本実業出版社では先月、『宇宙飛行士、「ホーキング博士の宇宙」を旅する』を刊行しました。車椅子の物理学者・ホーキング博士が遺した宇宙にまつわる言葉を、現役宇宙飛行士である若田光一さんが読み解いた1冊です。</p>
<p>今回は同書の中から、ブラックホールに関する新たな理論を展開するなど、その生涯を宇宙の研究に捧げたホーキング博士をはじめとし、生前活躍された世界の宇宙飛行士たちが残した言葉を紹介します。</p>
<p>※本稿は『宇宙飛行士、「ホーキング博士の宇宙」を旅する』を再編集しています。</p>
<h2>「愛する人々」から生きる意味を見出したホーキング博士の言葉</h2>
<blockquote>
<p>愛する人たちが住んでいなかったなら、宇宙もたいしたところじゃない<br />
（『BBCニュース』2018年3月14日より）</p>
</blockquote>
<p>ホーキング博士はこのことを、別な言い回しでも述べています。</p>
<p>「<strong>私が愛する人たち、私を愛してくれる人たちがいなかったら、宇宙はうつろな世界だったろう。その人たちがいなかったら、私にとって宇宙の不思議は失われていたにちがいない</strong>」（『ビッグ・クエスチョン〈人類の難問〉に答えよう』より）。</p>
<p>人間にとって家族や友人など、愛する対象が存在するというのは、とても幸せなことだと思います。自分が愛する人々がいて、自分を愛してくれる人々がいてくれるからこそ、人は人生の中にその意味と生きる意義を見出すのだと思います。</p>
<p>私たちはそんな人間同士の絆の中で生まれ、育ち、成長していきます。私たちの価値観や考え方を育むバッググラウンドは、時に国、人種、宗教、文化、習慣という枠組みであることもあります。しかし、それらの枠組みは同時に、古い時代からの連鎖として続いてきた対立や闘争の要因でもあり、その枠組みによって人類は分断されてきたという側面もあります。</p>
<h2>人類初の宇宙遊泳に成功、アレクセイ・レオーノフ氏の言葉</h2>
<p>ロシアの伝説的な宇宙飛行士にアレクセイ・レオーノフさん（2019年10月11日没、享年85歳）という方がいます。</p>
<p>私も何度かお目に掛かってお話しさせていただいたことがあります。とても温厚でオープンマインドな方でした。彼は人類初の宇宙遊泳や、1975年のアメリカとの共同ミッション「アポロ・ソユーズテスト計画」では、ソ連（現ロシア）側の宇宙船ソユーズ19号の船長でもあった人です。</p>
<p>当時、激しい宇宙開発競争を繰り広げていた二つの超大国が手を取り合って実施されたこのミッションでは、アメリカとソ連の宇宙船を宇宙空間でドッキングさせるのが目的でした。彼は絵が得意だったので、宇宙船に紙と色鉛筆を持ち込んで、ミッション中に地球をスケッチしたり、ドッキング中にアメリカの飛行士の肖像を描いたりしたエピソードが残っています。</p>
<p>そんな彼が近年、緊張が高まる国際情勢の中で再び冷え込んでいるロシアと米国の関係について聞かれて、「<strong>宇宙飛行士の間に国境が存在したことはない。こうした考え方が、政治家の心に浸透する日が来れば、地球は変わっていくはずだ</strong>」という言葉を残しています。</p>
<p>私も各国の宇宙飛行士と長年、地上そして宇宙で仕事をしてきましたが、一緒に時間を過ごす中で感じるのは、それぞれ国や人種や文化や宗教といった「衣ころも」を着込んでいるものの、それを一枚一枚脱いでいけば、残るものは結局、その人「個人」の人間性しかないという事実です。</p>
<p>つまり、国籍や人種などによって醸造された政治思想や社会思想などのイデオロギーは、その人間を物語るほんの一部でしかないということです。</p>
<h2>「たった一つの地球しかない」故サウジアラビア王子の言葉</h2>
<p>1985年にスペースシャトルで宇宙飛行したサウジアラビアのスルタン・サルマン・アル・サウド王子が、宇宙から地球を眺めながらつぶやいた言葉が印象的です。</p>
<p>それは「<strong>最初の1、2日は、みんなが自分の国を指さしていた。3、4日目はそれぞれの大陸を指さした。そして5日目にはみんな黙ってしまった。そこにはたった一つの地球しかなかった</strong>」というものでした。</p>
<p>彼ら二人が共通して言っていることを私なりに解釈すれば、「<strong>宇宙へと活動領域を拡大することは、人類の価値観を、国・人種・文化・宗教といった枠組みを超えた視点、文字通り地球全体を俯瞰する視点からとらえることを可能にしてくれる</strong>」ということです。</p>
<p>我々は宇宙に出たことによって、自らのアイデンティティのルーツを広げつつあるのだと考えます。</p>
<p>＊＊</p>
<p>人間というのは地球という故郷を離れ、遠くに行けば行くほど、人類としての結束力や団結力が強まるように思います。さらに言えば、宇宙へと活動領域を切り拓いていくことで、地球人類としての一つの価値観が形成され、凝縮され、高まっていくような気がしています。</p>
<p>我々は、宇宙の科学的な研究や開発を通じて、宇宙に対する洞察を深めていくことで、我々自身やふるさとのこの青い惑星に対する理解と愛といった感情も深まっていくように思うのです。</p>
<p>地球という閉鎖系に生命体が留まっていることは、エントロピー（熱力学等で定義される状態量の一つ。系の乱雑さ・無秩序さ・不規則さの度合を表す量で、物質や熱の出入りのない系ではエントロピーは減少せず、不可逆変化をする時には、常に増大する）の増大、つまり朽ちていくことを意味します。</p>
<p>生命体は閉鎖系ではない開放系で命を保っている限り、すなわち宇宙へと活動領域を拡大していくことでエントロピーを減少させる、つまり人類としての秩序を維持し存続していけると考えられます。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ディープラーニングはビジネスにどう使われているのか</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-28644/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[WH]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 10 Oct 2018 07:40:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[ABEJA]]></category>
		<category><![CDATA[AI]]></category>
		<category><![CDATA[ディープラーニング]]></category>
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					<description><![CDATA[ディープラーニングは枯れた技術？ 「人工知能（AI）って何？」とか、「ディープラーニングって何？」とよく聞かれます。（中略）しかし、少なくともビジネスの世界に生きて…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>ディープラーニングは枯れた技術？</h2>
<blockquote>
<p>「人工知能（AI）って何？」とか、「ディープラーニングって何？」とよく聞かれます。（中略）しかし、少なくともビジネスの世界に生きているなら、もはや「人工知能って、何？」などと言っている時代ではない、と私は思うのです。</p>
<p>（<a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534056269/" rel="noopener" data-wpel-link="internal">『AIをビジネスに実装する方法　「ディープラーニング」が利益を創出する』</a>17ページより）</p>
</blockquote>
<p>日本でいち早くAIとディープラーニング（深層学習）に注目してきたITベンチャー、ABEJA（アベジャ）の創業者・岡田陽介氏は、著書でこのような危機感を表明しています。</p>
