超雑学 読んだら話したくなる世界史

発売日 2010.08.30
著者 宮崎正勝
判型 四六判/並製
ページ数 224
ISBN 978-4-534-04744-1
価格 ¥1,430(税込)

「クロワッサンが三日月型の理由」「メートル法はフランス革命で生まれた」など、現代では当たり前のシステムやモノ、コトも歴史の中から誕生しています。本書は歴史の流れに沿って、そのエピソードを紹介。思わず話したくなるネタと共に世界史もわかる本!

≪章立て≫
第1章 4大文明と巨大帝国の時代
第2章 一体化するユーラシア
第3章 大航海時代とヨーロッパの膨張
第4章 変貌するアメリカ大陸
第5章 ヨーロッパの世界制覇
第6章 20世紀の世界

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Contents

はじめに

第1章 4大文明と巨大帝国の時代

 約6500年前 クフ王のピラミッドをめぐる謎 014

 約5500年前 「ノアの方舟」の原型はメソポタミアにあった 016

 2600年前 本当にこれでいいの? 金と銀の交換比率が決まった理由 018

 数千年前 結婚式の三三九度も古代インド文化の影響の1つ?  020

 3000~3600年前 「酒池肉林」で殷を滅ぼした紂王 022

 前1200年ごろ 「トロイの木馬」は10年戦争のラストに登場 024

 前1000年ごろ~ イェルサレムが3つの宗教の聖地となった理由は?  026

 前480年 サラミス湾の英雄テミストクレスの悲劇 028

 前400年ごろ ソクラテスを死刑にした大ざっぱな裁判制度 030

 前270年代 地球の大きさは最初どうやって測られた?  032

 前200年代初め 始皇帝の出生のヒミツ 034

 前140年代~ 中国皇帝は時を支配した。「元号」はその名残 036

 1世紀ごろ~ シルクロードはどのように延びたのか?  038

 前50年ごろ いまも暦に残るローマ皇帝の虚栄心 040

 前30年ごろ ローマの英雄を次々と手玉にとったクレオパトラ 042

 前30年ごろ~ 「塩」はサラリーの語源?  044

 前1世紀ごろ 数え切れなかったローマの休日 046

 500年代 なぜ西暦(A.D.)がラテン語で、紀元前(B.C.)が英語?  048

 600年代初め 大運河を建設した隋の煬帝の華麗な生活 050

 700年代半ば 1300年前に国際舞台で活躍した日本人 052

 コラム ソーセージ禁止令を出したコンスタンティヌス1世 054

第2章 一体化するユーラシア

 600~700年代 アラブ人が大帝国を建設できたワケ 058

 700年代末 イスラーム世界で倭国がワクワクと呼ばれたワケ 060

 800年 「カール大帝の戴冠」に隠された教皇の意図 062

 1000年代 イスラーム帝国を乗っ取ったトルコ人 064

 800年代後半 「ロシア」とヴァイキングの意外な関係 066

 1070年代 ノルマンの征服を物語るロンドン塔 068

 1000年代末~1200年代 武装巡礼だった十字軍と病院・宿屋の起源 070

 1200年代初め イタリア諸都市を勃興させた第4回十字軍 072

 1200年代~ モンゴル騎兵により生まれたハンバーグ 074

 1200年代後半 日本に迫っていた世界史の大変動 076

 1300年代半ば ペストの大流行で衰退したヨーロッパとエジプト 078

 1300年代後半 一代で大国を築いたティムールの驚異の人物像 080

 1400年代半ば トルコ艦隊山を越える 082

 1400年代後半 イギリス王室の紋章に隠された痛々しい歴史 084

 1400年代半ば ドラキュラ伯爵の実像は?  086

 1480年代 幻に消えたダ・ヴィンチのイスタンブル架橋計画 088

 コラム 地名に見るゲルマン民族大移動の痕跡 090

第3章 大航海時代とヨーロッパの膨張

 1400年代初め 大航海時代を切りひらいたのは実はアラブ系の漁船!? 094

 1450年代~ 活版印刷機ができたために宗教改革が激化した!? 096

 1500年代~ 「タバコを吸ったら死刑」という国もあった 098

 1400年代末 アフリカ大陸の最南端はなぜ「喜望峰」と名付けられた? 100

 1490年代 生涯ジパングを求めたコロンブス 102

 1500~1600年代 魔女狩りは実はインテリが煽っていた! 104

 1500年代初め ヘンリー8世の6人の王妃とイギリス国教会の誕生 106

 1580年代 スペインの無敵艦隊が英国の小型船団に敗れたワケ 108

 1500年代半ば 新大陸産の「銀」はアジアにも影響があった! 110

 1600年代前半 木星の衛星はかつて「メディチ星」と呼ばれた! 112

 1630年代 オランダを揺るがした魅惑の花チューリップ 114

