この記事を書いているまさにそのときに就活を行なっている16年卒業予定の学生のみなさんはご存知かと思いますが、8月から新卒採用の選考活動が開始されます。

「“個別面談会”と称してフライングで実質的な選考を既に始めており、8/1は最終面接を実施」という企業もあるようですが、基本的には「これから面接がはじまる」という人がほとんどだと思います。あるいは「ESの時点で突破できていないので、秋採用に望みを託す」という人や、先んじてスタートを切ろうとしている17年卒業予定の方もいるかもしれません。

さて、選考にあたってまず間違いなく求められるのが「志望動機」と「自己PR」。そのうち、志望動機はすんなり話せる(or書ける)のに、自己PRについて悩む人はことのほか多いようです。困ったあげく、「能力があるように見える自己PR」をでっちあげ、あっさり見破られて討ち死に……という学生も後を絶ちません。

そこで今回は、「企業がうんざりする自己PR」と「有効な自己PR」、そして「面接のときに心がけたいこと」について見てみましょう。

企業側は、こんな自己PRにうんざりしている

企業側がうんざりする自己PRの1つに「自慢話だけで終わる自己PR」があります。

まず前提として、企業は単なる「すごい話」や「がんばった話」、もっといえば「自慢話」を求めているわけではありません。

たとえば、自己PRの定番としてよく使われる「バイトリーダー(orサークル代表など)として活躍した」という話。「リーダーシップがある」「先頭に立って物事を自主的に進められる」などをPRできる……志望者側はそう思うかもしれません。

しかし、面接官が本当に知りたいのは単なるエピソードではなく、「本人がそこから何を学んだのか、そしてそれが今の自分にどう活かされているのか」です。いくら華々しい結果をのこしたエピソードであっても、そこから「志望者固有の良さ」を見いだせるような内容でないと「へえ、がんばったんですね」と受け取られて終わってしまいます。

また、本来面接やESは「自分を売り込むためのもの」なのに、なぜか志望者のほとんどが同じフレーズを使ったPRをしてくる……、こういうのも企業側がウンザリするもののひとつです。

例えば「潤滑油」。機械メーカーや重工業系の企業以外では就活とまったく関連なさそうな単語ですが、「調整能力がある」「コミュニケーション力に優れ、人間関係を円滑なものにできる」というアピールをしたいがためによく使われているようです。もはや半分ネタとして扱われている部分もあるのでしょうが、検索エンジンで「潤滑油」と入れると、組み合わせる言葉の候補として「就活」がでてくるのも、その証左といえるでしょう。

この手のフレーズを使ったPRに対しては「また、このタイプか……」「最後まで聞かなくてもわかる」「むしろ聞き飽きてるから、その先は喋らないでくれ」と、同じような話を続けて聞かされるためにいい印象を持たない面接官(あるいはESを読む担当者)が多いようです。

そもそも、自己PRとは「自分は“その他大勢の面接者”とは違う」という売り込みをするためのものです。そこで「定番フレーズ」を使った自己PRをするのは「自分は“その他大勢の面接者”と一緒です」と宣言していることに他なりません。

では、どういう自己PRが「ウケる」のか

前の項目では「企業側がうんざりする自己PR」について述べてきました。そうなると知りたくなるのは「じゃ、どういうPRがウケるのか」でしょう。