<p>岡田氏はシリコンバレーに滞在していた2011年頃、AI（人工知能）のイノベーション、特にディープラーニングに関する研究が革新的に進化するのを目の当たりにして、「第四次産業革命」の胎動を感じ取ります。急ぎ帰国し、起業したのが2012年9月でした。</p>
<p>その後、世界各国、とりわけ北米や欧州、中国ではディープラーニングの社会実装やビジネスへの活用が進んでいます。日本でも2016年頃から注目され始め、実証実験（PoC）に取り組む企業が増えています。しかし、実装レベルでは先進的な各国に大きく後れを取っているのが実情です。</p>
<p>私たちが考えている以上にAI、ディープラーニングは日常に入り込んでいます。SiriやAlexaと会話し、YouTubeには関心がありそうな動画をレコメンドされ、Amazonからもおすすめ商品をプッシュされます。これらすべてにAIが活用されています。</p>
<p>Googleは最近、「ディープラーニングは、もはや枯れた技術だ」と公言しているそうです。彼らにとってはもう十分「使い倒されている」技術なのに、まだ導入していない、導入するかどうかで迷うなんて論外だ、というわけです。</p>
<h2>AIはすでに、あたり前に使われている！</h2>
<p>Googleの基準をそのまま当てはめられないとしても、ディープラーニングがビジネスを大きく変える可能性があるなら、迷っている場合ではないのかもしれません。実際に製品やサービス、あるいは社内業務の革新に活用し、利益に結びつけている企業があるのですから。</p>
<p><a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534056269/" rel="noopener" data-wpel-link="internal">『AIをビジネスに実装する方法　「ディープラーニング」が利益を創出する』</a>は岡田氏の初の著書であり、タイトル通りAI、ディープラーニングをビジネスに実際に活用するノウハウを提供します。パルコやコマツなど、ABEJAと協業してAIをビジネスに活かし成果を上げている企業の最新事例を解説するほか、ブラックボックスとして遠ざけがちなディープラーニングの原理を、文系ビジネスマンを想定読者にわかりやすく説明しています。</p>
<p>そして、実際にディープラーニングを導入するときに必要な準備に始まり、データの取得・蓄積から運用に至る各プロセスにおいて留意すべきポイントなど、実務面も詳細に解説されているので、読者が自身のビジネスに「実装」する場面をイメージしやすいでしょう。</p>
<p>AIに少しでも関心のあるビジネスパーソンにとって、道標となる1冊です。</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>帰ってきた数学＜超・超絶＞難問</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-24172/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 24 Aug 2017 07:30:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[数学]]></category>
		<category><![CDATA[難問]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.njg.co.jp/?p=24172</guid>

					<description><![CDATA[以前、『古典数学の難問101』『数学＜超絶＞難問』(いずれも小野田博一著、弊社刊)より、高校レベルから超難問まで10問を選りすぐり、数学マニア向けの挑戦状として掲載…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="notable-area">
<p>以前、『<a target="_blank" title="古典数学の難問101" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534053886/" rel="noopener noreferrer" data-wpel-link="internal">古典数学の難問101</a>』『<a target="_blank" title="数学＜超絶＞難問" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534051875/" rel="noopener noreferrer" data-wpel-link="internal">数学＜超絶＞難問</a>』(いずれも小野田博一著、弊社刊)より、高校レベルから超難問まで10問を選りすぐり、<a target="_blank" title="ありきたりの問題に飽きた人に贈る数学＜超絶＞難問集" href="https://www.njg.co.jp/post-18465/" rel="noopener noreferrer" data-wpel-link="internal">数学マニア向けの挑戦状として掲載しました</a>。</p>
<p>そして今回『<a target="_blank" title="数学＜超・超絶＞難問" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534055163/" rel="noopener noreferrer" data-wpel-link="internal">数学＜超・超絶＞難問</a>』を新たに発刊。同書から、さらに難しい問題を5問ピックアップしました。手ごたえのある問題を求める数学マニアの方は、ぜひ挑戦してみてください。</p>
<p>※本記事は「1ページ目～2ページ目前半：問題／2ページ目後半～4ページ：解答」の構成になっています。<br />
※Smartnewsなどのアプリ内ブラウザでは数式が正常に表示されない場合があります。その際は、FirefoxやGoogle Chromeなど、単体のブラウザでお読みください。</p>
</div>
<h2>ウォーミングアップ</h2>
<h3>Q1.　3種のカードをそろえる(一般解問題)</h3>
<p>ある菓子の箱に、おまけとしてカードが必ず1枚入っています。カードにはAとBとCの3種類があり、Aが入っている確率はa、Bが入っている確率はb、Cが入っている確率はcです(a≠0、b≠0、c≠0、a+b+c=1)。その3種がそろうまでその菓子を買い続けるとします。あなたが買う菓子の個数の期待値は？</p>

<figure id="attachment_24176" aria-describedby="caption-attachment-24176" style="width: 570px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" class="wp-image-24176 size-full" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/08/q30.gif" alt="q30" width="570" height="180" /><figcaption id="caption-attachment-24176" class="wp-caption-text">この例(買った順に左から並んでいる)では5箱目で3種がそろっている。</figcaption></figure>

<h2>ここからが本番、超絶難問！</h2>
<h3>Q.2　直角をはさむ2辺の長さの差が1の「ピュタゴラス三角形」</h3>
<p>3辺がどれも整数の直角三角形(ピュタゴラス三角形)のうち、直角をはさむ2辺の長さの差が1であるものについての問題です。斜辺の長さがもっとも短いのは、3－4－5の三角形で、2番目に短いのは、20－21－29の三角形です。さて、この三角形のうちで、斜辺の長さが6番目に短いものは？</p>
<p><img decoding="async" class="alignnone size-full wp-image-24203" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/08/q1.gif" alt="q1" width="570" height="250" /></p>