 1600年代半ば 国益のみを求めたクロムウエルだったが… 116

 1680年代~ コーヒー店から生まれた世界最大の保険会社 118

 1860年代 クロワッサンとウインナ・コーヒーの起源は同じ 120

 1700年代初め 「ヒゲ税」を徴収したロシア皇帝 122

 1700年代初め 「内閣制度」が誕生したなさけない理由 124

 コラム アラビア語源の英語が語るイスラーム文明の先進性 126

第4章 変貌するアメリカ大陸

 1500年代初め 病原菌が征服した新大陸 130

 1500年代 パリをしのぐほどだったアステカの首都 132

 1500~1600年代 征服の原動力となった黄金郷(エル・ドラド)伝説とは 134

 1620年代 わずか24ドルで買い取られたウォール街 136

 1400年代末~ 海賊の海から砂糖の海となり世界史を変えたカリブ海 138

 1770年代半ば アメリカで薄いコーヒーが飲まれる深~いワケ 140

 1800年代初め アメリカ国歌のメロディーはイギリスの恋の歌 142

 1810年代 ヨーロッパ人の痕跡が残るラテン・アメリカの国名 144

 1800年代半ば ジーパンを誕生させたゴールドラッシュ 146

 1860年代 なぜ南部は南北戦争を引き起こしたのか?  148

 1860年代 アラスカをまんまとアメリカに売ったロシアだったが… 150

 1870年代 フランスは、なぜアメリカに「自由の女神」を贈った?  152

 1860年代 ヨーロッパの大不況の受け皿になったアメリカ西部 154

 1890年代 米西戦争により米国は海洋帝国へと変身! 156

 コラム カードの絵札は身分制を象徴した。では、ジョーカーは? 158

第5章 ヨーロッパの世界制覇

 1700年代~ 紅茶船のバラストとして運ばれたティーカップ 162

 1600~1700年代 キャラコのコピーづくりが産業革命を生んだ 164

 1790年代 フランス革命も新しい暦と時計はつくれなかった 166

 1700年代末 フランス料理が美味しいのもフランス革命のおかげ 168

 1790~1820年代 58人中42番だったナポレオン 170

 1800年代初め 蒸気自動車は遅すぎてウケなかった 172

 1800年代初め ナポレオンをコケにして大儲けしたロスチャイルド 174

 1810年代 ウィーン体制をつくったメッテルニヒの意外な苦悩 176

 1840年代 アヘンに助けられたイギリスとアヘンに泣かされた清 178

 1850年代 クリミア戦争と「白衣の天使」伝説 180

 1850年代 新型銃の導入が大英帝国繁栄のきっかけ?  182

 1800年代後半 アジアを制覇したイギリスのエンパイア・ルート 184

 1800年代半ば イタリア統一で大活躍した赤シャツ隊長 186

 1810年代後半 ディズレーリの大借金がイギリスを躍進させた 188

 1800年代後半 パリ大改造とマーガリン誕生は同じ起源 190

 1870年代 乱暴者ビスマルクが成したドイツ統一 192

 1800年代末 鋼鉄時代のシンボル世界一のエッフェル搭 194

 コラム キムチも明太子も日本から伝わった唐辛子でできた 196

第6章 20世紀の世界

 1910年代 偶然、引かれた第一次世界大戦の引き金 200

 1910年代 つくられた英雄? アラビアのロレンス 202

 1900年代初め 古代ローマを利用したムッソリーニのイメージ戦略 204

 1920年代 好景気のアメリカでなぜ禁酒法が生まれたのか 206

 1920年代~ 世界恐慌をきっかけにドルが大出世! 208

 1930年代 最初のスチュワーデスが看護師だったワケ 210

 1930年代 ヒトラーは自動車事業で人々の心をつかんだ 212

 1930年代 なりゆきで嫌々始まった第二次世界大戦 214

 1940年代 戦時色が濃かった国際連合の成り立ち 216

 1900年代初め インド独立の父ガンディは鉄道が嫌い 218

 1950~60年代 アフリカ諸国の国旗に緑・黄・赤が多いワケ 220

 コラム 世界史を大きく変えたアイルランドの大凶作 222

著者プロフィール

宮崎正勝

みやざき・まさかつ
1942年生まれ。東京教育大学文学部史学科卒。都立三田高校、都立九段高校教諭、筑波大学講師、北海道教育大学教授などを経て、現在はセミナー等の講師として活躍中。『早わかり世界史』『地図と地名で読む世界史』『世界史を動かした「モノ」事典』(以上、日本実業出版社)、『イスラム・ネットワーク』(講談社選書メチエ)、『ジパング伝説』(中公新書)、『世界史の海へ』(小学館)など著書多数。

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