人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、本当?と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩
(もりおか ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。
一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめている。
著書は『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など多数。
高校野球に関するブログ“半地下の書斎から”も好評執筆中。

(著者ホームページ)
http://home.r01.itscom.net/morioka/myoji/index.html

(著者「高校野球ブログ」)
http://officemorioka.blog.so-net.ne.jp/

名前に使える漢字が増える

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2017/10/16 17:52

ki

9月25日、法務省は人名用漢字に「渾」を新たに追加して計863字とする改正戸籍法施行規則を施行した。

理由は、子どもの名前に「渾」を使って出生届を自治体に出したところ受理されなかった親が家庭裁判所に不服の申し立てをした結果、受理を命じる判断が確定したことによる措置。こうした司法判断を受けての追加は、2015年の「巫女」の「巫」以来である。

戸籍法では、子どもの名前は「常用平易な文字を用いなければならない」と規定されており、使用可能なのは平仮名と片仮名、常用漢字(2,136字)と施行規則で定める人名用漢字だけ。それ以外の漢字や英数字は、名前として登録することはできない。

なお、人名用漢字は漢字の使用状況などを受けて見直している。「萌」「遼」「翔」など、今では一般的に使われている漢字も人名用漢字として認められたのは意外と新しく、40代以上ではこうした漢字を戸籍に登録することはできなかった。

ただし、戦前にはこうした規制はなかったことから、明治時代や大正時代の資料をみると、変体仮名や極めて難解な漢字を使用している人も多い。現在でも70代以上の方には、こうした漢字を使用している人もいる。

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