<h3>Q.3　\({\Large{\frac{1}{2}!}}\)</h3>
<p>ウォリス(JohnWallis、1616−1703)は\({\large{\frac{1}{2}!}}\)の値を求めました。そのために彼が何を使ったかを、ヒントとして下に書きます。完全に自力で解きたい人はその部分を見ないように注意してください。さて、あなたは\({\large{\frac{1}{2}!}}\)の値を求めることができますか？</p>
<p>★ヒントを見ずに本問を解いたら、あなたはまぎれもなく天才中の天才。ヒントを見たとしても、解けたならあなたはやはり天才でしょう(し、自分の才能にほれぼれとするでしょう)。</p>
<p>※ヒント：ウォリスが使ったのは\({\large{\int_{0}^{1}(x-x^2)^ndx}}\)です。</p>
<p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>新幹線の騒音問題は「数学」が解決している</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-23798/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 13 Jul 2017 02:30:50 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[ベクトル解析]]></category>
		<category><![CDATA[工学技術]]></category>
		<category><![CDATA[新型新幹線]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.njg.co.jp/?p=23798</guid>

					<description><![CDATA[6月28日にJR東海が発表した新幹線車両「N700S」。2020年度から東海道新幹線へ投入予定のこの車両は、従来のN700系に比べて先頭車両が非常にシャープになって…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>6月28日にJR東海が発表した新幹線車両「N700S」。2020年度から東海道新幹線へ投入予定のこの車両は、従来のN700系に比べて先頭車両が非常にシャープになっているのが特徴だが、そのデザインコンセプトについて同社は「空気抵抗の低減が目的」と述べている。</p>
<figure id="attachment_23847" aria-describedby="caption-attachment-23847" style="width: 500px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" class="wp-image-23847" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/n700s_front.png" alt="上から見たN700Sのフロント部。左右両端のエッジは、走行風を整流するために設けられた(画像提供：JR東海)" width="500" height="500" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/n700s_front.png 570w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/n700s_front-88x88.png 88w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/n700s_front-270x270.png 270w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/n700s_front-192x192.png 192w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/n700s_front-110x110.png 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/n700s_front-180x180.png 180w" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" /><figcaption id="caption-attachment-23847" class="wp-caption-text">上から見たN700Sのフロント部。左右両端のエッジは、走行風を整流するために設けられている(画像提供：<a target="_blank" href="http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000034313.pdf" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">JR東海<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a>)</figcaption></figure>
<p>新幹線や特急列車といった高速走行を行なう車両にとって、空気抵抗はスピードの妨げになるだけではなく、トンネルを抜けた瞬間に「ドン！」という強い衝撃を伴う「トンネル微気圧波」(通称：トンネルドン)を発する原因にもなる。近隣住民の生活環境を悪化させないためにも、空気抵抗の低減は必須なのだ。</p>
<p>これを解決するには、空気が高速で走行する車両にぶつかったときの挙動を解析しなければならない。その際「ベクトル解析」とよばれる手法が用いられており、新幹線のみならず飛行機や船舶開発においても必須の手法となっている。では、高校数学で習うベクトルの復習も兼ねて、簡単にみてみよう。</p>
<h2>日常生活の中に溢れ返っている「ベクトル」</h2>
<p>高校数学では「ベクトルとは“大きさと向き(方向)を持った量”を示し、矢印を使って表す」と習うが、実生活においては、矢印を「特定の方向へ向いた力」という言葉に言い換えることもできる。その最も分かりやすい例が「天気図」だ。</p>
<figure id="attachment_23805" aria-describedby="caption-attachment-23805" style="width: 571px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" class="wp-image-23805 size-full" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/tenki.png" alt="tenki" width="571" height="421" srcset="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/tenki.png 571w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/tenki-270x199.png 270w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/tenki-110x81.png 110w, https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2017/07/tenki-180x133.png 180w" sizes="(max-width: 571px) 100vw, 571px" /><figcaption id="caption-attachment-23805" class="wp-caption-text">(『<a target="_blank" title="道具としてのベクトル解析" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534055064/" data-wpel-link="internal">道具としてのベクトル解析</a>』涌井貞美著　p.8より引用)</figcaption></figure>
