手をたたきながら頭上に投げたボールをキャッチする

1人でもできるトレーニングです。ボールを頭上に投げたら、空中にある間にすばやく手をたたいて、落ちてきたらキャッチします。1回たたけたら、5回を目標に手をたたく数を増やします(ボール投げを3回から10回を目安に繰り返します)。

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同書96ページより

ワンバウンド&ノーバウンドキャッチ

親子でできるトレーニングです。まず子どもが頭上にボールを投げます。目の前の親は左右どちらかの手を上げます。子どもは、親の左手が上がったのを確認したらボールをワンバウンドさせてからキャッチします。

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同書76ページより

反対に、親が右手を上げたらノーバウンドでキャッチします。右か左を見極めて認識し、どのような動作をするのかを瞬時に判断するトレーニングです。慣れてきたら、キャッチする前に手をたたくなど、難易度を上げるのもいいでしょう(3回から10回を目安に繰り返します)。

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同書77ページより

トップアスリートも取り入れている!

『運動神経のいい子に育つ親子トレーニング』には、以上のようなメニューがたくさん紹介されています。一つひとつの所要時間は短いので、多種多様なトレーニングを行うことがおすすめです。繰り返しになりますが、コーディネーショントレーニングは脳を活性化させるのが目的。「できる、できない」は問題ではありません。できなくても繰り返し行なうことが効果を生むのです。

コーディネーショントレーニングは、頭と身体の連動性や集中力の向上、ウォーミングアップなどを目的に、トップアスリートたちにも取り入れられています。神経系が発達する「ゴールデンエイジ」の子どもたちにとっては、さらにおすすめのトレーニングです。親子で楽しく、運動しましょう!