人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。

しかし、本当?と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。
交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩
(もりおか ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。
一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめている。
著書は『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など多数。
高校野球に関するブログ“半地下の書斎から”も好評執筆中。

(著者ホームページ)
http://home.r01.itscom.net/morioka/myoji/index.html

(著者「高校野球ブログ」)
http://officemorioka.blog.so-net.ne.jp/

「鬼平」最終回

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016/12/19 10:25

TV版「鬼平犯科帳」最終回を飾った「雲竜剣」(画像は文春文庫「鬼平犯科帳」15巻、文藝春秋 刊) TV版「鬼平犯科帳」最終回を飾った「雲竜剣」(画像は文春文庫「鬼平犯科帳」15巻、文藝春秋 刊)

1989年から続いてきた二代目中村吉右衛門主演の人気時代劇「鬼平犯科帳」(フジ系)が、先日の放送で終了した。

このドラマが終了した最大の理由は原作が無くなったこと。「水戸黄門」を始め、人気の時代劇は原作がなくなると、脚本家が新作を書いて放送を続けることが多い。しかし、「鬼平犯科帳」は作者の池波正太郎が新作をつくらないことを希望しており、制作サイドもそれを尊重して、原作の終了をもって150本でドラマを終了させた。

最終回となったのは、文春文庫版では第15巻にあたる「特別長編 雲竜剣」。ドラマには作中でおなじみの「一本うどん」も登場した。

ところで、主人公の「鬼平」こと長谷川平蔵を、銭形平次などと同じく架空の人物と思っている人も多い。しかし、長谷川平蔵はれっきとした旗本で、実際に火付盗賊改をつとめていた。

池波正太郎は、平蔵とその周辺の人物については、資料をもとにかなり事実に基づいた設定をしており、平蔵の妻久栄の実家大橋家も『寛政重修諸家譜』に掲載されている。もちろん、役宅の場所など事実と違う点も多いが、主人公の周辺を事実で固めていることで、この作品のリアリティが出ているといえる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

ページのトップへ