<p>天気図では、それぞれの地点における風向が矢印で示され、風速が色によって分かるようになっている。たとえば、北海道最北端の稚内近辺では、北方向に1～5メートル程度の風速の風が吹いていることが分かる。風速はそのまま風の「力」を示しているので、天気図の矢印は風速という「目に見えない力」をベクトルとして可視化したものといえる。</p>
<p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>「マイナス」は抜け毛と考える!?　人気塾講師が明かす中学数学攻略法</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-23264/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 05 Jun 2017 07:30:53 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[中学]]></category>
		<category><![CDATA[数学]]></category>
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					<description><![CDATA[苦手な人にも知ってほしい、「数学の面白さ」って？ 業務で表計算ソフトを使ったり、プログラミングを学ぶうえで必要になるなど、数学の知識は大人になっても意外なところで問…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>苦手な人にも知ってほしい、「数学の面白さ」って？</h2>
<p>業務で表計算ソフトを使ったり、プログラミングを学ぶうえで必要になるなど、数学の知識は大人になっても意外なところで問われます。そうした場面で「もっと数学を勉強しておけば良かった……」と後悔する人も少なからずいるでしょう。子どもがいれば「子どもには絶対に自分と同じ過ちを繰り返してほしくない」とも思うかもしれません。</p>
<p>しかし、自分が数学に苦手意識を持ったままだと、数学の面白さや楽しさを伝えることもままなりません。では、数学の面白さは一体どこにあり、どう伝えたらいいのでしょうか？</p>
<p>数学校の頃から数学が好きで大学を卒業するまで数学を学び、現在は経理を担当しているＡさん（２０代女性）は、その魅力について次のように語ります。</p>
<p>「数学がなぜ面白いかというと、答えが１つしかないからです。アプローチの仕方はたくさんあるけれど、最終的に行きつく場所は１つなのでシンプルに考えられます」</p>
<p>答えが１つだからシンプル。もちろん、１００人の数学好きに聞けば１００通りの答えがあるでしょう。しかし、これが数学の魅力の一側面を表しているのではないでしょうか。</p>
<h2>人気塾講師が試行錯誤の末につかんだ、数学嫌い克服のコツ</h2>
<p>ただ、それでも難しく感じてしまうのが数学。たったの１つの答えに辿りつけないから、苦手意識を持ってしまいます。</p>
<p><a target="_blank" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534055019/" data-wpel-link="internal">『中学数学のつまずきどころが７日間でやり直せる授業』</a>の著者で、個別指導塾「新学フォーラム」代表で人気塾講師の西口正さんは、さまざまな工夫を用いて、数学の苦手な子どもたちを数学好きに変えてきました。</p>
<p>そんな西口さんは、数学嫌いの子どもたちを指導するコツを次のように明かします。</p>
<blockquote>
<p>数学嫌いな生徒はそもそも数学に対する関心がなく、学習意欲も上がりません。手取り足取り教えても、なかなか関心や学習意欲が定着しません。<br /><br />(中略)例えば、「平方根はババ抜き、２つそろうと外に出せる」など、誰もが知っている話題にたとえて説明するようにします。すると、数学嫌いな生徒でも、数学のおもしろさが少しずつわかってきて、数学に対する苦手意識を取り除くことができ、だんだん興味をもつようになります。それが理解につながっていくのです。</p>
<p>（本書1～2ページより）</p>
</blockquote>
<p>特に算数から数学に変わり、急に複雑さを増す中学数学の基礎部分は、数学嫌いになるかならないかの最大のつまずきポイントです。</p>
<p>だからこそ中学の段階で苦手意識を払しょくし、面白さや楽しさを教えることができれば、それ以降も数学好きでいられる可能性が高くなるのです。</p>
<h2>中学生になって最初に習う「マイナス」を見くびるな！</h2>
<p>西口さんが教えてくれる、楽しく、分かりやすく数学を学ぶ方法の1つは、何かに置き換えて具体的に考えてみること。本書から1つ、例を取り上げてみましょう。]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>エンジニアのキャリアに必要なMOT(技術経営)の考え方</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-22796/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 20 Apr 2017 02:30:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[MOT]]></category>
		<category><![CDATA[エンジニア]]></category>
		<category><![CDATA[技術経営]]></category>
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					<description><![CDATA[かつて、日本製の自動車や家電、半導体などは世界中でシェアの大半を占め「日本の技術は世界最高レベル」と考えれられていた。しかし、今では(自動車産業は健闘しているものの…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="notable-area">
<p>かつて、日本製の自動車や家電、半導体などは世界中でシェアの大半を占め「日本の技術は世界最高レベル」と考えれられていた。しかし、今では(自動車産業は健闘しているものの、)国際的なシェアを大きく落とすなど、見る影もなくなっている。その原因はさまざまあるが、</p>
<ul>
<li>経営側が“技術”を軽視し、結果としての“数字”にしか興味を示さなくなった</li>
<li>過去の成功体験にしがみついたり、既存製品の高機能化だけを追求するような硬直的な姿勢が、組織としての成長を阻害した</li>
<li>基礎研究を軽視する風潮を蔓延させるなど、「まだ世にない、新しい技術」の創出・研究に対する投資を怠るようになった</li>
</ul>
<p>など「経営と技術の関わり方」を問題視する声が多い。</p>
<p>では、次代を担うエンジニアは「技術と経営の関係性」をどう考えるべきなのか。『エンジニアの成長戦略』(匠習作　著)から、「これからのエンジニアが学んでおきたいMOT(技術経営)のすすめ」の一部を見てみよう。</p>
<p>※本記事は、『エンジニアの成長戦略』より一部を抜粋し、編集したものです。</p>
</div>
<h2>技術には賞味期限があることを知る</h2>
<p>前節で述べた「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」<sup>※</sup>という3つの障害を乗り越えるために、技術を中心とした経営戦略を立てる。それがMOTの役割だ。</p>
<div class="notable-area">
<p>※編集部注：用語解説(『エンジニアの成長戦略』P.157-158より)</p>
<h4>魔の川</h4>
<p>基礎研究そのものが研究開発にたどり着かず、川に流されてしまうといったイメージを伝える言葉。</p>
<h4>死の谷</h4>
<p>研究開発と製品開発の間に横たわる深い谷のイメージ。研究開発から生まれた新技術が製品化されず、世に出ることなく死蔵されることを示す。</p>
<h4>ダーウィンの海</h4>
<p>「死の谷」を乗り越え、新製品として世のなかに出しても、外敵がうようよ泳いでいる生存競争の激しい海を泳いでいかなければならないことを示している。</p>
</div>
<p>21世紀の今日、先進国では性能や品質がよいだけの製品は売れなくなっている。面白い、使って楽しい、快適、これらが適度に満足されないと売れないのだ。</p>
<p>第1章で、スイスの時計業界が腕時計に対するこだわりから抜けられず、日本のクオーツ時計に敗れたことを説明した。しかし、それから50年、時計業界で苦い思いをしているのは、日本企業のほうである。立場は見事に逆転したのだ。</p>
<p>日本の時計メーカーは、時計は時間を知るための機械と考え、そこにこだわった。時間を計るのだから誤差を少なく、省エネで薄く軽量なものがいいと考え、そこを突き進んだ。国産の少しよい時計を見て欲しい。直径でわずか4～5センチ、厚さ1センチ以下のなかに、ソーラーシステムがあり、電波を受信して誤差を修正する機能が入っている。しかも、水のなかに入れても壊れることがないというサブ機能を持った時計でありながら、その価格は数万円である。</p>
<p>ずいぶん前だが、ある国内時計メーカーの工場を見学させて頂いたことがある。工場内は、生産ラインの随所にアイディアがあり、工夫の跡が見られた。精度を維持するために、部品を加工する機械も特別に設置され、設置された場所で最終調整と検査を行なう(今でも行なわれているから、詳しくは書けない)。</p>
<p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>イトカワや熊本地震、博物館の見かたを変える地球科学の知識</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-17983/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 26 Apr 2016 02:30:22 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[イトカワ]]></category>
		<category><![CDATA[時間]]></category>
		<category><![CDATA[熊本地震]]></category>
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					<description><![CDATA[『本当にわかる地球科学』の共著者であり、名古屋市科学館主任学芸員の西本昌司さんによる短期集中連載。第1回は「ブラタモリ的な視点でみる地球科学」として、第2回は「壮大…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="notable-area">
<p>『<a target="_blank" title="本当にわかる地球科学" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534053565/" data-wpel-link="internal">本当にわかる地球科学</a>』の共著者であり、名古屋市科学館主任学芸員の西本昌司さんによる短期集中連載。第1回は「<a target="_blank" title="感動ポイントのズレが生む、地球科学の面白さ" href="https://www.njg.co.jp/post-17900/" data-wpel-link="internal">ブラタモリ的な視点でみる地球科学</a>」として、第2回は「<a target="_blank" title="地球を実感する「宇宙からの視点、地上からの視点」" href="https://www.njg.co.jp/post-17956/" data-wpel-link="internal">壮大な視点で捉える、地球科学の面白さ</a>」として地球科学の面白さを語っていただきました。</p>
最終回となる今回は「イトカワや熊本地震、博物館の見かたを変える地球科学の知識」をテーマにお届けします。</div>
<h2>時間のスケール</h2>
<p>「ここの岩石は腐ってるなぁ」なんて、つい、言ってしまうことがあります。「えっ？石も腐るのですか?!」と言われたこと数知れず…。</p>
<p>はい。もちろん、本当に腐るわけではありません。岩石が風化してボロボロになっていく様を、地球科学ギョーカイでは「腐る」と比喩します。その変化は、目で見ていて分かるような速さでは進みません。何万年もかけて岩石と水が化学反応を起こし、少しずつ変質していくわけです。</p>
<p>1万年くらい前の出来事を「最近」とか、2000万年前の地層を「新しい」などと言って、驚かれてしまうこともよくあります。岩石が何千万年も前にできたものだと聞くと「古いのですね～」なんて言われてしまうこともしばしばです。けれども、地球科学を学ぶと1億年前の地層だと言われても驚かないようになるでしょう。</p>
<p>どうやら地球科学に触れていると、タイムスケールの感覚が普通の人とズレていくようです。ズレるというか、訓練によって慣れてしまうと言った方がいいかもしれません。地球の現象を知ろうとすると、長いタイムスケールで考えることが必要だからです。</p>
<p>地球のスケールは、空間軸だけでなく時間軸も壮大なのです。人間のタイムスケールで見れば滅多に起こらない地震や火山噴火といった現象も、長い地球のタイムスケールで見ればしょっちゅう起こっている現象ということになってしまいます。人々にとって天変地異と思えるような自然現象が、実は過去に繰り返し起こってきたことだと感じるようになります。</p>
<p>もしかすると、長いタイムスケールで考えようとすることが地球科学を学ぶ一番の成果かもしれません。</p>
<h2>地球科学の視点で地震を見る</h2>
<p>この連載記事を書き進めていましたら、熊本で大地震が起こってしまいました。地球科学の面白さを伝えようと書いている文章で今の地震災害にふれることには躊躇があるのですが、熊本の知人から届いたメールを見て少しだけ書いておくことにしました。</p>
<p>そのメールというのは、地球科学関係の知人から私からの安否確認のメールに対する返信でした。本人は被災しなかったけれど、まわりは大変な状況だという報告の後に「自然のすごさを目の当たりにしています」と一文が添えてありました。その人となりを知っているからかもしれませんが、やっぱり地球科学をやっている人のコメントだなぁと思ってしまったのです。</p>
<p>なにしろ、段差や坂ができて風景が変わるという自然現象の目撃者となったわけです。さんざん学びながらも滅多に見ることができない断層運動や、斜面崩壊などが眼の前で起こったわけです。</p>
<p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>鎌田浩毅先生講演会　4/23（土）大垣書店イオンモールKYOTO店で開催</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-18039/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[WH]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 20 Apr 2016 07:09:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[お知らせ]]></category>
		<category><![CDATA[著者講演会]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.njg.co.jp/?p=18039</guid>

					<description><![CDATA[本講演会は終了しています。 来たる4月23日(土)、大垣書店イオンモールKYOTO店において、『本当にわかる地球科学』(日本実業出版社)の発売を記念して、京都大学教…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>本講演会は終了しています。</p>
<p><del>来たる4月23日(土)、大垣書店イオンモールKYOTO店において、『本当にわかる地球科学』(日本実業出版社)の発売を記念して、京都大学教授、鎌田浩毅先生の講演会を開催いたします。</del></p>
<p><del>この講演会では、「フシギなくらい見えてくる！　本当にわかる地球科学」をテーマに、地震や火山活動など、人智を超えた自然現象を理解するための正しい自然科学・地球科学の知識を、鎌田先生に解説していただきます。 京都大学で学生のみなさんに人気を博している先生の講義を体感できる、貴重なイベントになるでしょう。</del></p>
<p><del>また、当日会場内にて鎌田先生の著書をお買い上げのお客様には、トークイベント終了後に開催予定の、サイン会へご参加いただけます。</del></p>
<p><del>皆さまのご参加をお待ちしています！</del></p>
<h4><del>『本当にわかる地球科学』発売記念</del><br /><del>京都大学教授　鎌田浩毅先生講演会　─フシギなくらい見えてくる　本当にわかる地球科学─</del></h4>
<figure id="attachment_18042" aria-describedby="caption-attachment-18042" style="width: 231px" class="wp-caption alignright"><img decoding="async" class=" wp-image-18042" src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2016/04/5b8d906b6ffba225ded9f6d4bb5e80ca-270x391.jpg" alt="『本当にわかる地球科学』鎌田浩毅 監修・著／西本昌司 著" width="231" height="353" /><figcaption id="caption-attachment-18042" class="wp-caption-text"></del> <del>『本当にわかる地球科学』鎌田浩毅 監修・著／西本昌司 著</del></figcaption></figure>
<p><del><strong>■日時：2016年4月23日（土）15：00～</strong></del></p>
<p><del><strong>■場所：大垣書店イオンモールKYOTO店</strong></del></p>
<p><del><strong>■参加方法</strong></del><br /><del><strong>店頭もしくはお電話にて、ご予約を承ります。</strong></del><br /><del><strong>ご予約のお客様には整理券をお渡しいたします。</strong></del></p>
<p><del><strong>■定員：先着30名様限定</strong></del></p>
<p><del><strong>■お問合せ</strong></del><br /><del><strong>大垣書店イオンモールKYOTO店</strong></del><br /><del><strong>075-692-3331</strong></del></p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>地球を実感する「宇宙からの視点、地上からの視点」</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-17956/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 19 Apr 2016 02:30:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[宇宙]]></category>
		<category><![CDATA[有珠山]]></category>
		<category><![CDATA[火山]]></category>
		<category><![CDATA[白馬]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.njg.co.jp/?p=17956</guid>

					<description><![CDATA[『本当にわかる地球科学』の共著者であり、名古屋市科学館主任学芸員の西本昌司さんによる短期集中連載。前回は「ブラタモリ的な視点でみる地球科学」として、El Capit…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="notable-area">
<p>『<a target="_blank" title="本当にわかる地球科学" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534053565/" data-wpel-link="internal">本当にわかる地球科学</a>』の共著者であり、名古屋市科学館主任学芸員の西本昌司さんによる短期集中連載。前回は「<a target="_blank" title="感動ポイントのズレが生む、地球科学の面白さ" href="https://www.njg.co.jp/post-17900/" data-wpel-link="internal">ブラタモリ的な視点でみる地球科学</a>」として、El Capitanと恐竜の化石を引き合いに地球科学の面白さを語っていただきました。</p>
第2回となる今回は視点を移し「壮大な視点で捉える、地球科学の面白さ」について語っていただきます。</div>
<h2>宇宙から俯瞰(ふかん)すること</h2>
<p>宇宙飛行士の言葉を聞くと、宇宙から地球を見たときのなんともいえない感動があることがわかります。たとえば、<span class="txtBold">2005年に日本人として初めてISSで船外活動を実施</span>した野口聡一氏は、次のように述べています。</p>
<blockquote>
<p>窓越しに景色としての地球を「見る」のと、目の前にある地球を物体として「感じる」のとでは、リアリティが違う。なにしろ自分が生まれて以来見てきたすべての人々、すべての生命、すべての景色、すべての出来事は、目の前にある球体で起きたことなのですから。それは知識ではなく実感です</p>
<p>(<a target="_blank" href="http://www.sci.gr.jp/" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">東京大学教養学部第二次立花隆ゼミ・<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a><a target="_blank" href="http://sci.digitalmuseum.jp/project/research-event/noguchi/text_6.php" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">SCI「対談-野口聡一×立花隆-第3回」<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a>より抜粋)</p>
</blockquote>
<p>眼前に広がる眺望に、言葉ではとても表現できない感動があることが伝わってきます。</p>
<p>おそらく、地球に対する畏敬の念のような感情が湧き上がってくるのでしょう。もしくは「自分の経験すべての基となってきた風景そのものを、宇宙から見下ろす」という行為が、不思議な感覚をもたらすのかもしれません。自分との関係を意識しながら実際に見る、つまり視覚と知識・経験をリンクさせることが、深い感動の源になっているのです。</p>
<p>また、実際に地球を俯瞰することは宇宙飛行士でなければできませんが、宇宙まで行かなくても、飛行機や山の上から大地を見下ろすことはできます。たとえば、飛行機から自分の故郷や長く住んだ街を見ると、地上で風景を眺めるのとは違う感動を覚えますし、高い位置から俯瞰することで、普段暮らしている場所の位置関係や大きさなどを理解できます。</p>
<p>それどころか、今やどこにも出かけなくとも、航空写真でできた地図や衛星画像を見ることができます。それを通じて、人間の小ささや地球の大きさを感じることもあるでしょう。</p>
<p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>感動ポイントのズレが生む、地球科学の面白さ</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-17900/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[OR]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 13 Apr 2016 07:30:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[El Capitan]]></category>
		<category><![CDATA[ブラタモリ]]></category>
		<category><![CDATA[化石]]></category>
		<category><![CDATA[恐竜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.njg.co.jp/?p=17900</guid>

					<description><![CDATA[通常、中学や高校では物理・化学・生物・地学の中から1～2科目を選択して学びます。そのなかで、子どもから大人まで一番なじみのあるものと言えば「地学(地球科学)」ではな…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="notable-area">
<p>通常、中学や高校では物理・化学・生物・地学の中から1～2科目を選択して学びます。そのなかで、子どもから大人まで一番なじみのあるものと言えば「地学(地球科学)」ではないでしょうか。</p>
<p>たしかに「受験科目としての理科」という観点では他の3つよりマイナーな科目とされています。しかし、地学が扱う内容は私たちの生活基盤に密接な関連があります。全国の博物館などで「自然災害と防災」「化石の分類」「海流と気象」といった、さまざまな展示・イベントが開催されているのもその表れでしょう。</p>
そこで、短期集中連載として、『<a target="_blank" title="本当にわかる地球科学" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534053565/" data-wpel-link="internal">本当にわかる地球科学</a>』の共著者であり、名古屋市科学館主任学芸員の西本昌司さんに地球科学の面白さについて語っていただきました。第1回は「感動ポイントのズレが生む、地球科学の面白さ」について。</div>
<h2>「ブラタモリ的視点」で旅はおもしろくなる</h2>
<p>NHKで放送されている「<a target="_blank" href="http://www.nhk.or.jp/buratamori/" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">ブラタモリ<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a>」を見ている方も多いのではないでしょうか。タモリさんが全国の街をぶらぶら歩きながら、普通の人があまり気に留めないような風景を楽しむ番組です。</p>
<p>タモリさんの感動ポイントがズレていることが面白がられているのかもしれませんが、実は、地球科学が好きな人にとっては共感ポイントだらけの番組なのです。というのも、タモリさんが面白がっている坂や段差、崖の石などは地球科学の研究対象にもなっているからです。</p>
<p>そういう意味では、「ブラタモリ」は、“ズレた感動”を街歩きの中で楽しむ番組とも言えるでしょう。ポイントで登場する専門家の解説が、風景を味わい深い感動にシフトさせてくれているのです。</p>
<p>逆に、なんとなく連れて来られたような旅行だと、街並みや建築物を見て感動したはずなのにあまり記憶に残っていないことがあります。旅先に関する知識が少なすぎたり、そもそも興味がなかったりするからです。</p>
<p>私も、訪問先が歴史ある場所だったことを後から知って、自分の無知を後悔することがあります。見た目に感動しているだけで、歴史や文化といった味わい深いところに感動ポイントがシフトしていないのです。せっかく現地で自分の目で実物を見たのに、それでは、写真を見たのと変わりません。</p>
<p>何の変哲のない場所でも、自分が見た映画のロケ地だと知れば、俄然興味が湧くでしょう。たとえば、俳優の立ち位置やカメラアングルを確認するなど、楽しむことができるようになります。目の前にある風景と自分のちょっとした知識とがリンクして、感動ポイントがシフトするのです。</p>
<p>ちなみに<a target="_blank" href="http://www.ncsm.city.nagoya.jp/" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">名古屋市科学館<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a>では、以前マプサウルスという恐竜の全身復元骨格の展示前で、フジテレビ「ガリレオ」のロケが行われたことがあります。今でも、俳優の立ち位置を確認しているらしきファンの方を時折見かけます。そういう人たちは、同じマプサウルスを見ても、どうやら私とは全く違う感動を得ているようです。</p>
<p>感動するポイントがずれるのは、自分の目で見たものが自分の持っている知識や興味とリンクした時です。知的好奇心をくすぐられると、脳の奥に追いやられていた断片的な知識や経験の記憶が呼び戻されます。見たものと自分の記憶にある知識とが関連付けられたときに、単純な見た目の感動が味わい深い感動に変わります。そして、いつまでも忘れることのない記憶として胸に刻まれるのです。</p>
<p>人の歴史や文化にも結びついている地球科学は、旅行のおともにぴったりです。タモリさんのように、坂や段差に萌え、崖を見ては喜べるようになり、見過ごされていたとしても不思議ではない風景が、みるみる面白くなってくる。そうした「旅の楽しみ」を何倍にも増してくれるのも、地球科学の醍醐味です。</p>
<h2>感動ポイントのシフト</h2>
<p>風景写真を身近に置いている方は多いのではないでしょうか。パソコンのデスクトップやカレンダーなどに大自然の写真が溢れています。私は、Macintoshを使っているからというわけではないのですが、エル・キャピタンの大絶壁の写真がお気に入りです。</p>
<p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>シンギュラリティの先にある未来とは？─生物進化史から見た「人工超知能」の意義</title>
		<link>https://www.njg.co.jp/post-17140/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[WH]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Mar 2016 02:30:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術を学ぶ]]></category>
		<category><![CDATA[人工知能]]></category>
		<category><![CDATA[生物進化]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.njg.co.jp/?p=17140</guid>

					<description><![CDATA[「技術的特異点(シンギュラリティ)」とは、科学技術が人知を超え、予測できないほどの早さで進化し始める時点とされ、一説には2045年頃にも到来するだろうと言われている…]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「技術的特異点(シンギュラリティ)」とは、科学技術が人知を超え、予測できないほどの早さで進化し始める時点とされ、一説には2045年頃にも到来するだろうと言われている。</p>
<p>ここ数年で技術的に急速に発展した人工知能は、IoTやビッグデータに連なる文脈で産業や社会を変革する主役のように扱われる一方、「人間の仕事のほとんどを奪う存在だ」と危険視されてもいる。かつては絵空事のようにとらえられていたこの種の議論がいよいよ真実味を帯びてきたと言えるだろう。関連するテーマを扱った書籍の刊行も相次ぎ、雑誌やウェブメディアでも度々特集が組まれるなど、関心の高さをうかがわせる。</p>
<p>そんななか新たに刊行された<a target="_blank" title="人工超知能が人類を超える" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534053602/" data-wpel-link="internal">『人工超知能が人類を超える　シンギュラリティ─その先にある未来』</a>(台場時生著・日本実業出版社刊)は、技術解説や最新の研究成果を紹介した多くの関連本とは一線を画す内容を持つものだ。</p>
<h2>シンギュラリティは生物進化とつながっている</h2>
<p>「人工知能は人類を滅ぼすかもしれない」というスティーヴン・ホーキング博士や実業家イーロン・マスク氏が鳴らす警鐘は、人工知能、特異点に言及されるとき必ずと言っていいほど紹介され、多くの人の知るところとなった。一方で発明家、未来学者として知られるレイ・カーツワイル氏は、シンギュラリティ推進派として特異点後の世界にユートピアを予想しており、私たちはそうした議論にも興味をかきたてられる。</p>
<p>また、関連する書籍を読んだり、<a target="_blank" href="http://style.nikkei.com/article/DGXMZO97632990U6A220C1000000" data-wpel-link="external" rel="external noopener noreferrer" class="wpel-icon-right">「人工知能がプロに5勝　グーグル囲碁ソフトの実力は？」(日経電子版)<span class="wpel-icon wpel-image wpel-icon-4"></span></a>といった記事に触れるたびに、優れたSF小説に出会ったときのように、あり得るかもしれない未来への憧れと怖れが入り混じった不思議な感覚を覚える人も少なくないだろう。</p>
<figure id="attachment_17142" aria-describedby="caption-attachment-17142" style="width: 173px" class="wp-caption alignright"><a target="_blank" title="人工超知能が人類を超える" href="https://www.njg.co.jp/book/9784534053602/" data-wpel-link="internal"><img decoding="async" class="wp-image-17142 " src="https://www.njg.co.jp/wp-content/uploads/2016/03/63139e1701c6f1e9db0d8bf4d8770fa1-270x390.jpg" alt="『人工超知能が人類を超える　シンギュラリティ─その先にある未来』" width="173" height="275" /></a><figcaption id="caption-attachment-17142" class="wp-caption-text">『人工超知能が人類を超える　シンギュラリティ─その先にある未来』台場時生　著</figcaption></figure>
<p>現時点では、どんな専門家でも未来を正確に予測することは不可能だ。したがって私たちの関心は、「本当にシンギュラリティは来るのか、来るとしたらそれはいつ頃か」「人工知能は私たちにとって有用な道具か。それとも脅威か」「特異点後の世界に向けて、私たちはどうすればいいのか」といった問いにとどまることが多い。</p>
<p>しかし、某大学でロボット工学を研究し、ロボットがつくる未来社会に関心を寄せる台場時生氏は、前述した著書のなかで「人工知能導入や特異点突入のリスクについては十分に検討すべき」としたうえで、それだけではダメだとしている。次の問いをよく考えなければならないと言うのだ。</p>
<p><strong>特異点突入後の世界(その正体はまだわからないが)の到来を私たちは本当に望むのか</strong></p>
<p>そしてこの問いに答えを出すには、いつ来るか、敵か味方かなどと断片的に考えていては意味がなく、人類700万年、さらに言えば生物40億年の歴史を俯瞰する視点から検討しなければならないとも述べている。</p>
<p>つまりこの本で試みられているのは、「人類史と人工知能、ロボット、特異点の問題を一体的に捉え、人類の過去から未来までを総括する」ことなのだ。</p>
<h2>人工「超」知能は人類の一生にとってどんな意味を持つのか</h2>
<p>著者は、特異点とその後に登場するかもしれない人工「超」知能が、生物進化史や人類史にとってどのような意味を持つのかについて、脳科学(意識とクオリア)、哲学(「なぜ生きるのか？」)、生命科学(ビッグバン～生物進化)などの知見に言及しながら議論を進めている。読者はシンギュラリティの技術的、社会的側面にとどまらない、広く、根源的な問いについて考えさせられる。</p>
<p>とは言え難解な本ではない。人類の進化の歴史をたどれば、人工「超」知能が出現する必然性と意義に気づくことがわかる。</p>
<p>たとえば、私たち人類は、知能と言葉、手を獲得した生物的進化を成し遂げたのち、「農業革命」「産業革命」「情報革命」という科学技術的進化のただなかにいることが示される。そして終章近く、人工知能の発展によって訪れるであろう「ロボット革命」、そしてポスト・ヒューマン(それがどのような存在かのヒントも示されている)の出現とシンギュラリティの先に目指すものについて、その可能性が議論されている。私たちの常識的な感覚を揺るがす刺激的な未来図だ。</p>
<p>ここに示される未来図のみを取り出したとき、にわかに納得することができない読者もいるだろう。しかし、読み進めるうちに、著者が言うように、進化の道のりや流れから見て十分な必然性を持つものだと感じられるのではないだろうか。</p>
<p>私たちが人工知能やシンギュラリティについて考えるとき、「人類の一生」という、きわめて大きなスケールを持つ問題と向き合うことになるのだ。</p>
<hr />
<p>&nbsp;</p>
<h4><strong>『人工超知能が人類を超える　シンギュラリティ─その先にある未来』台場時生　著</strong></h4>
<p><strong>【章立て】</strong><br /><strong> はじめに </strong><br /><strong> 序章　   シンギュラリティを前に</strong><br /><strong> 第１章　シンジュラリティがなぜ問題になるのか？</strong><br /><strong> 第２章　私たちはどこから来たのか？</strong><br /><strong> 第３章　科学技術の進歩と人類の進化</strong><br /><strong> 第４章　そして、人類のゴールへ</strong><br /><strong> 終章　   シンギュラリティ後の人類ビジョン</strong><br /><strong>おわりに</strong></p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
